diary

機械屋さんのお米育成日記

五味機械産業では、土作りから美味しいお米を作る自然農法である「カルテック栽培米作り法」で作る、御殿場産コシヒカリの育成記録をブログ形式で更新していきますので、お米作りをされている農家様は是非ご覧ください。

また、生粋のカルテック栽培法とそこから派生する栽培方法の確立として、カルテック栽培法+独自理論を融合させた”ネオ・カルテック栽培法”を研究してみるといった事にもチャレンジしていきます。
それ以外にも、新しい機械の導入に関する”使用者としてのコメント”や、機械・機器のオリジナルカスタム作製秘話?や、この機械”こんな使い方をしたら上手くいった”等の裏ワザ特集など盛りだくさんの内容でやっていけたらと思います。

不定期更新です

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2020.06.10

バケツ苗実験のその後

はい!こちらはバケツ苗実験の様子です。

田植から約10日経過したバケツ苗実験の圃場!?の様子です。
まあ…バケツ苗と言っても、植えられた苗からしたら立派な圃場ですよ?笑わないでくださいね。

お互いに1本だけ植えた何とも頼りないバケツ苗の写真。
田植から10日経っているというのにほとんど成長していない!若干草丈が伸びたかな?という程度。(笑)
雨が降ったら水没して苗が溶けてしまうのではないか?という位弱々しくひょろひょろしていますね(笑)

一応この観察を楽しむためにはルールと設定を知らなくてはなりません!
VIPバケツ苗と命名した(笑)左側の写真の圃場は、苗床の土に100%育苗用培土を使用し、上・中・下段に軽くコシヒカリ専用マップ055を適量?散布した超温室育ち用の実験圃場として用意してみました!
続いて庶民バケツ苗と命名した(笑)右側の写真の圃場は、苗床の土は100%茱萸沢の圃場の一角より採取した極普通の土に、元肥を与えないカルテック栽培にて生育させる過酷な環境で生育させようと思います。

ここまで対照的な設定って韓国ドラマによくある”大富豪と庶民”的な設定に似ていませんか?(笑)
この対局とも言える環境で隣り合うバケツ苗は、一体どのような結果をもたらすのかじっくり観察してみよう。

田植日 5月21日
写真の様子 6月1日

VIPバケツ苗の圃場
現在は庶民バケツ苗に一歩遅れを取る展開!さあどうなる!?

庶民バケツ苗の圃場
肥料を与えてもらっていない庶民バケツ苗が一歩リード!何故だ~~~!

2020.06.08

和樹の箱庭圃場の田植えから3週間弱経ちました。

和樹の箱庭圃場は田植から3週間弱経ちました。

ガス抜きの為の中間干しも終わり、また浅水管理で成長の様を見ていこうと思います。
この圃場もそうなんですけど、真面目に土作りをした圃場ってホント良い葉色で推移しますね。( ゚Д゚)<イイネ!
少しずつですが、分げつも出始めてこの後この圃場を覆いつくすくらいのワサワサとした状態になるでしょう!
この圃場はいつ頃分げつ肥を撒こうかな?( *´艸`)<分げつ肥散布語が一番面白いもんね♪

目安は田植から30日以上経過していることと、出穂の-50日が適正散布時期ですからね。
5月20日田植だから…予想出穂日は8月10日ゴロとの予想!すると、分げつ肥の適正散布時期は6月20日頃。
分げつ肥散布までに何本まで増えるのか?日々の観察も実に楽しいです。

和樹の箱庭圃場
中間干しを終えて浅水管理で再スタート!

2020.06.08

キヌムスメの田植えから5週間経過しました

はい!こちらはキヌムスメの試験栽培圃場の様子です。

分げつ肥の硫安は散布していないんですけど、相変わらず葉色もしっかり出ているし分げつも絶好調という感じで推移しているキヌムスメの試験栽培圃場。土作りしっかり頑張りすぎたかな?(笑)

さあ!そんな絶好調なキヌムスメの圃場も田植えから5週間が経過し、中後期の除草剤を散布しようかって時期になってまいりましたので、ここいらで一回中間干しを行って土中のガスをガツンと抜いてやろうかって感じです。
水の重さが地表にある状態では中々ガスは抜けませんからね~♪水の重さから解放して今後の分げつ促進の為にも一度完全落水状態にして、土を剥き出しにしてやればガスも抜けやすくなるというものです。

そんなわけで中後期の除草剤を撒く直前の今だからこそ!水が要らない時期なんですよね。

ネコみみ立てた!散布予定の圃場
葉色も良いし、分げつも相変わらず順調なんですよね。なんでだろ~?なんでだろ~?

ネコみみ立てた!を散布しない予定の圃場
写真に写っているエリアが毎年ヒエだらけなんですけど、今年はしっかり押さえて順調そのもの♪

この圃場は自然水利の圃場なんですけど、あんまり雨が降っていないから川の水も凄く少ないんですよね。(-_-;)
一度落水しちゃうと、この後に散布する中後期の除草剤を撃つ為にまた全力で水を入れなきゃならない…。
とは言っても、この時期の落水を逃してしまうと中干まで水を切るタイミングもないからね…やるしかないな。

瀬木板を外してしまえば早いもんですよね。(;'∀')
自分が気を付けている中間干しのポイントは”地割れをほぼさせない程度軽く干す”って感じです。
中干しについてもまた後日触れますが、稲の横根が分げつを担う根っこなので、中間干しで横根をいじめ過ぎちゃうと分げつが悪くなっちゃうので、ガス抜きを目的とした中間干しなので、2~3日程度軽く干してガスがある程度抜けたらそれで良しとしています。

ここからの稲の生育が良くなるのは分かり切っていますが、ほんの少しの手間で稲は良くなるんですよね。

ネコみみ立てた!を散布しない予定の圃場
水が見えている所なんかお構いなし!これ以上干したら良い事無いので、写真撮影後に早速水を入れます。

ネコみみ立てた!を散布しない予定の圃場
大体こんなイメージって言ったらいいかな?ガス抜け穴が見えて、ほんのり地割れしたらもうこれ以上の落水は逆効果。

2020.06.08

カルテック栽培(密苗)の田植えから3週間経過しました。

カルテック栽培(密苗)の田植えから3週間経った様子です。

少しずつですが分げつもしており、段々にぎやかになってきましたね!
周囲の田んぼに目をやると…かなりにぎやかですね~♪この圃場は周囲に比べて田植えが遅いのもありますけど、相変わらず出遅れてる感は満載ですが、分げつ肥を撒いてからの巻き返しが面白いカルテック栽培ですからね~♪

来週あたりには分げつ肥の硫安を散布する頃かな?
そろそろ散布する硫安の調達もしなきゃいけないし、現在の分げつ数から割り出して予想散布量と、それに伴うカルテック栽培の総反別数から購入する硫安の総量も割り出さないといけませんね。

ま~しかし、今年は仕事が忙しい!忙しい!
例年なら田植えが終わって一段落すると、修理・商談関係の仕事は一息つける感じなんですけどねぇ~。
修理も商談も全然途切れる気配がないところへ、農業の質問するお客様が最近よく来るようになりました。(笑)
だって6年前の今頃って、自分でもビックリする位農業の事何も知らなかったんですよ?
分げつ肥を撒く云々だって…「ところで分げつって何ですか?」って質問をしに行ったくらいですからね!(笑)
カルテック栽培の場合、田植後○○日~って話ではなく、予想出穂日から起算してマイナス○○日に何をするって感じなので、稲の慣行栽培も全く知らず、いきなりカルテック栽培にチャレンジしたのも無茶苦茶ですが、分げつも知らなきゃ出穂日という意味すら分からず農業を始めたんだから無謀にもほどがあるな~って。あははは(笑)
あっ!もちろんですが、出穂日(しゅっすいび)の読み方も知らなかったのは言うまでもない!キリッ( ゚Д゚)

それを一から優しく教えてくれた仁杉の○○さん!本当にお世話になりました!(もちろん現在もお世話になっています)今では楽しく農業談議が出来る程になってきましたのも○○さんのお陰ですよ!

今でも稲の様子をじっくり見る度に、あの時いっぱい教えてもらったから今があるんだよな~って。( *´艸`)

カルテック栽培(密苗)
ゆっくりではあるもののカルテック栽培らしい順調な分げつをしておりますな!

2020.06.06

和樹の箱庭圃場のガス抜きをします

和樹の箱庭圃場は遅れて投入した昨年の稲藁をすき込んだわけですが、間違いなく凄いガス湧きになっているだろうという事で、分げつ肥を撒く前に田面の水を落水させて中間干しを行ってみました。

正直ココまで見事に穴だらけになってくれると嬉しいじゃないですか!
この穴の数だけ土中にガスが溜まっていたってことですからね!まあ当然これだけで全てのガスが抜けた訳では無いんですけど、途中途中でガスは抜いた方が根の生育が良くなりますし、強いては葉や茎も元気になりますからね!アルム純EXの効果を増幅させる意味でもこの中間干しはかなり良い効果をもたらすんじゃないかな?

落水したと言っても数日水を入れなければこの通り水は干上がりますし、先日散布したアルム純の効果は土中に吸収され、その後稲が段階的に吸収されるので問題は全くありませんよ。

ガスが大方抜けたらまた浅水管理で分げつを促そうと思います。

和樹の箱庭圃場の中間干し
見事なガス抜け穴!これだけ土中にガスが溜まっていたら良い生育をするわけがない!
人間だってお腹にガスが溜まっていたら良い事ありませんしね~屁は出すに限りますな!

2020.06.03

和樹の箱庭圃場にブーストアップ!

さてさて…和樹の箱庭圃場は色々な資材を入れたり鶏糞を入れたりと、糞なだけに糞真面目に土作りをしたんですがね、更に良い結果をもたらすべく禁断のアレを突っ込んでブーストアップしてやろうかと思った次第です。
フフフ…禁断のアレとは”アルム純EX"という植物用の活根剤で、全ての植物に使える超万能活根剤なんです。
庭木もガーデニング植物も畑作物も水稲の苗だってなんでもOKです。しかもですよ?魚が泳ぐ水草水槽にそのまま入れても全く問題なしという安全性もお墨付きのアイテムなんですよ。成分は漢方薬の成分から抽出しているとのことなので、植物版のユンケルってところですね(笑)

基本的には500倍~1000倍に希釈して使うので原液1Lもあれば相当使えるわけですよ。
さてさてこの超強力な活根剤のアルム純EXは、当社のお店の水槽で凄い効果は試してあるんですけどね、ぶっちゃけ「マジっすか?」ってレベルの利き具合なんですよ。(笑)←いやマジで凄いんですって!!
お店の水槽の水草なんですけど、これが中々定着(活着)してくれなくって、新しい水草を買って来て植えても何故か水草が溶けてしまうという謎の現象で困っておりました。

アルビノセルフィンプレコという水槽の壁面に付いた苔を食べてくれる大変便利な魚がいるんですけど、コヤツが夜な夜な暴れて植えた水草を抜いてしまって、毎朝水草用のピンセットを使って植え直しをするという日々のルーティーンがあったくらいだったんです・・・。(恐らくこれが水草が溶けてしまう原因だったのかも?)

が!このアルム純を入れてからというもの…根の張る速度が異常に早くなったせいか、水草があまり抜けなくなったと同時に、水草の成長スピードも飛躍的に上がって”新たな水草を買って来なくても大丈夫になった”という嬉しい現実が待っておりました。(笑)
まあ…嬉しい事ばかりではなく、このアルム純EXのお陰で水草が元気になり過ぎて、水草のトリミングをしなければ水槽内がジャングルになってしまう(笑)という副産物も発生しましたが、水草が持っている本来の元気を取り戻したのでコレはコレでありでしょう!(もちろん魚には全く悪影響は出ていませんよ)

自分で使ってみて効果を実感しているアルム純EXを、和樹の箱庭圃場に入れてブーストアップしてみようかと。
自分でもその効果が移植後の稲にどのような影響を与えるか見たい気持ちもありますし、何よりも息子の喜ぶ顔が見たい!良い生育をしたら誰だって嬉しいじゃないですか( *´艸`)い~ひっひっひっひ♪

和樹の箱庭圃場にちょっぴり細工を♪
現在、分げつ肥は散布していないけど順調に生育していますね~

2020.06.02

カルテック栽培(密苗)の田植えから2週間経過しました。

カルテック栽培(密苗)の田植えから2週間経った様子です。

苗もしっかり活着したけど…葉色は相変わらず上がってこないこれぞカルテックですね!(笑)
植えられた苗の立ち姿はしっかりしたもので、体全体も少しずつ大きくなりながら順調な生育をしております。
頑張って根を張って、地力窒素を食べながら分げつ肥が散布されるその日までゆっくり成長してね~♪

5月25日の中間報告から比較してみると明らかに草丈も伸びて、順調な生育をしているのが見て取れます。
とは言っても、元肥有の圃場と比較してしまうと凄く寂しく見えますが、コレに見慣れないとカルテックは出来ません。今はただしっかり根を伸ばすことだけに集中してくださいな。

カルテック栽培(密苗)
葉色は薄いですが、シャキッとした立ち姿で順調な生育をしていますね。

2020.06.02

さあ!こちらはバケツ苗実験です!

昨年、高根の農協さんのところで面白いものを発見しましてね。エヘヘ
お店のすぐ横にあるプラスチック製の大きなバケツで稲を育てる実験を行っているではありませんか!
それはそれは立派な株になっていましてね~「こりゃ~凄い株だ!」と思ったと同時に、なんて面白い遊びなんだろう!(笑)と思ってしまったので、コレはもうやってみるしかないじゃないですか!

このバケツ苗も2パターン楽しんでみようかと思います。
パターン1は苗床の土として育苗用培土を使用するんですけど、コレにプラスして全層肥料にコシヒカリ専用マップ055を適量(適当?)をばら撒きながら肥料の有る層と無い層でサンドイッチにしながら基肥を与える栽培方法で生育観察。(育苗用培土には肥料がしっかり入っている状態に追加で肥料というVIP待遇っすよ)
パターン2は苗床の土には田圃の土をそのまま使い、元肥無しで作るカルテック栽培でのバケツ苗実験という形で生育の違いを楽しみながら観察してみようと思います。

さてさて、この苗床育苗用培土ってのは粗粒状(化成肥料とほぼ同じ)の形をした”水はけと根張りの良い”形状をした土を、穴だらけのオイル缶に敷き詰めたところで水が溜まる訳がないので、代掻きの仕方などに工夫をしないとバケツ苗実験は始まる前から失敗の終わってしまうわけですよ。(笑)

という訳で、今年熱く語った硬い代掻き理論をこの小さなバケツ苗実験でも行ってやろうという事になりましてね、オイル缶の中に入れた土の表層4cm位を取り出しまして、プラスチックバケツに少量の水を入れてしっかり練ってやったわけですよ。硬い代掻き理論の真骨頂は”土中は荒く、表層は粒子を細かく”という代掻きを行うことで、”根張りが良く余計な水は抜けるが、水は土の表面で保たせる”という代掻き理論なので、育苗用培土を使った豪華なバケツ苗実験にはもってこいじゃないっすか?(笑)

底辺に培土を入れて、その上にバラバラとコシヒカリ専用マップ055を適量撒いて、また培土を敷き詰めて…これを繰り返す事4層!最終仕上げは良く練って粒子を潰した育苗用培土で蓋をするような感じでギュっギュっと押さえつければVIP圃場の出来上がりっすよ。(笑)

水はこの表層の土で保っているだけなので、この表層の土を壊さないように慎重に水を入れてみると…エヘヘ♪大成功!しっかり水を保持しながら余計な水は抜けるという理想的な圃場状態が整いました!

ここに植えるは2.3葉期の苗を1本だけ植えてその生育と生き様を追っていきます。(笑)
あっ!因みに田植日は5月22日に行っております♪

ヤンマーのオイル缶に水抜き穴を♪
この水抜き穴が無くては水管理できませんからね~。
穴の数が合っているかどうかは分かりません!キッパリ

床土には育苗用培土を♪
まあ…当社で扱っている育苗用培土ですからねぇ~相性が悪いわけはないですよ。(笑)

2020.06.01

キヌムスメの田植えから4週間経過しました

はい!こちらはキヌムスメの試験栽培圃場の様子です。

おかしい…分げつ肥すら撒いていないのにグングン葉色が上がっているではありませんか。
分げつも順調で、このままの調子で行ったら分げつ肥を撒かなくてもいいんじゃないか?という状態になるかもしれません。カルテック栽培の講習会で、土作りが進んでいくと”分げつ肥を撒く必要がなくなる”という話は聞きましたが、まさかもうその領域に足を踏み入れてしまったのでしょうか?(笑)

さて、そろそろ2回目の除草剤散布の時期ですが、写真左下の圃場は非常に水持ちの良い圃場で、毎年除草剤がよく効いてくれる圃場なので、あえて初期の除草剤を撒かないで様子を見てみたんですけど、やはり無防備だと駄目ですね…クリンチャーでヒエ潰しをしながら中期の除草剤という体系を組んで処理しないと、真夏にやる羽目になる地獄のヒエ抜きをする羽目になりそうです…。(-_-;)
写真右下の圃場は水持ちがそれほど良くはない圃場で、毎年ヒエ対処に苦労する圃場なんですけど、代掻きのやり方を変えたことで昨年よりも水持ちも良いようですし、初期の除草剤がしっかり効いて良い感じに封じ込められているようですが、初期除草剤散布をした圃場の方が若干分げつが悪い様にも感じます。

稲にとっても除草剤は決して良いものではないという一つの結果かもしれませんね。
写真で比較しても除草剤未処理の圃場の方が分げつも葉色も良い感じになっていることは一目瞭然ですね。

ネコみみ立てた!散布予定の圃場
こちらの圃場は初期除草剤を散布していないのでヒエの姿がちらほら…(-_-;)

ネコみみ立てた!を散布しない予定の圃場
こちらは初期剤のマーシェットを散布したので、ヒエの姿はほぼ皆無で順調な滑り出しかな。

2020.06.01

和樹の箱庭圃場の田植えから10日経過しました

和樹の箱庭圃場の田植えから10日経過した様子です。

田植から10日経過したわけですが、葉色も若干上がり、葉と茎がシャキッと立っているのが見て取れます。
仁杉のカントリー上エリアと同じカルテック栽培での生育ですが、今年は良い感じの成長をしております!
やはり真面目な土作りをすると、それに対して稲もちゃんと答えてくれるんですね…。

昨年との大きな違いはやはり土作りをしたかどうかなんですけど、土作りって大事ですね~♪
筋トレをする場合、筋肉が喜ぶ成分である”たんぱく質”を摂取しながら筋トレを行うと効率よく筋肉が付きます。
稲も同じと考えると凄く分かりやすいと思いませんか?
稲が喜ぶ成分を予め土の中に入れ込んでやることで、根を伸ばしてその肥料分にたどり着くとその養分を吸って成長するわけですからね。ただし!これはカルテック栽培なので、株元にあらかじめ肥料を散布しておく栽培方法とは違う”後出しじゃんけん農法”なので、土作りはきちんと行っておくけど、元肥は与えない栽培方法をすることで”しっかり根を伸ばす特性”を稲自身に身につけさせます。

しっかりと大地(笑)に根を下ろし、土中の養分を吸ってシャキッと立つ姿は微笑ましく思えます。(笑)
今後の成長の様子も追いながらしっかり観察して楽しんでいこうと思います。

和樹の箱庭圃場(密苗・カルテック)
10日前とは明らかに違う稲の立ち姿!今年はどんな笑いと感動を与えてくれるのでしょうか?

2020.05.25

カルテック栽培(密苗)の田植えから10日経過しました。

カルテック栽培(密苗)の田植えから10日経った様子です。

これですよ!これ!カルテック栽培の醍醐味は”周囲から取り残された感満載の初期生育の悪さ!”この弱々しい初期生育こそが見たかったんですよ!(笑) 周囲の圃場を見ると基肥が与えられ、その肥料を吸って濃い葉色に変化しながらスクスクと成長していますし、順調に分げつしているのにカルテック栽培は殆ど変化なし!(笑)

さあ!今年もどの様なドラマが生まれるのか楽しみですね~♪
分げつ肥の散布は出穂の-50日が目安なので、まだまだ先です。
今年は田圃の水管理をスタッフの安木さんが頑張ってくれているので、昨年とはまた違った水管理となりますが、それがどの様な変化をもたらすかも注目ですね。

毎年、田植翌日の様子と、田植後1週間経過の様子も報告していたのですが、あまりにも変化が見られないので今年はその部分を無くしてみました…。(笑) とは別に、今年は恐ろしいほど仕事が忙しい!仕事に追われている内に写真を撮り忘れたというのは内緒のお話です。(笑)

カルテック栽培(密苗)
葉色も薄いですし、シャキッと立ってすらいない苗まである始末!どう変化するのか楽しみですね。

2020.05.25

キヌムスメの田植えから3週間経過しました

はい!こちらはキヌムスメの試験栽培圃場の様子です。

カルテック栽培なので、側条施肥機で基肥を散布した圃場ほどの勢いはないものの…コシヒカリの圃場と比較するとカルテック栽培っぽくない葉色と良い感じで分げつしてきているんですよね…謎だ。
基肥散布をする慣行栽培に慣れている方からすると、「こんな葉色と分げつで何言ってるの?」と思われるでしょうが、カルテック栽培で作る稲作りの視点で見ると、「何でこんなに良い葉色と初期分げつをしているのだろう?」と思うから面白いですよね。

ネコみみ立てた!は田植後40~50日経過した時点で散布する穂肥のようなので、このままもうしばらくは様子見で経過観察を楽しもうと思います。

ネコみみ立てた!散布予定の圃場
こちらの圃場は初期除草剤を散布していないのでヒエの姿がちらほら…(-_-;)

ネコみみ立てた!を散布しない予定の圃場
こちらは初期剤のマーシェットを散布したので、ヒエの姿はほぼ皆無で順調な滑り出しかな。

2020.05.21

和樹の箱庭圃場の田植えが終わりました♪

田植えが終わった和樹の箱庭圃場
う~ん…ちゃんと田植位置をマーキングしておいたのに曲がってるな…(-_-;)

1ヵ所3本植えで、植え深さ2cm以下という理想的な田植えを実施しました。

田植日:5月20日
使用苗:5月2日播種の密苗
株間:17cm・坪/65株
条間:30cm
田植方法:手植え
栽培方法:基肥無しカルテック栽培
土作り資材:稲藁・鶏糞・くず米・米ぬか・硫安・田畑の大将・ラクトバチルス

何か…こんな風に記載してあると凄く本格的に見えますよね?(笑)
まあ手抜きは一切なく本気で土作りも箱作りも頑張ったので良いんじゃないかな?
今年はどんな面白い成長をするのか?どのような物語が生まれるのか楽しみですよ(*'ω'*)
ちゃんと”硬い代掻き理論”に基づく代掻きを行っているので、代掻き直後の田植えでちゃんと植わりましたよ。

2020.05.20

箱庭圃場の荒代掻き→仕上げ代掻き→田植えをします

スコップを使った荒代掻きが終わった箱庭圃場
19日に荒代掻きは軽く済ませておいたので少し浮き藁がありますが、荒代掻きなのでこれで十分です。
荒代掻きが終わると圃場っぽくなるね!(笑)

剣スコップを使っての仕上げ代掻き工程
仕上げ代掻きは、水を減らした圃場の浮き藁を土の中に丁寧に差し込むイメージで細かく刺し込んで仕上げます。やはり土の練り過ぎに注意です。

昨年使っていた箱庭圃場の箱には水抜き穴が無かったため、雨水も全て溜め込んでしまう圃場条件だったため、春耕耘の際に表層からマイナス4cm~下は土が黒く変色していることを確認!さらに硫化水素ガス特有の刺激臭がした土なんですけど、箱を変え、通気性の良い耕耘を実施したところ…数日で黒くなっていた土の比率が下がり、土から発生した刺激臭も激減していました。

凄いですね…嫌気状態だった土を、荒く起こして好気状態に変化させたことで短時間で土が変化したんですよ?
箱庭圃場ってこういった発見があるから面白いわけですよ!ここで得た知識はリアル圃場でも応用が可能で、土作り資材として散布する有機物をどの様にして微生物分解させるかは耕耘方法と追加で散布する微生物資材(好気性菌or嫌気性菌)によって変化しますから、好気性菌は好気状態を出来る限り保ちたいので、出来る限り荒く耕耘耕耘する事で”土潰れによる通気性悪化”が少ない様に仕込みたいですし、逆に嫌気性菌は空気に触れたくないので細かく起こして数回の雨で簡単に土が潰れるような耕耘を心掛ければいいのかな。

おっと…本題から話がズレてしまいました。

箱庭圃場には自慢のトラクターEG334/N-specⅡを投入する事は出来ない(笑)ので、全て剣スコップによる手作業で箱庭圃場の荒代掻き→仕上げ代掻きを行うわけですが、この箱庭圃場の代掻きも松尾先生から教わった”硬い代掻き理論”をフル活用して作業を行っていきます。(作土下部は大きな土塊を残しつつ、作土の中間部は程々に土塊を崩し、作土の表層から5~6cmの深さまでは細かく仕上げる)
荒代工程は10cm程度の深さまで剣スコップを比較的粗め(ピッチ)にただ差し込むだけで作業を行い(土表面の藁を地中に差し込むイメージ)、仕上げ代工程はスコップの深度を5~6cm以上刺し込まないようにしつつ、”表層エリアに花泥を発生させるだけ&差し込み切れなかった藁を優しく土中に沈める”事だけに意識を置いて仕上げ代掻きを行いました。最終仕上げは和樹のホイールローダーで表面を馴らして終了です。(笑)

仕上げ代は和樹自身にやってもらいます。
和樹の玩具のホイールローダー!?を使って仕上げ代工程を行います!遊び要素も大事です!(笑)

最初の植え付けは和樹にやってもらいましょう!
どうですか?息子のこの笑顔!農業は笑顔が大事!嫌々やっていたらこんな表情は生まれませんよ?

仕上げ代掻きが終わったら、苗を移植するための最後の準備としてマスキングテープを使って”手植えポイントにマーキング作業”を行います。いやいやこれが重要なんですって!適当に植えてしまったら条間も株間もめちゃくちゃになって、生育斑になってしまいますからね!最後まで手は抜きませんよ~♪
今回用意した箱庭圃場のサイズは600mm×850mmというプラ船なので、条間300mmにすると奥行き方向では150mmづつなのでうまい具合に均等配分でき、株間170mmに設定すると横方向には5株植えられ、両脇に85mmづつ余る計算なので、ヤンマー田植機には無い株間設定の株間17cm・坪/65株という設定に落ち着きました。
理想とされる1株3本植えで、5株を2列植えて…たったの10株だけ植えられた小さな箱庭圃場ですが、昨年よりも2株だけ多く植えられたので、息子はとても満足していました。(笑)

和樹「去年よりも多く植えられたからお米いっぱい採れるね!」
自分「今年はお米2合はとれるかな?」
自分「今年も一緒に楽しくお米を作ろうね!」
和樹「うん!」

そうなんです…昨年の箱庭圃場の8株からは1.4合のお米が収穫できましてね、今年の母の日に「ば~ばにも和樹のお米を食べさせるんだ!」と言い出しましてね、妻に手のひらいっぱいのお米を炊いてもらっておにぎりにしてみんなで食べました。なんか物凄く特別な味がしました。( ノД`)シクシク…
5歳の息子が頑張って作った特別な稲を、手鎌で稲刈りをして、数日間物干し竿で天日干しして、稲の1本づつを手で脱穀して、遠心式籾摺り機のミニだっぷで3回通り籾摺りをしてやっと出来上がった特別なお米。
あまりにも特別過ぎて食べるのが勿体なかったお米を、和樹が「みんなで食べよう!」と言い出してくれました。

普段食べている自家製のお米もそうやって出来ているんだよな~って…。
機械を使うか使わないかで全然思い入れが変わるものだなって、5歳の息子から教えられた気分でした。

農業の原点は食べる事!即ち生きる事なんですよね。
命を育てて、やっと実ったその命をもらって自分が生きるわけですから凄く尊いものなんです。
日々の観察とお世話の中から学ぶことも多いですし、生長すると一緒に笑って、大雨が降ると一緒に心配して。
息子(6歳)に農業をやらせようなんて全然思っていないんですけど、自分自身が楽しんで農業をやっているせいか、その背中を見て勝手に興味を持って勝手に参加したいと言い出し、一緒に農業を楽しんでいる現実。(笑)

「息子が農業を継いでくれない…」と嘆く前に、農業の素晴らしさや、楽しさをちゃんと教えましたか?
「米なんか買って食った方が安い」と言い続けてきた結果、楽しさもやりがいも伝えてこなかったから継いでくれないんじゃないですか?いくらお金を積んでも”自分で作ったお米”だけはどこにも売っていないんですよ。

苦労してあれこれ考えながら土作りをして、新しい箱を買って加工して、忙しい合間に耕耘をやって…荒代掻きして、仕上げ代掻きやって…待ちに待った田植えの日です。
ここまでやってきた苦労と時間、これから始まる日々の水見(笑)を考えたら割に合いますか?
割り合う合わないじゃないんですよ…楽しいからやるんです。(笑)
下の写真はみんなで1株づつ植えた時の写真ですが、みんな農業が好きで楽しいって思っている人ばかり。
楽しく、和やかな空気感が伝わってきませんか?

みんなで一株づつ植えた楽しい田植えのワンシーン。
田植えって家族が集まってワイワイやっているあの風景が好きなんですよね。元々非農家の自分が農業を始めたら…好きな光景が自分の目の前で起こるって何か嬉しいですよね♪農業って良いですね( ´艸`)

2020.05.19

箱庭圃場の土を新しい圃場(箱)に移植します

今シーズン最後の田植えを終えてホッと一息…させてくれないのが我が息子の和樹(笑)
何かって、新しい箱庭圃場の箱の改造が終わっているのを知っている事もそうですし、リアル圃場の田植えが終わったのに、和樹の箱庭圃場はまだ代掻きすらされていないことに不満を持っているわけですよ(笑)

という訳で、田植え作業とトラクター&田植機等の下洗いが終わったら今度は和樹の箱庭圃場の田植準備開始!
今までの箱庭圃場の箱には水抜き穴が無いので、”水は蒸発する以外一切水が減らない”というある意味夢の様な?圃場条件(降ってくる雨だけで水の補給は事足りる)だったんですが、耕耘後も圃場は全然乾かないので困ってしまうし、水が湧いてくるわけではないが、作りが浅い超湿田(耕盤まで15cmでほぼいつも土が湿っている)というへんてこりんな圃場環境だったわけです。(笑)

出来れば自然減水1cmはしてほしいので湿田気味(乾き過ぎても水供給は水道水なので…ねぇ…。)ではあるけれど、乾かす時にはちゃんと乾く圃場条件になったらいいな~♪なんて願いを込めて作った新しい箱庭圃場に土入れをし、昨年収穫された箱庭圃場の稲藁を手鎌で切断しながら土の上にまぶし、剣スコップで耕耘をしたのが写真左下の小さな圃場ですが、土塊を残しつつ”耕耘のし過ぎ”に注意をしながら耕耘してみました。

藁多過ぎじゃね?って思うかもしれませんが、元々この圃場で収穫された稲藁を全量投入しただけなので多いわけでも何でもないんですが…でも藁が多く見えますよね(笑)
耕耘の仕上げは100円shopで買ったおもちゃのホイールローダー?を使って和樹が仕上げをするそうですよ?
耕耘・代掻きに使う?ホイールローダー?には爪楊枝とセロハンテープで組んだ櫓が付いた不思議なホイールローダーはGPS付き?だそうで、なんでも直進アシスト装置が付いているらしいんですよ…(笑) なんと!元ネタは5月3日掲載のブログに登場するGPS付き田植え機のYR6Dに付いている”GPS受信機の櫓”だというから凄いじゃないですか!子供の想像力って本当に凄いです。(笑)
今後の作業日程は箱庭圃場に水を入れて、荒代掻きを行ってから仕上げ代掻きと作業は移行していきます。

次回は箱庭圃場の荒代掻き、仕上げ代掻きの模様をお伝えしますのでお楽しみに♪

春耕耘が終わった箱庭圃場
ちゃんと土塊も残したままの耕耘が完了し、全域にわたって藁のすき込みも完了しました。

自慢のトラクター?を使って一緒に耕耘しました(笑)
農業をする時は決まって”ジョンディアつなぎ”を着て作業する和樹も、作業を終えてニッコリ笑顔で♪

2020.05.19

和樹の箱庭コシヒカリ2020に向けて行動開始!

現実ではありえない!圃場の箱変え大作戦決行!
昨年は緑色のプラ船容器で作った和樹の圃場でしたが、今年は少し箱の容量をアップして挑みます。

さ~今年もやりますよ!息子と共に作る箱庭コシヒカリ育成日記!(笑)

今年の春の忙しさは一体何だったんだ?本当にハチャメチャな忙しさでしたが何とか乗り切ってホッと一息。
しかし!息子はホッと一息させてくれないんですよ~( ノД`)シクシク… 
「ぱっぱぁ~♪和樹の田んぼの田植えはいつやるのぉ~?」甘く優しい?言葉が飛んできます。(笑)
大忙しな中、先日購入しておいた和樹の箱庭コシヒカリ2020用の箱に改良を加えるべく引っ張り出してきました。
写真をクリックすると別画面表示されると確認できるかな…?穴径3.5mmの穴を互い違いに50個ほど空けましてね、昨年の箱には無かった”水抜き穴”を空けることで、透排水性の向上を図ってみました。(笑)

昨年の箱庭コシヒカリで中干したいのに中々乾かない!何故だ~って思ったら水の抜き穴ないじゃん…。
それに加えて、昨年この箱庭圃場の秋耕耘前(笑)に大量の有機物を加えて土作りをしまして、今年の春に春耕耘を実施したら見事に殆どの有機物はラクトバチルスによって分解されたのですが…土が臭い!土の色が所々黒い!硫化水素ガスの匂いがする!そうか…この箱の中の土は嫌気状態になってるから土の状態が良くないんだ…って。

箱庭圃場でコシヒカリを作るという実験&遊びも本気でやらなきゃ面白くない訳ですよ。
「今出来る事って何だろう?そうだ!箱を大容量化すると共に水抜き穴を作ろう!」という訳で穴を空けました。
正直、穴の数も大きさも適当ですし、土の透排水率がどうだからとかそんな難しいことは一切分かりません!
そんな計算式があるのかどうかも知りませんし、あったところでする気もありません!勘ですよ勘!(笑)
買ってきたばかりの新品の箱に、穴径も数も適当に穴を空けるわけですが、ちょっと勇気が要りますね。(笑)
穴が多過ぎれば漏水田になって箱そのものが無駄になってしまうし、少な過ぎれば湿田になるわけです。(;'∀')

とりあえず実験♪実験♪ということで3.5mm径の穴を50個ほど空けて様子を見てみます。
同時進行で昨年まで使っていた箱の中でスコップによる春耕耘を行い、土塊は大きく好気状態が保ちやすい”超荒起こし耕耘”を行って硫化水素ガスを抜きつつ、土の状態が健全になるように調整。これを読んでいる読者の方はもうお気づきかもしれませんが…田圃だけでは飽き足らず、箱庭圃場まで本気で遊んじゃっているんです(笑)
どうせ遊ぶなら本気で遊ぶ!科学的根拠に基づいた耕耘理論を箱庭圃場でもやってやる~ってなもんです。

そんなわけで次回は新しい箱に土入れを行って、昨年収穫された和樹のコシヒカリ2019の切断稲藁をすき込みながらの耕耘&荒代掻きの模様をお伝えしたいと思います。しかし農業って面白いですね~♪

2020.05.18

今日も代掻きです~♪

一見水が無い様に見える圃場でも…土中水分はたっぷり♪

5月16日・17日と連続で代掻き後、即田植えを実施してきて、18日の午前中は永塚エリアでミニ代掻き講習会&GPS付き密苗田植機での実演会を行いました。この日は6名の方が参加され、目の前で行われる高速荒代掻きからの田面調整しつつの高速仕上げ代掻きに驚いていられました。
その代掻き直後、安木さんが操縦するGPS付き密苗田植機のYR6Dで高速田植えを行っても苗はシャキッと立ち、倒れるような様子は一切ない田植風景を目の当たりにしてはもう現実を認めるしかないじゃないですか。

その日、プロ農家のお客様も見学に来られたのですが、「あれだけ狂っていた田面のレベルもこの位になればいいんじゃないかな?しかも、密苗は苗が少量掻き取だから根に付いた土が少ないため、苗が立ち難い(土の重りが少ないから)はずなんだけどな~…。代掻き直後でありながら高速で植えてこの仕上がりは凄いな!」というコメントをいただきました。(大変お世話になっている方であり、この方から褒められるなんてホント嬉しいです)

正直この圃場は今年から借りた圃場なので、圃場の癖も全然知らず、春起こしも安木さんにお願いした圃場なので水分を含ませた圃場に足を踏み入れてビックリ!「おいおい…耕耘深度が全然足りてないじゃん…」という圃場条件でしたが、代掻きハローによる耕耘深度調整も行いながらの荒代掻き→田面レベル修正しつつの仕上げ代掻きという超難解条件での実演となりましたが、北久原からご足労頂いた○○様からは「俺がやってきた代掻きって一体何だったんだ?」というコメントを頂けました!
作業の途中途中で簡単な説明を交えながらの実演でしたが、ご足労頂いた価値はあったのかなって。
見に来ていただいて本当にありがとうございました!来年はご自身の圃場で試してくださいね!

あちこちでゲリライベント的に代掻き講習会&田植え実演会を行いましたが、1日のノルマ面積というものを設定しているため、サクッと代掻き→高速田植えの繰り返しで嵐の様な忙しさでしたが無事、5日間で全ての代掻き→田植えを終える事が出来ました。(5エリア・総面積3.6ha・機械移動はトラック輸送必須の距離)

松尾先生に教えてもらった耕耘・代掻き理論は本物です。
あの代掻き研修会が無ければまず無理な面積と作業日数ですからね…(笑)
また、4日間の田植えオペレーターとして頑張ってくれた安木さん!田植補助で頑張ってくれた妻の裕美と、息子の和樹(6歳)にも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。安木さんと我が家族の協力無くして今回の無茶スケジュールは走り抜けられませんでした。(;'∀')<ありがとー!

普通なら春起こし→入水→数日後代掻き→数日置いて田植え→別エリアの代掻き→数日置いて田植えの繰り返し。
エリア数・面積的にも代掻き・田植えだけでも8~10日位かけて行うのが普通かなって。(-_-;)

荒代掻き工程
水が少ない様に見えても一掻きすればこの通り!

土中の水分はしっかりあります
タイヤ痕には水がしっかりと溜まっていますね

2020.05.17

別エリアでも代掻きと田植えの同時進行です。

仁杉の別エリアで5月16日の夕方から代掻きを行った圃場です。
1枚で30aある大きな圃場ですが、代掻きにかかった時間はおおよそ50分弱でこの仕上がりに。
浮き藁・浮き稲株もほぼ皆無で、田面のレベルも問題無いレベルに修正できたかと思います。

実は5月16日に仁杉カントリー上エリアで代掻き研修会&GPS付き密苗田植機YR6Dを使っての非公式ミニ実演会イベントを行いました。一応緊急事態宣言は解除されはしたのですが、3密回避運動が盛んな今、人を集めて大々的にイベントをするのは如何なものかと思いまして、昨年の研修会に来られた極一部の方にだけこそっと声掛けをさせてもらって行いましたが、空模様はあいにくの雨なってしまいましたが、熱心な8名のお客様は雨にも負けず、GPS付き密苗田植機による試乗田植&代掻き研修会に参加されておりました。

雨が降る中、実演試乗会&代掻き研修会は午前中で終了し、昼食後は安木さんと私の妻がコンビを組んで田植え作業を続行してくれているので、自分は別エリアにトラクターを運んで明日植える田植えの準備として代掻き作業に集中します。(田植補助:裕美 田植え機オペレーター:安木さんに任せれば安心ですからね♪)

今年で大きく進化した自分の代掻き作業ですが、ぶっちゃけ昨年までとは作業スタイルが全然変わりました。
代掻き前の仕込みである春耕耘は、仕事の都合で4月に耕耘している時間が無いのでかなり遅い春耕耘(5月半ば頃)を実施していたのは正直同じなんですけど、春耕耘の重要性に気が付いたことで、”出来るだけ耕盤を整える春耕耘”に作業スタイルを変えたことで、代掻きの精度が飛躍的に向上したのも事実です。
また、去年までは耕耘・仕込み・代掻き・田植えの全ての作業を自分で行っていたので「まあこんなもんでいいかな?」的な感じで作業していたのも事実なんですけど、今年からは安木さんが高精度な田植え作業で常に自分を追いかけてくるわけですよ。(笑)

高精度な代掻きをする程、安木さんは作業がしやすくなるため、安木さんの疲労具合も全て自分の代掻きにかかってくるかと思うと気合も入りますが、かと言って田面精度重視で掻き過ぎれば代掻き直後の田植えという形が崩壊してしまう(掻き過ぎによる浮き苗連発)ため、今その一瞬一瞬で田面調整しながら最高の代を用意しなければなりません。安木さんは責任感がとても強い方なので、仮に代掻きが悪くて浮き苗が出たとしても「僕が未熟なために浮き苗を出してしまいました!ごめんなさい!」と言ってくると思われるので、安木さんのスキルアップ&自信をつけてもらうためには出来る限り良い代掻きを心掛ける必要があるんです。

相棒の為に高精度な代掻きをする→その期待に応える田植えを心掛ける
その結果待っている仕事は…言うまでもなく綺麗に田植えをされた圃場が待っているわけですからね。
見た目だけではなく、それは移植された苗にとっても最高の環境が与えられたわけですから、その後の生育はかなり期待が持てる環境が整備されたということではないかなって。
一つ一つの仕事を丁寧に行うことで、より良い作物の生育に繋がれば改善する価値ありませんか?

実はこの5月17日は、現地に3名のお客様が来られて代掻き研修番外編を行っていたんです。
代掻きとは何なのか?どの程度掻いたら代掻きは終了なのか?どうやったら代は平らになるか?という代掻き理論に基づいた理屈と、実戦作業はこのようにやります的な感じで個人向けレッスンをしながら作業していましたが、勉強熱心な方と一緒に作業するのは楽しいです。教えていると同時に自分も常に反省して復習になりますからね。

2020.05.15

さあ!その年の明暗を分ける代掻き作業の開始です。

水面に映る美しい富士山…の写真を撮った同じアングルで水無バージョン(笑)
代掻き開始前、昨日の夕方に”水面に映る美しい富士山”の写真を撮った同じ場所から写真を撮ってみましたが、全然違う景色に見えますね…ちなみに水加減ってこんな程度でいいんですよ。(水はほぼ見えないと思いますが)

復習になりますが、春耕耘/5月9日→圃場入水/5月11日→圃場水没/5月13日→水没キープ/1日→余水排出/5月14日というスケジュールで行いましたが、実はこれにもちゃんと意味があるんですよ?
早すぎる春耕耘(2月後半~3月前半頃)は正直言うとあまり意味がありません。地温・気温も低いので、微生物もそれほど活発に働いているわけではないので藁の分解促進が進むかというと…それほどでもありませんし、代掻き前の春耕耘としてはあまりにも早過ぎる為、4月20日過ぎの圃場入水の頃には度重なる降雨により土は潰れ、水を含みにくい土になってしまっているので結局また耕耘する羽目になります。

圃場内にはそれなりの水位はあるけれど、代掻きハローで作業を開始するとモソモソになって上手く代掻き出来ないという経験ありませんか?土が十分に水を含めていない(水があるのは土の表層より上であって、土の中には水が無い状態)ので代掻きハローで土を叩くとその時点で土中に水分が補給されるので、中々思ったような代掻きにならないのです。(根本的な原因は土がちゃんと水を吸えていなかっただけ)

下の写真を見てください。
春起こしを代掻きの数日前に行ったため、土はふっくらと耕耘されたままの状態で、耕耘後にしか発生しない空気の層がしっかり確保されます。その空気の層に一気に水を入れてやると…土は十分な水を含めるので、見た目には水が無い様に見えているけれど、土中には十分な水を抱えている状態となります。(理想的な水加減がコレです)

一見水が無い様に見える圃場ですが、十分な水を土中にキープしています
写真をクリックすると拡大表示されるので、よ~く見ると小さな水たまりがあるのが確認できます。
土中水分量が十分であれば、9割9分水が見えない水分量でもちゃんと代は掻けるんですよ?(笑)

荒代掻き工程
荒とつく作業は荒くなければなりません!荒代掻き工程で丁寧に作業したら…それは仕上げ代です。

仕上げ代掻き工程
仕上げ代掻きは、荒代掻きよりもゆっくりで浅く優しく掻いてあげることが重要です。(ここがポイント)

荒代掻きは”荒”とつく作業なので高速で、深くしっかり掻いてあげると藁や稲株は土中に沈んでくれます。
そもそも水が多いと作業機の爪回転運動により発生した水流で藁・稲株・草のほとんどは浮いてしまいます。
嘘の様ですが、ページ中央にある水加減のまま荒代掻き工程を行ったのが写真左上の様子で、目には見えなかった土中の水分が代掻きハローで叩かれた事により液状化現象を起こして水分が上がってきました。
この水分量でもまだ足りないと思いますか?これ以上の水があると作業機でのみ込み切れなかった大量の水が藁・稲株を浮遊させ、作業機の側面からあふれ出した水と共に浮いた藁・稲株が線となって田面に残ります。
この浮いた藁・稲株を沈めるために、浮いたエリアに侵入していくと…当然土中から水流で浮かせた別の藁・稲株が発生し、作業機の側面からあふれ出して両脇に新たな浮き藁のラインを造成します。
何度掻いても無駄な努力です。水が多過ぎるから藁が沈まないんです。

仕上げ代掻きを終えた圃場の様子
荒代掻き1工程、仕上げ代掻き1工程でこの仕上がりなら文句ないんじゃないですか?
浮き藁・浮き稲株もほぼ完封できました!田面の均平性もこれなら十分かと思います。

”代掻きとは水と土を混ぜる作業であり、ロータリーは高速!走る速度はゆっくりで!丁寧に仕事をするもの
というやり方が大半の方の認識ではないでしょうか?
代掻き作業は土中の水分を抜く作業であり、ロータリーは低速!走る速度は高速で!サクッと仕上げるもの
嘘だと思うなら参考にしなくてもいいです。

良い代を掻くためにはそれなりの準備が必要なんです。
春起こしを遅らせて、土がふわふわのまま水を入れて土中水分量を確保。(この間落水厳禁!)
余計な水はしっかり抜いて、代掻きをすれば土中から抜いた水分はちゃんと表面に現れます。
藁・稲株・草はちゃんと土中に沈んで、田植えがしやすい綺麗な圃場が目の前に広がります。

2020.05.14

圃場にたっぷり水が入りました!

夕焼けをバックに水面に映る美しい富士山
幻想的な景色ですよね~♪2日かけてしっかり田面を水没させました。
キチンと春起こし→圃場全体水没→余計な水は代掻き前にちゃんと抜く。

5月11日の朝から入水を開始し、日中の内にある程度勢いよく圃場へ入水させ、夕方からは入水量を少なめにして入水用水路に流す流量を確保(他の方にもちゃんと水が行き渡る様に)し、翌朝になったらまた勢い良く入水を入れての繰り返しの2日間で目標水位(圃場全面水没)に達したので、13日の夕方からは現状維持程度の入水量で調整し、14日の夕方~全力で排水するという流れで圃場内の土にしっかり水分を含ませました。

春起こし後の入水って勢い良く水を入れないと中々圃場に水も溜まらず、のんびり水を入れていると土が潰れてきて結局水を含みにくい土になってしまいます。かと言って…我田引水で自分さえ良ければ主義の圃場入水をしていると、水を入れたい他の方が困ってしまいますし、何を言われるか分かりませんしね…。(汗)周囲の方々への配慮等色々考えてはいるんですけどこの時期の圃場への水入れは本当に気を使います。(-_-;)

お互いの理解と配慮があって欲しい時に水が入れられるわけですからね。
特に自分の様な”地元仁杉住民”ではない人間が、出作りで来させてもらっているわけですから、仁杉住民こそ最も水の優先権を持っていると思っております。まあ…考え過ぎなのかもしれませんが、この位の配慮と気持ちでこのエリアで作付けさせてもらっています。それ故、尻水の瀬木板は常に高めにしておいて、尻水口から水が駄々洩れみたいな事は無い様に配慮させてもらっています。
必要な水が圃場内にあればそれ以上入れる必要もありませんし、入れない分は他の方が使えますしね。

さあ…いよいよ明日(5月15日)から代掻きの開始です。
その年の収量の良し悪し・生育の良し悪し・田植え後の見た目の良し悪し・水管理が楽か否か?除草剤の利きが良いか否か?を決める田植え前の最大の分岐点となる超重要な作業が代掻きですからね。平さえ出ていれば良いという訳ではない代掻きですから、しっかり耕耘深度のある春起こしを実施し、しっかり水没させてから時間を置いて余計な水を抜く。ここまでの準備は出来る限りしっかりやったつもりです。

2020.05.12

春耕耘が終わった圃場に水入れです

綺麗に耕耘されたカントリー周辺エリアの水入れです。
昨年と違って耕耘深度にかなり気を配った春耕耘を実施しましたからね~今年は良い生育をするに違いない!
自分が考える耕耘理論に基づいて耕耘深度15cmキッチリ!耕耘速度2.5km/hもキッチリ守りましたからね~♪

5月9日に行った春耕耘は最高の土中水分量(埃は立たず、土の反転性・砕土性も実に素晴らしい!)で行われた春耕耘は自分で言うのもおかしな話ですが、「いや~綺麗な耕耘が出来たな~」と思わずにやけて納得できるレベルの耕耘が出来たと思います。(田面には剥き出しの藁も多数あり、草もよく生えていたんですよ?)

そのままの状態で残しておきたいくらい綺麗に仕上がった春耕耘後の圃場(四隅の仕上がりまで完璧じゃないですか?)ですが、圃場は使ってナンボ!育ててナンボ!というモノなので、数日後に控えた荒代掻き→代掻き→田植えの一連の作業が待っております故、ちょっぴりさみしい思いはあるものの…綺麗に仕上がった圃場への入水を開始しました。圃場に水を入れ始めるといよいよ春が…春作業が始まったな!と実感します。(笑)

中々、圃場内の土中水分量が耕耘作業に対して「こりゃ~いい塩梅だ!」と言えるようなタイミングで耕耘出来る事ってそんなに無いですよね…他にやらなければならない仕事があって出来なかったり、やろうと思ったタイミングで雨に降られてしまったり、お腹が痛くなったり?…まあ…それは無いか…(笑)

ほんの些細な事ですが、自分で行った一作業に対して”よし!良い仕事したな!”って納得できる仕事がしたい。
数ある圃場の中の、たった一枚でもいいから自分の行った仕事を振り返ってみて、納得出来る仕事が出来たら嬉しいですし、その圃場での仕事が何故上手くいったのか?を考えるようにもなるし、上手く行かなかったら何故上手く行かなかったかも考えるようになります。その積み重ねが技術と知識の引き出しを増やすことにも繋がるし、困る状況で困らなくなるのではないか?と思うわけです。

耕耘作業しながら常に何か新しい発見はないかな?写真に残せる面白い風景はないかな?っていつも探しています。気になったことは片っ端から写真に収めて、その写真を見ながらじっくりと考え自問自答を繰り返したりもします。「何でこうなっているんだ?」って。圃場内での草の生え方がバラついていたら気になりませんか?
雑草ですけど群生している個所もあれば…まばらなところもあったり、何も生えていないところがあったり。
除草剤を撒いてもいないのに生えてこない箇所って何で生えてこないんですかね?不思議ですね。(笑)

そんな事でも考えながら作業したら楽しくなってきませんか?
自分の作業を振り返って「あ~あ…へたっぴだな俺って!」って思ったら上手くなる努力も見えてきますし。
んで、何が下手で、何処を改善したら上手くなるのか考えるだけでも楽しい。それも立派な農業ですよ。

直接聞いた訳では無いんですけど…全国の米コンテストとかで毎年ランキングに名を連ねる人って、きっと機械の操縦も上手いと思うんですよね。移植作業前の原点となる耕耘が糞ヘタッピで良い生育するなんて考えられませんし、田植えがくねくねと曲がっていたら生育斑に繋がるのでやはり良い生育は望めないと思うんですよね。(笑)

農業を始めてまだ6年?もう6年?あれこれ考えながらで自分はまだこの程度。
そう考えたらより良い耕耘を~!って考えながら新しい発見と刺激を探してます。
先日のブログに耕耘名人の話を取り上げましたが、農業界のカリスマ!耕耘名人さとちゃんがこのブログを読んだら…案外会える日も近いんじゃないかな?なんて思っていたりもします。(笑) 何を馬鹿げた事を…って思う方も居るかもしれませんが、馬鹿げた事でも思わなければ何も始まりませんからね。

2020.05.12

今日は朝から請負田植えです

前日に私が代の掻き直しをした圃場で、安木さんの初田植えオペレーター業務!
この余裕の笑顔を見てやってくださいよ!田植機によるオペレーター業務を任された事に対する嬉しさが大爆発しているではありませんか!(笑) 修正代掻きを行ったことで「いや~安心して植えられました♪」と作業後は余裕のコメントでしたが、植えられたライン取り・苗の立ち姿共に十分合格点の作業内容でしたよ~安木さん♪( ´艸`)

この5月12日は、朝からキヌムスメ試験栽培圃場の生育状態の確認をしつつ写真撮影をし、仁杉カントリー周辺エリアの春耕耘が終わった圃場に入水を開始し、それが終わって急いで会社に戻って請負田植えの資材(肥料・除草剤・箱剤等)の積み込みをしてから現地に向かうという結構忙しいスケジュールでした。
前日の11日は終日雨が降っていたため、肥料や農薬関係は前日積み込みが出来なかったため、請負田植えの当日にそのしわ寄せがきてしまったというパターンでしたがこればかりは仕方がない(;'∀')

さてこの日は請負田植えの後半戦。
スーパールーキーの安木さんに田植機のオペレーターは全任せという初任務初日です。(笑)
事前に田植えオペレーターとして”お金をもらって作業するとはこういう事だ!”という気構え、機械調整の云々、圃場変化に対する様々な対応策等大方は伝えてあったので、あとは安木さん自身が作業をしていく中で、困ったり迷った時は即!質問してくる人ですからね!安心して”お金をもらって作業する業務”を頼めるというものです。
何よりもその質問に対して答える相手はこの私!機械屋さんであり、現役農家なのだから安木さんから飛び出す数多の質問に対して答えられない事などありましょうか?(笑)バックアップ体制は完璧ですから安心して初任務に挑んでんくださいね!

安木さんが奮闘するそのすぐ近く、私は何をしていたかというと…これから安木さんが田植えをする圃場状態を見ながら頭を悩ませていました。「この圃場状態では浮き苗連発確定で、除草剤の利きも悪いだろうし…困った。」
意を決して施主さんに頼んでみることに。「今スグ現場にトラクターを現場に持ってきてくれませんか?」
「今から代の掻き直しをしながら代掻きの技術指導をしますから大至急持ってきてください。」
という無茶振りをしてみましたところ…「じゃあすぐにトラクターを持ってくるよ!」と大急ぎで自宅へ直行。
前日に”勝手に代掻きし直し”を行った圃場状態を見ていたのが功を奏したようで、早速技術指導へ。

傍から見ると「一体ありゃ~なんだ?大丈夫なのか?」と目に映るんじゃないかな?安木さんが田植えをしている直ぐ隣ではトラクターで代掻きを行っている…ここまでは普通の光景ですが、代掻き直後に田植え機が入って即田植えをしているが、植えられた苗はピンと見事な立ち姿勢であり、不安定感は皆無という不思議な光景。

一般認識の”代掻き後、中2~3日置いてから植える”というのは全て代の掻きし過ぎが原因なんです。

安木さんが田植えを行っているすぐ横で、水を入れている圃場もあれば大急ぎで水を抜いている圃場もあり、「さて次はどの圃場を修正しようかな?」という段取りを考えながらお客様であり、施主さんへ技術指導もしつつ、安木さんからは「次はどこを植えますか?植え付け感度はどのくらいが良いですか?」といった質問に答えつつ指示を出しながら次々と代の掻き直しを行ったわけです。(笑) (;'∀')<コレはコレで忙しいわけです(笑)

仕上がった圃場を見てみると…決して納得いく仕上がりではありませんが、修正前と比べると雲泥の差なんですよ?先ず注目したいのが”タイヤ痕が消し切れていない”事なんですけど、春起こしの時点で”必要最低限の耕耘深さにすら足りていない耕耘がされていた”から、土が十分な水を含めていなかったんです。その結果、タイヤが通過した跡を消せるだけの土量が確保できず、土も動いてくれないのでタイヤ痕が残ってしまったという結果が見て取れます。十分に水を含んだ土であれば動きやすいんですけどね、現状水が足りない事はどうにもしようがありませんが、大量の浮き藁と稲株は土の中に叩き込みつつ、田面のレベルもある程度修正できたので良しとしましょう!

完璧な代掻きを実践するためには春起こしからやり直さなければならないという状況(耕耘深度不足・土中水分不足・浮き藁・稲株大量露出…ザックリいうと田植できる状況じゃない)でしたが、限られた時間の中(安木さんの仕事を止めない・今日中に田植えを終わらせなければならない)で出来る限りの修正を行ったのが下にある写真の圃場です。…因みに完璧な修正をする場合、耕耘理論に基づいた耕耘深度十分な春耕耘を実施し、田面水没状態で数日間土に水を吸わせて、余計な水を切ってから代掻き作業の実施…5日はかかりますよね?(笑)

技術と知識の引き出しって多いに越したことはありません。
どこに妥協点を置いて、どのようにして問題点を終息させるか?全てはこれにつきます。

私が修正代掻きをして、その直後に安木さんが田植機で植えるわけですから、見た目を気にしすぎて”代の掻き過ぎ”になってしまっては本末転倒ですし、安木さんが植えた圃場を見てみると期待以上の仕上がりで田植えをしてくれていますからね~自分も失敗は許されないわけです(笑) そして、終日田植え補助を頑張ってくれた妻に心から感謝します。裕美!安木さん!今日は本当にご苦労様でした!無事今日のミッション達成です♪

結果から見える問題点1
特にタイヤ痕がハッキリ残る場所は土がモソモソ…土中水分量が足りていない証拠。春起こしはしっかり!

結果から見える問題点2
この圃場の方がまだ土中水分に恵まれていたかな?6cm以上あった高低差は3cm位まで修正できました。

2020.05.12

キヌムスメ田植えから10日経過しました

毎日忙しくて忙しくてどうにかなってしまいそうな日々が続いておりますが、気力で乗り切っております!(笑)
昨日は請負代掻きを無事済ませ、今日は今日で、請負田植えの準備をする前のひと時に朝の水見と田んぼの観察~という感じで忙しいけれど本当に充実した日々を過ごしている今日この頃、皆さんは如何お過ごしでしょうか?

さてさて…キヌムスメの試験栽培圃場の様子はと言いますと…田植えから10日経った今の様子。
カルテック栽培故に全然変化が無いのかと思いきや?これが意外といい感じで初期生育し始めました。(笑)
毎年繰り返している秋の土作りがやっと功を奏してきたのかな?(このブログを書いているのは5月25日なんですけどね)移植された稲はしっかり地面の土をとらえ、大地からの栄養を吸い始めたために葉色も上がってきたという印象を受けます。試験圃場2(写真右下)はヒエが凄く繁殖する圃場なので初期除草剤のマーシェットを散布し、試験圃場1(写真左下)は毎年ヒエが少ないのでマーシェットは散布せずという条件で田植えをしてみましたが、ヒエの発生等の違いも見たかった(実は田植え当日のマーシェットの手持ち在庫が20a分しかなかったのは内緒♪)ので、そのあたりも報告していきたいと思います。

試験圃場の両方とも初期生育には何の問題もなく正に順調の一言!
若干試験圃場1の方が草丈が長いかな?という印象を受けますが、初期除草剤散布が散布されていない事による”薬害生育不良”が無いためとも考えられますし、試験圃場1の方が圧倒的に水持ちが良いので圃場全体の平均温度が高いから…とも考えられますし、試験圃場2の撮影ポイントは水口から近いため地温が低いから…とも考えられるので、絶対にこうだ!という確証はもてませんが、間違いなく初期生育に関しては昨年よりも良いのは間違いないと思いますが、昨年とは明らかに代掻きが変わりましたからね~これも大きな要因じゃないかな?

とりあえず初期生育と活着はほぼ100点という自己評価です。

キヌムスメ試験圃場1
浮き苗もほぼ皆無で、しっかりと活着しているのでもう安定期に入りました。一安心ですね!

キヌムスメ試験圃場2
例年ならヒエがわさわさと生えてくるのに今年はその姿が全然見えない!初期除草剤成功ですね。

2020.05.11

今度は作業機を変えて請負の代掻きです(汗)

仁杉カントリー上のエリア1haを5月9日に耕耘し、翌日の5月10日は朝から仁杉水口エリア1.4haの耕耘をし、会社に戻ってきたらトラックからトラクターを下ろし、作業機を付け替え(耕耘用ロータリー→代掻きハロー)作業を行って、泥で汚れたキャビンのガラス面をさっと洗浄してからトラックに積み込み、軽油の携行缶を積んだらガソリンスタンドに直行!(この間も携帯へお客様から仕事の依頼や問い合わせ等が多数!)その後は、翌日請負作業の代掻き→請負田植えを行う圃場の水位調整(毎年水が多過ぎるため)に現地へGO!という忙しさ(笑)

さてさて、嬉しい悲鳴の仕事の連荘は止まらず、5月11日は請負の代掻き作業をして翌12日は請負田植えが待っていますから、11日の午前中に請負代掻きを済ませなければ翌日の仕事にも支障が発生するし、11日の午後は修理・部品注文・伝票整理・請負田植えの準備もあるのでもうハチャメチャです(笑)

下の写真は明日請負田植えを行う別のお客様の圃場の写真ですが…左下の写真の圃場は浮き藁・浮き稲株が凄くて、田面のレベルもめっちゃくちゃというすさまじい状態。(;'∀')<コリャ~イカン!ナントカセネバ!
明日は当社の従業員である安木さんに田植え作業のオペレーターを任せる初日の仕事!
この代では浮き苗連発で、水を張ったら除草剤の利きも悪い事が確定していますからひどい有様になってしまう!
田植えを請け負うお客様の為にも!オペレーターとして第一歩を踏み出す安木さんの為にも一肌脱ぐか!という訳で、無報酬の仕事ですが勝手に代掻き手直し作業をしてみましたという今回のブログであります。

まあ…一言でいえば、”深くしっかり春耕耘が出来ていない圃場に、ガブガブ水で代を掻いた結果こうなった”という典型的な失敗代掻きの圃場です。このすぐ近所の圃場の請負代掻き作業だったので、写真左下の圃場をまずは水抜きして仕込みをしている間に請負代掻き圃場を料理して…という感じで作業を開始。

地面がむき出しになっている部分は耕盤が高いため、代掻きハローでしっかり爪を入れてやると土がモソモソになるエリアがあるので、そこは少し車速を落としてよく練って水を引き出しながら作業し、モソモソ現象を回避しながら作業を続行!水が多いエリアは耕盤が低いので優しく爪を入れて土を持ち上げてやればある程度レベルも整います。約10aのこの圃場ですが、作業前に撮影した時間は11時40分で、写真右下の作業終了後の写真を撮影した時間が11時54分なので、実質約10分少々で10a圃場の手直し代掻きを終える事が出来ましたが如何でしょうか?

代掻きって土中の水を抜く作業なのでしっかり春耕耘を行って、しっかり土に水を含ませたら、余っている余計な水(目に見える田面の水は基本的に余った水です)は全部抜いてしまう必要があるんです。土の中の水を抜く作業なのに田面に水があったら…そりゃダメですよね?
代掻きが上手くいくか失敗するかは春耕耘でも決まりますが、代掻き当日の水位調整が何よりも大事です。

さあ!安木さん!最高の代は用意しましたから明日の田植え頑張ってね!
俺が仕上げた代だから、代が悪かったからなんて言い訳は一切通用しませんよ~?(笑)

典型的な代掻き失敗圃場
水が多過ぎちゃうと何をやっても藁は沈んでくれませんよ!代掻きは土中の水分を抜く作業ですよ!

代掻き失敗圃場を勝手に手直ししてみました(笑)
作業時間はおおよそ10分ですが、この圃場状態ならまず誰からも文句を言われることはないと思います。

2020.05.10

5月10日は自社作付けの仁杉水口エリアの耕耘です。

前日の5月9日は良く晴れた気持ちの良い天気で、春耕耘も気持ちよく作業できましたが…翌10日は雨模様で1日中雨の中耕耘する事となりました。
9日に行ったカントリー上のエリアの春耕耘は”埃がたたない”絶妙な土中水分で耕耘する事が出来たので、耕耘中のトラクターの地上高が安定したため、耕盤の高さを整えるという調整も比較的うまくいったのではないかと思いますし、トラクターの爪では絶対に届かない隅の隅はスコップを使って丁寧に処理をしたので、農業を始めて最も丁寧な耕耘が出来たかなって思います。

今回の注目のポイントは、写真左下は雨が降り始めて間もなくの耕耘の様子を写真に収めましたが、土の色が茶色をしていますよね?一方写真右下は同じエリアでも一番最後に行った圃場の土の色は黒に近いですよね?
同じエリアであっても土中の水分量が多いと湿り気が多いため、土は黒っぽく見えるという現象が見て取れます。

土は乾いているほど 砕土性>反転性 という特性に変化し、逆に湿っているほど砕土性<反転性に変化します。反転性と砕土性に特化した耕耘用ロータリーで作業しても、土中の水分状態によってこの割合は変化します。
私が使用しているコバシハイパーローターKLM180-4SYDXは純正作業機よりも、反転性能・砕土性能・耐久力に優れた”耕耘だけに特化した作業機”を使用しているため、ある程度条件を選ばず耕耘作業する事が出来ますが、それでも湿り気が一定値を超えると砕土性が悪くなり、耕耘後の土の様子は”ゴロっとした感じ”になってきます。

実はこの”ゴロっとした感じ”というのは、あまり良い良い耕耘とは言えません。
先日のブログで、春耕耘は代掻き作業の前に行う大切な作業というフレーズが出ましたが、土が”ゴロっとした感じの耕耘”というのは、土の反転は出来ているものの、土塊を砕くという面では上手に砕けていない土の状態ということ。水分が少ないと反転しながら土塊は土同士であったり、爪やロータリーカバーにぶつかり合って勝手に砕けてくれるのですが、逆に水分が多いと土って纏まる特性がありますよね?。(硬いガラスって石をぶつけると派手に割れたり、砕けたりしますが、弾力のあるアクリル板って派手に砕ける事ってまず無いですよね?)土が塊になっていると、春起こし後に水を入れても土が上手に水を吸ってくれないんですよ
その結果、代掻きハローで荒代掻きor仕上げ代掻きを行っている際に時より見られる”モソモソした感じ”に仕上がってしまうのは、土中に含まれた水が不十分で、その場所を練ったことで発生する”ここ水が全然足りてないよ~”という土からのメッセージなんですよね。

補足説明として、水分が多めの状態で春耕耘を実施する場合、砕けないなら車速を落とすか、PTO回転数を上げるといった処置をすればいいじゃん?そうすれば土に当たる爪の回数が増えるじゃん?と思ったあなたは何も解っていませんね…。そんなことをしたら土をもっと練ってしまうから荒代状態になりますよ?何のために春起こしをするかもう一度最初から読んで理解を深めてください。そして液状化現象をもう一度よく調べてください。4月30日更新のブログで”畔塗の極意”を紹介していますが、水分が多い場合はどうやったら上手く塗れると書いてありましたか?”速度を上げて叩く回数を減らすと上手く塗れる”と書いたと思いますが。

しかし、比較的土が乾いている状態で起こした写真左下の耕耘の様子ですが、コバシのKJM180は本当によくすき込むロータリーですね~♪上記でも話した 砕土性>反転性 に変化している状態でこの反転性能ですからね。
勿論ではありますが、チェーンケースを地面に軽く擦り付ける耕耘深さなので、キッチリ15cm耕耘を実施している状況での今回のセッティングは、エンジン回転数/2000rpm PTO変速/2 PTO回転数/540rpm 車速2.5km ロードモニター負荷値/60%付近で安定というデータです。ロードモニター負荷値が70~80%まで達している場合、エンジンに余力が殆ど無いと判断して、エンジン回転数は2700rpmのPTO変速は1にすることで車速2.5km/PTO540rpmというセッティングに変化させます。

春耕耘でもそうですが、作業中に車速をあまり変化させるのは良いことではありません。
エンジン回転数とPTO回転数も理想耕耘設定の数値からズレることは望ましくありません。
耕耘時の車速2.5km PTO540rpmは基準となる大切な数値ですからエンジン回転数をいじる場合、この数値に最も近いセッティングにすることでより理想的な耕耘になるということを肝に銘じて作業することが大切です。

一体何のために耕耘するんですか?燃料費を節約するためですか?
美味しいお米を収穫するために耕耘しているんじゃないんですか?原点復帰大事っすよ。

比較的乾いている圃場の春起こし風景
草がもさもさと生えて”ここ植物にとって住み心地いいよ~”って大地からのメッセージを感じ取れる1枚ですね。しかし素晴らしいすき込み性能だ。

土中水分がかなり多くなってきた圃場の春起こし風景
土は黒々し、耕耘された土の表面はロータリーカバーで抑えられて艶っと光る部分が。よい耕耘とは言えませんね…すき込みは良いんですけど。

2020.05.09

代掻きに向けて春耕耘開始

本格的な春作業開始!仁杉エリアの耕耘開始!
俺のトラクター”EG334 N-spec2”が本格的に始動する雄姿を後ろからパシャリ♪
トラクターに乗っている時間って本当に楽しいんですよね!だって今回の作業で
どのような発見が待っているのかワクワクしませんか?(笑)さあ!観察♪観察♪

試験栽培のキヌムスメの田植えも終わり、修理依頼・水田請負作業春の陣!前半戦が終了し、ホッと一息つく暇もなく次は自分が作付けする水田の準備に取り掛かるわけですが、春作業の第一歩は春耕耘からスタートです。

”春耕耘”という作業は”代掻き”前に行うとっても大切な作業です。
秋耕耘から時間が経ち、硬くなった圃場を春耕耘することで土に空気を入れ、稲株・藁・春に生えた草等を微生物分解しやすい圃場へと生まれ変わらせる大切な作業でもあり、代掻き前に行う”土に水を含ませ易くする”というすごく大切な仕事が春耕耘ですが、ここまでの事は皆様も周知の事実かと思います。
しかし、この春作業というのは実に奥が深い作業の一つでもあるんですよ。
「春起こしなんて深さ自動と水平自動に任せて起こし残しが無い様に作業すれば良いんだろ?」と思っている方も居るかもしれませんがとんでもない!半端じゃなく重要な作業であることをこのブログで知ってください。

最近、耕耘名人○○ちゃんの2000回転耕耘がすっかり定着しつつある昨今ですが、本当にそれがあなたの圃場・土質に合っている作業だって検証しましたか?12cm耕耘でも十分だって本当に検証しましたか?(決して耕耘名人のやり方を否定しているわけではありません!)15cm耕耘圃場と12cm耕耘圃場での生育・収量・食味・品質の全てで変化が無ければ名人の耕耘法が合っている土質・圃場環境なのでそれを行えばいいんです。

それ以前に、耕耘名人の圃場は豊富な知識から生まれる様々な技を駆使して耕盤の高さをしっかり整え、圃場全体での土中水分分布が整えられた生育環境だからこそ12cm耕耘で良いのだ!と言われているのかなって。

名人は「無駄に燃料を使って耕耘する必要はないよ?こうやれば無駄は省けるよ」と言っているのであって、「全国統一で12cm耕耘で良い!2000回転耕耘こそ正しい!」なんて一言も言ってはいません。その地域地域でこの耕耘方法が合っていれば経費削減できるよって話なんです。本の解釈って難しいですよね…。(-_-;)

昨年の代掻き研修会で、講師で来られた松尾先生から指摘された部分がありましてね…「この圃場はちゃんと起こされていませんね~ほらココ!浅いでよね?くるぶし位しかありませんね~(笑)」と皆さんの前でディスられてしまいましてね?(笑) 結構気にしていたんですよ?先生!(笑) まあ…それがきっかけで”耕耘作業”ということをしっかり考え、原点復帰から見えてくることをしっかり見直してみたら驚きの事実がワンサカ出てくるではありませんか!あの研修会である意味一番喜んだのは自分かもしれませんね。(笑)
松尾先生は耕耘名人とも意見交換をするレベルの方ですから、そんな凄い方から直接ダメ出しされるってこんなラッキーな事って早々あるものではありませんよ!普通の研修会は機械屋さんが農家さんに頼んで用意した圃場で行いますし、その農家さんが春耕耘した圃場で行う代掻き研修ですから、”自分がどの様な設定にしてトラクターで耕耘した結果こうなった”(ポジションレバー位置・耕耘深さ設定・エンジン回転数・PTO回転数・車速・耕耘時の土の水分状態等)という途中経過を知らずに受ける研修とは意味が違いますからね。(笑)

後日、改めて耕耘理論に関するブログを公開しようと思いますが更新するネタが多すぎて今日のところはポイントだけ抑えて終わりにしたいと思います。
★春耕耘とは代掻き前に行う大切な作業であり、耕盤を整える大切な作業でもあるということ。
★耕耘は土中水分に応じて仕上がりの特性が全然変わってしまう作業であり、その特性は代掻きへと受け継がれ、凄く作業しやすい代掻きになるかやり難い代掻きになるかは全て春耕耘とその後の処理で決まる。
★春耕耘を制する者は代掻きを制す!

耕耘が終わった直後の写真(カントリー上のエリア)
中々良い耕耘が出来たんじゃないかな?やはり考え、反省して改善しないと駄目ですね。
昨年の反省点を生かし、耕耘深さに重点を置きながら耕耘してみましたが結果は如何に?

2020.05.04

試験栽培のキヌムスメの田植え終わりました

はいっという訳で、5月2日にキヌムスメの試験栽培田植えが完了しまして、田植翌日(5月3日)の様子です。

まあ…田植えが終わったばかりなのでこれといった変化は何もありません。
が!この圃場は前日の5月1日の午後に荒代掻き→代掻きを行って、翌日の朝から田植えを行った圃場ですが浮き苗殆どナッシング~ですよ♪昨年実施した先進農業機械研修&代掻き研修会で学んだ事が活かされた証拠じゃないかな?コバシ工業の松尾先生が教える”硬い代掻き理論”に基づく作業を実施したらこの結果ですからね。

中には田植え後1~2日水を入れないで土の表面を固くしてから水を入れるというやり方(水による浮き苗を防ぐ一つの手法)を実施する方もいらっしゃるようですが、浮き苗現象は代の掻き過ぎから発生する現象の一つなので、そもそもそんなに代を掻かなければいいだけですからね。掻き過ぎに注意しましょう。

さて今回の実験は2パターンに分けて作り分けしてみようかという取り組みです。
生粋のカルテック栽培(完全基肥無し)を用いて、分げつ肥(硫安)→穂肥(尿素)→食味向上資材(田畑の大将)という教科書通りのカルテック栽培法にプラスして”名東ケミカルエンジニアリング様”より提供された追肥資材”ネコみみ立てた!”という可愛らしい名前の資材を投入しての成長比較実験を行ってみようかと思います。
写真左下の25a圃場に”ネコみみ立てた!”を投入・生育させる試験圃場1とし、写真右下の17a圃場は生粋のカルテック栽培で生育させる試験圃場2として生育の様子を追っていきます。

さてさて…今年はどのような結果が待っているんですかね?
初めて作る品種でもあり、初めて使う資材を投入してその結果を追っていくわけですから楽しみです。
カルテック栽培で作る米が美味しいのは周知の事実ですから、これにプラスαするとどの様な化学反応を起こすかが注目のポイントでもあります。生育過程・根の伸び・登熟具合・食味の変化等々観察ポイントは多いですよ。

試験圃場1 田植え後1日経った様子
今までこんなに早い時期の田植えなんてしたことないので、水没させて苗を寒さから守ります。

試験圃場2 田植え後1日経った様子
こちらも深水で寒さから苗を守るために水没させております。浮き苗もなく良い田植えがされています♪

2020.05.03

今回使用した田植機はコレだ!

今回使用した田植機はヤンマー乗用田植機 YR6D-XFTD 税込み定価3696000円
最上位モデルの21.3馬力ディーゼルエンジン仕様の6条植え・密苗・粒状施肥機・すこやかローター・オープンフレーム(OP)・顆粒除草剤散布機(OP)という欲張り仕様の田植え機を使って田植え作業を行いました。

密苗田植機ですが普通苗も植える事が出来る優れモノで、工具無しで簡単に普通苗と密苗を植え分けられるので、万が一苗が足りなくなった時や、苗作りを失敗してしまった場合でも安心して対応する事が出来るのは嬉しい。
直進アシスト機能の設定も簡単で、始点(A)・終点(B)をボタンで押して設定するだけなのでものとても簡単。
A点・B点の設定が終わったら、旋回時のみ人がハンドル操作をし、直進状態になったらAUTOボタンを押せばハンドル操作は田植え機任せで誰でも簡単にまっすぐな田植えができるという大変すばらしい機能。

このGPSによる直進アシスト機能はただまっすぐ走るから楽というだけの代物ではなく、一人で田植え作業をしながら、直進になったら速度固定状態にしてハンドル操作は機械任せで”作業をしながら苗の補給ができる”という大変すばらしい機能で、真っすぐ植えるために前方にばかり集中していた視線を後方にも向けられる余裕ができるので、植え付け状態の確認や圃場内でも変化する”植え付け感度調整”も後方を見ながら調整できることで、今まで以上の高精度な田植えが出来るという点も、直進アシスト機能があればこそ出来る大変優れた機能だ。
更にですよ?田植え時に田面の水が多くてマーカーで付けた印が全然見えない!なんて時にもこれさえあれば大丈夫!車体だけ真っすぐにしたらあとはAUTOに任せて速度だけ気を付けながら(田植機が発生させた波で苗が抜けないように)植えれば何の心配もないんですから、こんな素晴らしい機能はないっすよ!

また、直進アシスト機能と速度固定機能を使って運転中に後方を見ながら作業(肥料補給・苗補給等)していた場合や、作業中に居眠りをしてしまった…(笑)場合は当然ですが前方がどの様になっているかわかりませんよね?
でも大丈夫!この直進アシスト田植え機は自分で設定したA点・B点に近づくと「そろそろ植え止まり位置ですよ~」と言わんばかりに告知音でお知らせしてくれますし、それでも自動運転が解除されない場合は断続的な警告音に変化し、それでも自動運転を解除せず放置していると”エンジン強制停止”により万が一の事故が発生しないように田植え機そのものを止めてくれます。

GPS付き田植え機を簡単に紹介するとこんな感じなんですけどね、導入メリトってホント凄いんですよ?
密苗は普通苗に比べて1/2~1/3の枚数で田植えが出来るので、坪60株で田植えをした場合普通苗だと10a/18枚前後が一般的ですが、密苗の場合10a/6~8枚程度で植えられるので、20a圃場の場合…なんと!田植機にセットした最初の18枚の苗で田植えが完了しちゃうんですよ?普通苗なら36枚ですからね!意外と田植え作業って苗補給している時間で足止め食らっちゃうんで無駄に時間を消費するんですけど、密苗田植機はほぼ走りっぱなし!(笑)
仕事が早いのもうれしいが、圃場に持っていく苗の絶対数が少ないんですよね!ここがポイント!
田植補助要員を1人削っても全然余裕なんですよね。外部から補助を呼ぶのならコスト削減効果凄いっすよ。

田植後に待っている過酷な苗箱洗いも絶対数が1/2~1/3ですからね!そりゃ楽ちんですよ。(笑)

特に自分の様な”全数硬化苗購入者”にとっては半端じゃない恩恵が。
普通苗で坪60株植えで4haの田植えをすると、10a/18枚の苗消費計算で720枚苗が必要で、1枚1010円だから…720枚×1010円=727200円!苗代だけで727200円っすよ!?何俵分の米が苗代だけで消える事やら…。
一方、密苗で坪60株植えで4haの田植えをすると、10a/7枚の苗消費計算で280枚苗が必要で、1枚1200円と設定した場合…280枚×1200円=336000円!苗代だけで336000円にまで圧縮できるから差額はなんと!391200円のコスト削減に成功という凄まじい効果!田植機を変えるだけでこんなにコストが削減できちゃうんですから、そりゃ~利益も出ますよ。
圃場の集約等条件は様々ですが、自分の様に飛び地飛び地で田植えをすると、普通苗で田植えをすると4haの田植完了までの時間はおおよそ5日間。田植補助要員として最低でも2名は欲しいところ。1人に日当10000円支払ったとして2人だから1日/20000円×5日間=100000円という人件費がかかりますが、密苗にすると田植補助要員は1人雇えば十分で、田植え効率もアップするので4日で仕事が終わります。人件費で40000円。

さあ!先程の苗代経費削減が391200円に人件費60000円を足すと451200円という凄まじいコスト削減効果!
ヤバいですね…仮にこの田植機を税込み定価で購入しても8年で新車が買える程の差が発生するので、さっさと密苗に移行した方が生涯残るお金にも差が生まれるってわけですよ。(笑)
現在42歳の自分が80歳まで農業をやったと仮定して、まったく同じ面積で38年間やった場合…451200円×38年=17145600円!ヤンマーのキャビン付き6条刈コンバインYH6115も買えるし、高級車のレクサスLS600Hも余裕で買えますよ?新築の家まで見えてくるという金額差はヤバすぎませんか?(笑)

ふう…いささか興奮しすぎました…。(笑)
実際に自分が行っている農業をモデルとした現実を基にした計算なので嘘でもなんでもありませんからね?
何はともあれさっさと密苗に移行した方が利口な選択であるということだけは間違いありませんね。

この鋭い眼光が見つめる先は大幅なコスト削減とゆとりある作業
この田植機が持つ可能性って本当に凄いですね…あ~早く欲しいなぁ~

2020.05.02

キヌムスメの試験栽培のための田植えをします!

よく晴れ渡った日差しの強い5月2日、キヌムスメの田植え作業を行ってみました。

恥ずかしながら育苗用のハウスを持っていないので、キヌムスメの苗作りは仁杉で精力的に米作りをしていられる○○さんに事前にお願いしておきました。
苗床に使う土の良し悪しの判断や、苗の生育方法にも試行錯誤を繰り返す研究熱心な方で、この方なら間違いなく良い苗を供給してくれるだろうと思い、今年行う試験栽培の趣旨も早い段階から伝え、田植え予定日も伝えたうえで苗を作っていただいたのですが…「いや~流石!」の一言。根張り・茎の太さ・葉色・草丈共に素晴らしい苗に仕上がっていました。やはり研究熱心な方の苗はいいですね!素晴らしい!!
田植機の苗載せ台に供給する際にも一切苗取板を使うこともなく、ぐるっと撒いて苗のバームクーヘンにしても裂ける兆しは一切なしという素晴らしい出来ですから、移植後の生育を失敗したら100%自分の生育が悪かったと納得できる苗でした。(笑)

さてさて、田植えに使用するのはヤンマーの密苗田植機YR6D-GPS付き。
この密苗田植機ですが、工具不要で密苗も普通苗も植えられるという大変優れた田植機で、直進アシスト機能も備えた話題のGPS付き田植機です。この田植機を使って”普通苗のキヌムスメを植えてやろう”ということで始まった今年の田植え。

田植え作業のオペレーターは、新入社員の安木さんにお願いすることにしました。
事前に田植え作業において気を付けるべきポイントや、植え方のイロハ等しっかり叩き込んで臨んだ田植え作業ですが、安木さんの丁寧かつ慎重な性格も相まってまっすぐ奇麗に田植えを行うことができました。
このキヌムスメの試験栽培圃場は毎年カルテック栽培法の土作りを行っている圃場で、生粋のカルテック栽培法(基肥無し完全追肥型栽培)を用いて栽培していくのですが、これに加えて”名東ケミカルエンジニアリング”様が提供する”ネコみみ立てた!”というカリ主成分の追肥型肥料を加えた場合との成長比較実験も交えながらのキヌムスメ試験栽培を行っていこうと思っております。これによる生育途中での稲を圃場から引き抜いて根の生育比較や、収穫後の食味の違いなどを研究していけたら面白いなってテーマで生育させていきます。

我が家の小さな応援団である和樹も安木さんが運転する田植え機に乗ってご満悦♪
サービスショットに手放し運転でGPSによる直進アシスト機能を使った自動運転にも挑戦してもらいました。
直進アシスト機能に頼りきりではダメなので、安木さん自身にハンドル操作も行ってもらっての田植えも行いつつ、時より直進アシストを使っての体験を味わってもらうという形で田植え初日を終了しました。

まっすぐ奇麗に植え付けできていますね
引きのアングルからの写真で見るとよくわかりますが、真っすぐ奇麗な田植えができています♪

両手を放して自動運転を体験
この間に苗補給ができるのはありがたい機能ですね!最高の笑顔でパシャリ♪余裕ですな!

2020.05.01

さあ!春農業の始まりだ!

このブログ更新を楽しみに待っていた皆様!更新が遅れて本当に申し訳ありませんでした。

世の中コロナ騒ぎで大変な時だというのに、「一体この忙しさは何なんだ?」という程仕事がきまして、ブログ更新をしている余裕も時間もなく今日まで突っ走ってきました。(-_-;) 仕事があるって本当に幸せなことですし、改めて当店を利用してくださる沢山のお客様に感謝感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます。

ブログの更新日時は5月1日となっておりますが、実際にこのブログを書いている日付は5月20日です…。(笑)
作業日時が5月1日という認識でお願いします。

つい数日前(4月26日)に春耕耘を行って、その直後に圃場に水を入れ、数日寝かせてさあ代掻きしますよ~って写真ですが、その直前に降った雨のおかげで田面にはしっかり水がある状態で春起こしを行ったため、春起こしが終わった圃場というよりも…どちらかと言うと”荒代掻き終了後”に見える写真ですが、春起こし後の写真です。

一般的に代掻きというと”水をしっかり入れて掻くもの”というイメージが強いと思うんですけど、全然違います。
後日しっかり説明させてもらうんですけど、「はぁ?」って内容にびっくりしますよ!
代掻きって土に含ませた水を抜く作業なんです。
「いやいや、代掻きは土と水をよく混ぜ合わせて土をトロトロにする作業だよ?何馬鹿なこと言ってるの?」って思いましたよね?どう思われようと自由ですが、代掻きは土をトロトロにする作業じゃないんです。
今年もあれこれ挑戦するネタが多いため、更新するネタも多いので今回は”明日田植するための代掻き”を行う準備としての更新をしますね。

ザックリいうと水加減は下の写真程度の水加減で十分です。
地面の殆どが見えてはいるけど…土の中に十分な水が含まれているのでこんなもんで十分です。
最悪水が足りなければ足せばいいわけですし、水が多ければ浮き藁の山となるのでこの水加減で作業スタート。

普通に考えたら代掻き後、中2日~3日空けて植えるというのが一般常識ですが、その常識が間違っているんです。
これについても後日詳しく書きますが、代掻き直後に植えられる代掻きこそ最高の代掻きで、数日置かなきゃ植えられない代掻きは”代の掻き過ぎ”が引き起こすトラブルであるということだけ頭に置いておいてください。

忙しい最中に植える今回の取り組みは”キヌムスメ”という晩稲品種の試験栽培をすることから、いつもの様なのんびり田植だと登熟不良を起こしてしまうため思い切って5月2日田植に挑んでみました。するとどうでしょう…?中何日も置かないと植えられない圃場にしてしまうと困った事態になってしまうので”明日植えられる代掻き”を実践したら翌日田植となるわけですね~。(笑)

春起こし後の田んぼの様子
水がある状態で起こしたから荒起こし状態ですね…(笑)これも反省点です。

角度を変えてパシャリ
こんな水加減じゃ代なんて掻けるわけ…あるんです!

2020.04.30

請負の畔塗に行ってきました。

写真は3月26日に行った請負の畔塗の内容です。

3月に入ると畔塗の仕事依頼が多数きます。
この畔塗作業って見た目以上にすごく難しく、圃場内条件とオペレーターの技量が顕著に出る作業の一つです。
塗ってくれと言われてすぐに出来る作業でもなく、圃場の癖(浅い・深い・水分が抜けやすい・中々乾かない)を知らないと奇麗な仕上がりにならない作業の一つで、条件にもよりますが初めて畔塗機で塗る畔の場合、土の量が不十分なのでカッチカチの畔も出来難いという中々な難易度の高い作業なんです。

畔塗の基礎知識としてコレだけは押さえておきたいポイントがあります。
★土を手でギュッと握って固まらない土は畔塗機でも上手く塗れない
簡単な話です。
乾き過ぎている土をギュッと握ってもボロボロと崩れて形を成しませんし、水分が多過ぎればグチャ~っとなって形を成す事は出来ないという理屈です。まあ…水分過多より乾き過ぎの方がまだ良いかな?って感じですけど、畔の天場がボソボソになりやすいので見た目は悪いけど…土畔としての役はしてくれるという感じです。

圃場内でも部分的に乾きやすい場所があったり、湿り気の多い場所があったりで結構困るんですよ。
乾きやすい場所では速度を遅くしてより多く叩かないと奇麗な畔は形成されないし、水分が多い場所では叩き過ぎると”液状化現象”によりグチャ~っとした畔になってしまいます。(水分多めで蒸かした餅で鏡餅を作ろうとすると上手く形になりませんよね?)なので頻繁に”塗られた畔の確認”をしつつ、曲がらないためにはしっかり前も見なければならず、体の感覚で「あっこの辺り水分が多めだな」って事をいち早く察知して速度調整をしたり、ポジションレバーで畔塗機そのものを少しだけ浮かせたりとあの手この手を尽くして”出来る限り奇麗な畔を塗る”という努力はしています。(笑)

下の写真の圃場は、雨上がり後3日は晴れてくれないと水分過多になる水持ちの良い圃場で、写真奥側の畔回りは適正水分になってくれるが、弧を描いている写真手前側は大変水持ちがよく、同じスピードで塗ると”液状化現象”による練り過ぎが発生してしまうエリアなので速度を上げて畔塗をしていますが、今年は中々奇麗に塗れたんじゃないかな?また、左に弧を描く畔を塗る場合、昨年と同じラインを通ると”内輪差”が発生することから徐々に畔の幅が広くなるという困った事態も発生するため、内輪差を計算したライン取りが必要になるんですよ。

畔塗機で塗っているのに曲がった畔をよく見かけますが、オペレーターさんも決して意図して曲げて塗ってやろうなんて思ってはいません(笑)すご~くゆっくり走るのって意外と難しいんですよ?自転車で超低速走行するとフラフラしますよね?トラクターで耕耘するとき地盤の固い状態での秋起こしならハンドルを取られる事は殆ど無く比較的楽に耕耘できますが、春起こしをする時って地盤が柔らかくなっているからハンドルを取られやすく耕耘はし難いのが定石ですが、耕耘なら多少曲がってもロータリーを被せて耕耘すればラインが狂ったことはほぼ帳消しにできます…が!畔塗って一発勝負のある種の作品だと思うんですよ。
2cm狂ってもその結果が形としてクッキリ残ってしまうのが畔塗作業ですからね…(-_-;)
畔塗機の現在の高さを基準に畔は塗られていくので、塗り直しをすると溝は更に深くなり、畔そのものが低くなってしまうので塗り直しは基本的にダメなんですよ。(-_-;)

難しいですね~(汗)

湾曲した水分が多目の畔を塗ってみました。
見た目は簡単そうなんですけど、昨年よりも作土が狭くならないようにしつつ見た目も奇麗にしっかりとした畔を塗るのは難しい作業です。

2020.04.26

水路掃除に行ってきました!

4月11日にぐみ沢エリアの水田の水路掃除に行ってきました。

この御殿場という土地柄、水路に流れ込んでくる”スコリア”と呼ばれる火山灰の小さな石が大量に流れてきます。
メインとなる川から分水して、農業用水路に水を引き込んだ水を使うわけですが、この農業用水路の川底にスコリアががっつり堆積するので、毎年この時期にこの水路の水を使う農家さんが集まって水路清掃をします。

空き缶が沈殿していたり、ビニールごみが沈殿していたりとま~いろいろな物が掘り起こされます。
この作業はスコップによる手作業で行われるんですけど、これがなかなかの重労働です。
フロントローダー付きのトラクターを持ってきてくれた方は、この川底から掘り起こされたスコリアを砂利の農道に撒いて農道を整備していただいたり、水路周辺の枯れ草を焼き払ったりしてみんなで力を合わせて水路及びその周辺を整備するわけですが、農村部が水害に強いのはこういった農家さんの目に見えにくい努力の結果、水路がちゃんと機能するから水害に強いと思うんです。

絵に描いたような田舎(きれいな田園風景など)に行ったとき、心が和んだり、奇麗だな~って思いませんか?
実はあの景色って人の手が作り出しているんですよ?
森は手入れをされているから荒れないし、道路脇が奇麗なのも草刈りがされているから見た目が美しいんです。
田園風景が絵になるのも、農家さんの努力があってあの美しい景色が保たれているんです。

人が住まなくなった地域は完全に荒れ果てます。
害虫や野生動物も住み着き、人が簡単には立ち入れないエリアへと姿を変えます。
3年も放置していれば背より高い草が生い茂り、10年も放置していれば木も生え出す始末です。
人の手が入っているから、人間にとって住み心地の良い環境が保たれているんです。

野外の環境整備に大きく貢献してくれているのが農家さんという存在です。
水路掃除をしなければ、堆積物により水路に水が流れてこなくなってしまうから掃除をしているわけですが、この子の水路掃除をしなくなってしまったらどうなるのか?
例えば…台風の日に、家の中でじっと嵐が過ぎ去るのを待っている普通の家庭が、水路の見回りに行きますか?
農家さんは危険を顧みず水路の点検に出向きます。
流木が引っかかって河川が氾濫しないか…とか、大量の水が水路に流れ込まないようにゲートを塞いだり。

農家って大変なんですよ?
稲刈りしているだけなのにコンバインから発生する粉塵が迷惑だと苦情を出したり、トラクターの音がうるさいと苦情を出す輩が最近居るようですが、”金さえ出せば米は買える”と思っているその考えが甘い!農作物は作る人がいて、まわりまわって消費者の手元に届くんです。
その”心無い苦情”が積もり積もればその方は農業をやめてしまうでしょう。
その結果、耕作放棄地になれば水路の掃除もされなくなり、草刈りもされなくなってしまうでしょう。

食糧生産という人が生きていく中で最も大切な仕事をしているのが農家さんです。
農地に隣接している家の方はちょっとだけ不自由をかけるかもしれませんが、苦情を言うのではなく労いの言葉をかけてあげませんか?私が作付けしているあるエリアの近隣の方は「五味さんが田んぼを作ってくれているお陰で夏涼しくなって居心地がよくなったよ!」と嬉しい言葉をいただきました。(自分が作付けする前は休耕地)

カエルの大合唱でご迷惑をおかけしますが、どうか自然の営みとして大目に見てやってください(笑)

みんなで力を合わせて水路掃除
腰にこたえる重労働!

最後は笑顔で集合写真♪
本当にご苦労様でした!

2020.04.25

祝!新しい仲間が増えました!

大変お待たせいたしました。
2020年の機械屋さんのお米育成日記スタートですよ~(^^♪

昨年12月以来の更新ですが、今年一発目に掲載するネタは決まっていたんですよ。
当社に新しい仲間が加わりました!

安木 雄太
年齢 36歳
既婚 子供1人(まもなく2人目が生まれます)
前職 レースエンジンのメカニック
なんと!非農家出身!

転職理由は…農業に携わる仕事をしたい!機械も触れて農業もやっている五味さんのところで働きたい!と熱く語る安木さん♪

実は昨年の春に当社へ面接に来られたんですよ。
スーツ姿で挨拶に来られましてね、さわやかな笑顔の好青年はこう言いました。
「スグにスグという訳では無いんですけど…僕を雇ってもらえませんか?」と切り出した安木さん。
世間話も交えながら、当社への志望動機をうかがってみたらこれまたびっくり!
なんと!私が不定期で書いている”機械屋さんのお米育成日記”の読者というではありませんか!
元々レースエンジンというものは試行錯誤を繰り返しながらその年に戦うエンジンを作るそうで、テスト&トライが永遠と繰り返されるそうです。A部品とB部品を組み合わせるとパワーは出るけど燃費が悪いとか、B部品とC部品を組み合わせたらパワーと燃費は両立できたけど熱量が凄くてダメとかそんなイメージ。
日々進化する技術の中で、今年はすごく良かったけど、ルール変更されたらその部品は使えなくなってまた一からやり直しってことがよくある世界なので、常に進化が求められる世界で頑張ってきたのが安木さん。
元々テスト&トライを行ってきた安木さんからすると、常に変化を求めて行動する私に共感する箇所が多々あったそうで、農業に向かう姿勢が面白いな~って。(笑)

アレをやったら失敗しました~とか、こんな事に気が付いたからやってみた的な?
観察・研究・実践を繰り返すこのブログを読んでいる内に、「農業に携わる仕事がしたい!この人と一緒に働きたい!お腹一杯農業がしたい!」という気持ちが爆発して面接に来られたそうです。(笑)

凄い行動力ですよね!
昨年は農業機械屋さん体験として、本業の仕事が休みの日を利用して当社に来ては農作業体験や、大忙しの秋の機械屋さん体験に来られましてね、元々持っている技術力・素晴らしいセンスとやる気で次々やってくる仕事を見事にやりぬきました!こんな人と一緒に仕事ができたら本当に楽しいだろうな…と思っていたら、それは意外に早く現実になったわけですよ!(笑)

今年の春作業の一つである”畔塗作業”のコツや、押さえておきたい大事なポイント等を伝授し、実戦でやってもらいましたが…見事な仕事ぶりで流石としか言えませんでした(汗)また、作業中に気が付いたポイントを質問してきたりと、次の仕事をより良い仕事にしようという意欲が爆発していました。

また、農業機械屋さんとして一番大切な修理・整備という技術面に関しても、元々ハイレベルなレース用エンジンを触ってきた方なので、教える立場であるはずの私が、時に教えてもらう場面まであるので本当に一緒に仕事をしていて楽しいんですよ。(笑)
僅かな音の違い(異音や負荷変動による音の変化等)や、ズレやガタ等もすぐに気が付くし、その原因についての探求もすぐに行うという仕事ぶりなので、技術者としてもオペレーターとしても大変有望な方です。

新しく加わった安木雄太をどうぞよろしくお願いします!

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