機械屋さんのお米育成日記

機械屋さんのお米育成日記

五味機械産業では、土作りから美味しいお米を作る自然農法である「カルテック栽培米作り法」で作る、
御殿場産コシヒカリの育成記録をブログ形式で更新していきますので、お米作りをされている農家様は是非ご覧ください。

また、生粋のカルテック栽培法とそこから派生する栽培方法の確立として、カルテック栽培法+独自理論を融合させた”ネオ・カルテック栽培法”を研究してみるといった事にもチャレンジしていきます。

それ以外にも、新しい機械の導入に関する”使用者としてのコメント”や、
機械・機器のオリジナルカスタム作製秘話?や、この機械”こんな使い方をしたら上手くいった”等の裏ワザ特集など盛りだくさんの内容でやっていけたらと思います。

不定期更新です

バックナンバーはこちらからどうぞ♪

本ブログは下記の内容で記事が分かれております

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2021.09.14

和樹の箱庭圃場/田植えから15週間経ちました。

9月13日の田植え終了後15週間たった様子。

めちゃくちゃ強い台風が発生していますね…かなり傾いだ圃場を見かけますが台風前にやっつけてしまいたいですよね。(-_-;)

明日は請負の稲刈りがあるんですけど、天気予報はあまり良いとは言えない予報で、午後から雨とのことですが…朝一でお客様の機械を印野地区の奥地までコンバインの早朝輸送をした後に、請負稲刈りの準備と機械の輸送があって、そこから漸く50aの請負稲刈りがスタートするんですけど、午後1時くらいから雨の予報なのでそれまでに請負稲刈りを済まさなければならないのですが、中々厄介な圃場でしてね…収量も中々良さそうな感じに見えるのですが、部分倒伏・強湿田・変形田・小規模田・雑草多発・オールコンクリート畦畔・圃場進入路厄介という稲刈りにおいて厄介な条件をほぼ網羅した請負稲刈りをタイムリミット付きで達成しなければならないという中々ヒリつくミッションが待っています。(笑)

正直、台風が来たら全倒伏するんじゃないかな?という位実りも良いのですが、強湿田で全倒伏されたらもう目も当てられない状況が確定するので何とかやってしまうしかない!(台風予定到達日は9月17・18日だが、前線の影響で14日夕方位からまとまった雨の予報)これに加えて、13日に預かった籾の乾燥・調整が終わったものから籾摺りをしながら、これとは別にお客様自身で稲刈りされて来る籾の受け入れもあったりという具合。

天気次第ではこの後(14日)の午後からライスセンター近くの圃場の稲刈り2軒!計6枚/46aも控えている状況に加えて出張修理もこなすという無茶っぷり!当然これを一人で達成するなんて100%不可能ですが、ライスセンターを一人で回すスタッフの安木さんと、稲刈りサポートスタッフの七郎さんあっての事。本当に人の力って凄いな~って思います。感謝感謝です!

そんなドタバタの毎日ですが、和樹の箱庭圃場にちょっとした異変が。
先週あれだけ葉色の高かった圃場は一気に色が褪め始めたので、やはり微生物分解の進んだインチキ液肥?はやはり即効性だったことが実証されたまではよかった!が!!圃場の表面を見るとなにやら籾が落ちているんだよな…不稔粒のもみ殻が落ちただけならば全く問題ないんだけど、まさか雀が食事にに来ているのでは…?

今更ですけど、雀って見た目の可愛さもあってか”雀のお宿”や”舌切り雀”等の童話にも登場する”可愛いい・可哀そう”というイメージが定着している小動物ですが、稲にといってはかなり厄介な天敵でもあるんですよ?まあ…稲にとっての害虫を食べてくれるという有益性も持ち合わせているんですけど、困った存在でして。米が実までは益獣として働き、実った後は害獣・害鳥の類になるという二面性を持っています。この圃場は当初”2合の米を収穫する”という目標を立てていただけに食べられては困るわけですよ。

2021.09.12

比較実験圃場/田植えから16週間経ちました。

9月11日の田植え終了後16週間たった様子。

さあ!請負の稲刈りも始まり、個人向け個別乾燥のライスセンターも大忙し!修理に販売させてもらったコンバインの試運転にと大忙しの日々を送っておりますが、天気がホントハッキリしない日々が続いていて困りますね~(-_-;)
週間天気予報も連日雨!雨!雨!と予報している割に実際には全然雨が降らなかったり、予報自体も日ごと・時間ごとコロコロ変わるので本当にこの時期の天気予報だけは全然アテになりませんね…いっそ”天気予想”とでも改名してくれた方が気が楽ですね(笑)

この時期まで来ると稲刈りをされる日を待ちわびている稲に対してしてあげられることはほぼ皆無といっても過言ではありません。
雨もちょこちょこ降りますから態々圃場に水を入れる必要もないですし、かといって何時までも水を掛けていると地耐力が弱まって稲刈りの際に大変な事になるばかりか、稲刈り後の有機資材散布も大変になりますし、更にその後に待っている秋耕耘も大変になってしまいますからね…そろそろ尻水の瀬木板を外して稲刈りに備えた準備の時期です。

先週の圃場の状態と比較しても日ごと登熟し、稲刈りできる日が迫ってきているな~と日々感じます。
とは言っても皆様の稲刈りの終わりが見えてくる頃というのもそうですが、請負の稲刈りと、請負乾燥が終わってからでないと自分の作付けする圃場の稲刈り&乾燥は出来ませんからね…。(まさか自分の稲刈り・乾燥が忙しくて修理に行けないとか言えませんからね)

今年の傾向ですが、とにかく青米と屑米が多い!完全に登熟期の天候不順が原因ですね。
6月・7月の天候が良かっただけにかなりの収量が期待される圃場(自分の圃場ではないですよ?)を多く見かけましたが、いざ稲刈りを終えて乾燥してみると思ったほどの収量が出ていないケースがちらほら…今後がどうなるかはまだわかりませんが、皆様の圃場が良収量・両食味の米が収穫できることを願うばかりです。

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
そろそろ瀬木板を外して地耐力強化に努めようかな?ガンガン水を与える時期でもないですしね。

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
しっかり水を掛けていた割に下葉が結構枯れてきているんですけどなんでかな?この辺もまだ知識不足ですね~。

2021.09.06

和樹の箱庭圃場/田植えから14週間経ちました。

9月5日の田植え終了後14週間たった様子。

8月の暑い盛りにやってきたおかしな前線により深刻な日照不足と気温不足に陥っている今日この頃。
8月20日過ぎから天候が回復し、8月中旬の謎の前線は早すぎる秋雨前線だったのかな?なんて思っていたら…9月に入るとやっぱりやってきたウザイウザイ秋雨前線!夏の日照不足分はここでしっかり回収しておきたかったんですけどね~。
数日後には請負稲刈りの予定も入っているんですけど、稲もどの程度の水分値なのか全然見当もつきません。

さてさて、先週と比較するとおかしな程葉色が濃くなっているのが見てわかると思うんですよ。
実はこの圃場…昨年の秋にやるべき土作りをちゃんとやっていなかったんですよ。(;´Д`)
植物ってホント正直だなって思うんですけど、地力窒素の元である稲藁や各種有機質を投入しなかったため、今シーズンに投入した化成肥料(硫安・尿素)の窒素分が切れた瞬間に一気に葉色が褪めてしまったわけですよ。
本来であれば稲藁等が分解されてじわじわと効く肥料分が無いので、肥料を投入すればガツンと効いて、それを吸い尽くしたらまた一気に葉色が褪めてを繰り返してしまうわけですよ。
この時期としてもちょっと色褪め過ぎじゃね?ってことで硫安を軽く一振りに加えて、熱帯魚の水槽に使っている外部フィルターのろ過フィルターを洗浄した際に発生したバケツ一杯分の高濃度汚水(魚の糞や餌の食べ残り等の残渣物)をこの圃場に投入したわけですよ。
水槽の外部フィルターに使っているエーハイムは、綿状のフィルターに魚の糞や餌等をひっかけて大きなゴミを回収し、微生物濾過槽を通過した水が綺麗になっていくというシステムなんですけど、この綿状のフィルターを水洗いした際に出てくる濁った汚水を圃場に入れるとどうなるかな?ってことで投入してみたらグググっと葉色が上がったわけですよ。(笑)

ま~植物ってものはホント正直ですよ。
養分が無ければ色は褪め、逆に養分が与えられればぐんぐん吸って葉色が濃くなるわけで。
元々微生物分解が進んでいた残渣物なだけに植物もすんなり吸ってくれるんですね~また勉強になりました。

土作りも大事ですし、有機質も大事!すべては明日のために今出来ることをする。

2021.09.05

比較実験圃場/田植えから15週間経ちました。

9月4日の田植え終了後15週間たった様子。

本来受けられるはずであった夏の暑い気温と強い日差しがなかったことで明らかな天候不順による日照不足な稲の様子です。
出穂日が8月10日頃ですから、出穂40日といわれる稲刈り適期まで2週間という状態の稲には間違っても見えませんよね?
あくまでも出穂40日とは御殿場におけるコシヒカリ栽培の”出穂後の積算温度1100℃”を日数換算した場合の話であって、平年並みの気温と日照時間から割り出されたいわば目安となる日数ですから、すべては稲の様子次第で刈り取り日程を決めることが大事です。

今年は夏の平均気温も低く、日照時間も半分以下という条件ですから昨年と比較しても全然稲刈り適期は違ってきます。
思い返してみると昨年は異常に長い梅雨(6月中旬~7月末迄)に翻弄されはしたものの、8月1日~スカッと晴れ渡った猛暑の夏となり、土手の草すらしなびてくる程の夏らしい天候という緩急がハッキリとした”登熟期の天候に恵まれた”天候周りとなったため、梅雨前線の長雨の影響をある程度リセットする”終わり良ければ総て良し”的な感じもありましたが、今年は真逆な天候周りかと思います。

天候がこれだけ変化してくると”例年並み”という言葉は通用しなくなってしまいますね。
自分が馬鹿なのか?学が無いから理解できないのか?天気予報の”長期予報”というものを見たときに”気温高め40%・平年並み30%・気温低め30%”って一体何が言いたいのかさっぱりわかりません。分母は勿論100なわけですが、分子が30~40ってどう転がってもおかしくない数字なわけで。
「今年の秋の向こう2か月は平年に比べて気温高めの確率80%でしょう」って位言われたら納得も出来るんですけどね…。(-_-;)
それに加えて毎年天候が全然違うのでそもそも”平年”という言葉すら平年ではないわけで。誰か教えてください。

さてさて、写真から見ても分かるように”ネコミミ立てた!”の効果は間違いなく葉色と登熟具合からもハッキリと差が出ています。
最終的には両者の圃場の乾燥を別々の乾燥機で行って数値化したデータまで公開する予定でおります。
稲刈りは…9月後半~10月頭頃になるんじゃないかな?

出穂直後を襲った8月10日前後の台風が4日間居座ったかのような大雨と強い風により穂ズレした個所は黒く変色し、何とも痛々しい姿で田んぼで収穫されるのを待っていますが目立って嫌ですね(-_-;)

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
この時期にしては青々していますね~天候不順もありますが出穂後25日とは思えませんね。

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
ネコミミ立てた!のお陰もあって非散布圃場と比較して明らかに葉色も褪めてきていて、籾の黄化も進んでいる事がわかります。

2021.09.01

今年もやります!土作り秋耕耘研修会!

おはようございます。

やっと”峰の雪もち”の稲刈りが始まった位の今日この頃、秋作業の終わりすら見えていない現在ですが、今年もやります!土作り・秋耕耘研修会!昨年来場された方から言われた一言「いや~秋耕耘する前にこの研修を受けたかったよ」…そりゃそうですよね。(-_-;)

土作りの重要性と、正しい耕耘方法を学ぶことでトラクターの乗り方も変わりますしね。

農業機械屋さんを経営しながら、個人向け個別乾燥のライスセンターも運営しながら、自社作付けの水田も4haを超え、本当にドタバタ過ぎる秋が落ち着いてからでないと中々落ち着いて研修会を行えないんですよ。(;'∀')

請負乾燥と、個人作付けのお客さんの稲刈り等(修理依頼等)が一段落しないと、自分で作付けしている圃場の稲刈りもままならない訳でして…当然稲刈りをしたら乾燥調製もしますし、新米を待っているお客さんへの納品もあったりで…本当に秋が一段落するのって11月の声を聞くころになっちゃうんです。

ですが!秋耕耘をしっかり学びたい!というお客様の声は無下にできないので、今年は日程を早めて研修会を行おうと思います。

タイトル 第二回!土作り・秋耕耘研修会

開催日時 令和3年10月23日(土曜日) 午前9時~

講師   小橋工業:松尾 泰樹氏

内容   土作り資材について
      秋耕耘の知識と技術

上記のような内容で研修会を行います。
開催日が迫ってきましたらまたこのブログで発表したいと思います。

2021.08.30

和樹の箱庭圃場/田植えから13週間経ちました。

8月29日の田植え終了後13週間たった様子。

大荒れの8月中旬の天候が嘘のように本来の8月らしい天候になりましたね。
本来であれば8月中旬は晴天率もすごく高くて、強い紫外線と高い気温により窒素の消化も促進され、グングン葉色も褪めながら登熟期を順調に迎えるはずだったのですが、今年の8月の半分は雨と雲に覆われた”登熟期としては望ましくない”天候回りだったかと思います。

さてさて…箱庭圃場の様子は…連日の雨模様から回復した8月らしい陽気の影響で稲の方も一気に生長し、長雨の後半にボチボチ出穂し始めたお陰で台風のような強い雨風の影響をあまり受けなかった様で受粉もあまり問題が無かったようです。
不稔粒はチラホラ見られますが95%以上の受粉率かな?和樹の箱庭圃場は田植の遅さが功を奏して順調な生長をしております。

しかし、こんな小さな圃場であっても肥料の散布斑というものは顕著に表れるものだとこの箱庭圃場から教えてもらいました。
写真の右側の稲は葉色が濃く、分げつも盛んで、現在も”遅れっ穂”が次々と出穂しているのに対して、写真左側の稲は葉色も薄く、1株当たりの本数も若干少ない様子が見て取れます。穂長も1cm程度の差があり、肥料の有る無しでハッキリと成長の差が出ている事が伺えます。草丈も葉色が褪めた左側は低めで、葉色の濃い写真右側の稲は草丈も比例して高い傾向が見て取れます。

こんな小さな圃場であっても”肥料の散布斑”は顕著に表れることを教えてくれます。
ま~簡単に言ってしまえば”肥料の散布の仕方がヘタッピ”という事なのですが…植物は正直ですね(笑)
空気を読んで写真映えしようとか、理想的な生長を見せるために頑張ろうとかそういった概念は一切ありません(笑)

葉色の褪めた側は有効茎数17本・無効分げつ1本に対して、葉色の高い右側は有効茎数20あり、現在も続々と出穂している穂長の短い無効分げつも合わせると25本の分げつ数でした。全体的に斑無く散布したつもりだったんですけどね…所詮つもりはつもりですね(-_-;)

分げつ期はしっかり肥料を効かせてしっかり有効茎数を確保して、その後は無駄な肥料が効かない様な量で散布しておくことも大切ですし、穂肥時期にタイミングを間違わず正しい量の穂肥を散布する…口で言うのは簡単ですけど、これが難しいんですけどね(-_-;)
株間に対する適正有効茎数を確保し、十分な穂肥を与えることで穂長も長く、千粒重も22gを超える充実した粒張りの米を作る事で良い米となるわけですからね。肥料の振り方一つ!散布タイミング一つで激変するから難しくも楽しいんですよね。

2021.08.30

比較実験圃場/田植えから14週間経ちました。

8月29日の田植え終了後14週間たった様子。

一気に色の変化が見られ始めましたよ!「ネコみみ立てた!」を散布した圃場(写真右下の圃場)の方が明らかに黄化が進み黄金色に向かってまっしぐらな様子が見て取れます。凄いですね~♪先週までは「ネコみみ立てた!」が本当に散布されたのか疑ってしまう位、両者の違いが表れなかったので、内心ヒヤヒヤしておりましたがハッキリと葉色の違いが表れれば見た目での効果は間違いありませんね。

今後の予定は穂長の長さを測定してみたり、粒数の違いを平均値で出せれば更に散布圃場と非散布圃場の差が表れるかと。
最終的には稲刈り前での平均水分値も測定してから稲刈りに進んでみようかと思います。

登熟の進捗具合が明らかに違うこの両者の圃場ですが、単純な話、ネコみみ立てた!を散布した圃場の方が早く黄化してきているという事は…登熟が進んでいる訳ですから、最終的に稲刈り前の平均水分値も黄化が進んでいる方が理論上低くなるわけです。

この「ネコみみ立てた!」という資材…使い方次第でかなり面白いアイテムになりそうですね。

日が進むにつれて多少ですが稲の頭が重たくなってきたようで首を垂れて来てくれました。
とは言ってもやはり出穂期を襲ったあの台風のような強い雨風に当たった影響で不稔粒もかなり発生している様ですが。(-_-;)
どれだけの減収になるかはまだ未知数ですが、とりあえず農済に調査依頼・被害報告だけはしておこうと思います。

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
やっと葉色の違いが表れてきました!こちらは非散布なので普通の状態がこの色と思ってもらえればOKです。

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
比較圃場に比べて一気に黄化が進みました!ネコみみ立てたの散布効果が発動したと言って間違いなさそうです。

2021.08.23

和樹の箱庭圃場/田植えから12週間経ちました。

8月22日の田植え終了後12週間たった様子。

こちらの圃場は、播種日は同じであっても田植日が若干遅かったことで8月17日が出穂日となったため、8月12日前後の強い雨風の頃はほぼ影響を受けることなく生長してくれたようです。穂肥タイミングで尿素に加えて極少量の硫安を散布した事も出穂タイミングを遅らせた要因かな?順調に葉色も落ち始めていますし、こちらの圃場は問題なく収穫の時まで進んでくれそうです。

しかし、田植日がわずかに違うだけでここまでハッキリと差が出るって何とも悔しい結果ですね。
まあ…このような天候になっての今の結果から言えるというだけの話なので、悔しいも何も無いか…(笑)

しかし大きくなりましたね~♪
最初の頃は圃場(プラ船)をアップにして写真を撮っていたんですけど、今では写真上での圃場(プラ船)を占める割合がこんなに小さく”引き”で写真を撮らないと全体像が映らなくなってしまっているのですから…。息子の和樹同様にここまで順調に生育してくれたことを喜ぶ事の方がずっと価値がありますね!無事に収穫したら美味しくいただこう!

2021.08.23

比較実験圃場/田植えから13週間経ちました。

8月22日の田植え終了後13週間たった様子。

8月前半に発生したトリプル台風によってなのか?すっかり天候がおかしくなってしまい、例年であれば高温・高晴天率の時期であるはずの8月7日以降…雨ばかりの天候となり、8月10日~はまるで台風がずっと居座っているかのような天候が続き、8月18日の午後に長くはない時間ではありましたが本当に久々の青空を見たことを覚えています。

その後も8月23日まで気持ちよく晴れたな~という日はほぼ無かったように思います。
週間天気予報を見てもずっと雨と曇りばかり予想する天気予報もあれば…曇りと晴れがずっと続くと予想している天気予報もあり、天気予報も全然あてにならないような日々が続いていますね…。真夏の強い日差しと高い気温が無かった分は8月後半~稲刈りまでの登熟期に如何に天候に恵まれるかも重要なポイントですが、今年の天候は昨年を上回る水稲に対して非常に良くない天候回りかと思います。

さて、作付けしている圃場の様子ですが…やはり出穂期を襲った台風並みの雨風にやられ…こりゃ駄目ですね。
先週の圃場撮影時は穂が擦れて黒くなっている様子はあまり見受けられなかったんですけど…昨日の撮影で見た光景は酷い物でした。
パッと圃場の全体写真を見てみると全然大した事なさそうなんですけど、拡大写真を掲載してみましたが…出穂したばかりの穂が葉と擦れて黒くなっている様子が見て取れますね…今後、日を追うごとに黒くなった穂の姿が目立つようになっていくと思いますが、不稔粒になる穂の数は半端ではないと思います。遅れて出穂する穂もあるので全滅という感じではないかと思いますが、大減収はほぼ確定じゃないかな…。出穂期の天候なんて誰にも分らないですし、こればかりは運ですね…。

ここから2週間もすると不稔粒になった穂はピーンと突っ立ったままの姿になります。
稲刈りされるまでの期間は晒しものとして9月後半までそのまま放置するしかないですからね…(-_-;)

「実らずに、首も垂れない稲穂かな」

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
ネコみみ立てた!を散布した圃場よりも若干黒い穂が少ないように感じるのは、出穂タイミングが若干遅かったことが理由かな?

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
下の拡大写真はネコみみ立てた!を散布した圃場の様子ですが、1~2日出穂が早まったことが天気の影響を強く受けた可能性も。

2021.08.16

和樹の箱庭圃場/田植えから11週間経ちました。

8月16日の田植え終了後11週間たった様子。

凄い雨でしたね~大型の台風よりも雨風強かったように感じるのは気のせいでしょうか?(明日もまた大雨のようですが…。)
御殿場は降り始めからの総雨量が613mmだったようですが、甚大な被害が出たとかそういった話は今のところ聞いていないだけかもしれませんが、大した事が無さそうでとりあえずホッとしております。甚大な水害が発生した地域の報道を見ると、これをどうやって復旧させたらいいんだろう?と目を覆いたくなるような状態で、1日も早く元の生活に戻れることを願うばかりです。

さて、稲の様子はと言いますと…圃場全体の半分弱くらい穂が出た状態ですかね?
出穂日は8月17日と判断すれば良いかな?という感じの和樹の箱庭圃場の現在の状態。
しかし、嫌なタイミングでの出穂ですねぇ~明日もまた大雨になるようですし…雨が問題というよりは”強い風を伴う大雨が花の時期に発生”することは、稲作りにおいて最悪のイベントの一つです。こればかりは田植日を設定した時点で、種もみの芽出し作業→播種→苗作りという工程が発生し、これに合わせて春耕耘作業→圃場入水→荒代掻き→代掻きの各作業を調整しながら行うわけです。

稲作りにおいてここが大事!というタイミングがいくつもあるわけですが、田植えを行い正しい分げつ量に調整し、普通に出穂したところから花が咲き、受粉を経て登熟期へと進み…良い頃合いに稲刈りをするという中で最も大切な時期が”開花・受粉の時期が平穏である”事が一番大切なポイントではないかと思いますが、こればかりはどうにもなりません!花の時期に丁度あんな暴風雨が発生するなんてもう事故以外何者でもないですよ。(-_-;)

どれだけその他の項目がうまくいっても、ちゃんと受粉できなければ実になりませんからね。(-_-;)

2021.08.14

比較実験圃場/田植えから12週間経ちました。

8月14日の田植え終了後12週間たった様子。

というか天気ヤバ過ぎます!先程、稲の様子を写真に収めるために圃場へ行ってきたんですけど、活発な前線の雨というよりは…台風の間違いでは?と思う程の風雨を伴う大雨です。また、夏なのにニュースでは”秋雨前線とおかしなことを言っています。(まあ確かに8月中旬を立秋と言ったり、晩夏とも言うので微妙な時期ではあるが、気象庁は春を3~5月、夏を6~8月とハッキリ言っているので、やはりこの時期の大雨を”秋雨前線”と言うのはやはりおかしい気がする。)

そんなことはさておき…稲も天気もヤバいです。
当初の予想出穂日から1週間も早く出穂し始めちゃっています!まだ出穂し始めたばかりの状態ですが、この大荒れの天気が数日間続くようですし、週間天気予報を見ても1週間先まで雨と曇りの予報が続いており、出穂後の花を咲かせて受粉する時期となりましたが…強い風にやられて花芽が落ちる可能性大ですし、こりゃ下手すると全滅を覚悟しなければならないかもしれません。

幸い稲の背丈はまだまだ低い状態なのでこの雨風でどうこうなるという事はあり得ませんが、早めから穂が出始めた所は花芽がこの風で擦られたことにより落ちてしまったでしょう…受粉出来ずに完全アウトな感じです。( ノД`)シクシク…

人間ならこれだけの雨風で危険と判断すれば、不要不急の外出を避けて家の中でじっとしていると判断するでしょうが、植物はそんなに利口な生き物ではないでしょうから…今年はかなりヤバい雰囲気です。天気が相手でありこればかりは心配してもどうにもならないですね。

7月末頃から出穂を開始した他の方が作付けされている圃場も、所々この強風にあおられ倒伏し始めている状態でした。
ある程度登熟しきった状態であれば、稲刈りには苦労するもののさほど大した問題にはならないのですが、稲がまだ青いうちから倒伏されてはもうどうにもなりませんからね…。

しかし、嫌な時期に出穂し始めたなぁ~…。(-_-;)

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
風にあおられてワサワサと靡いていますね。この時期の圃場には決して入るなという位花が咲く時期は大事な時期なんですが…。

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
倒伏しやすいかし難いかは肥料設計である程度どうにかなるのですが、この時期の強い風雨だけは絶対にダメであり、どうにも対処出来ない事って本当に悔しいです。

2021.08.09

和樹の箱庭圃場/田植えから10週間経ちました。

8月8日の田植え終了後10週間たった様子。

茎もかなり穂孕んで来ているようで、やはり出穂予想日よりもずいぶんと早くなるようですね…。まだまだ修行不足を感じます。
稲の様子はと言いますと、これまた遅れてしまったんですけど8月6日に田畑の大将を散布しました。
田畑の大将は水溶性カルシウム資材で、茎を強くし、カルテック栽培米の味の決め手となる重要な肥料となります。

散布量は10a/20kg散布するのですが、この圃場は10aの1/2139スケールなので20000g÷2139=9.3gという散布量になります。

7月28日に穂肥(尿素)を散布した際に、葉色が褪め過ぎていたので若干ではありますが硫安も極少量散布して色揚げをしてみました。
ま~しかし、植物というものは本当に正直ですね!頑張るとか、見栄を張るとか、お世辞を言うとか全く無いですからね。(笑)
植物は頑張っているのではなく、与えられた環境でただただ生きているだけなので、環境が良ければ良く育つしそれなりの反応をするが、環境が悪ければうまく育たないか絶えてしまうかの反応をするはずだ。

改めて写真で撮ったものって現実とのギャップを感じるというか…正確に再現できないというのか…現在の状態と2週間前の比較写真と見比べてそれほど葉色の違いを感じないと思うんですけど、現物はかなり葉色が褪めて「こりゃ~色褪め過ぎじゃね?」って位葉色が褪めたので、少し多め尿素+微量硫安を散布したら3日程度で一気に葉色が上がったんですけど、写真を見るとそれほどの変化が再現できていないことが驚きですよ。

ただ、写真の撮り方がだんだん引きでの写真になっているように、順調に生育を続けております。
予想出穂日は8月16日位かな?大外れではなかったけど…やはり今年の生育は進んでいることは間違いありませんね。

2021.08.08

比較実験圃場/田植えから11週間経ちました。

8月7日の田植え終了後11週間たった様子。

当初、田植え時期が5月22日だったこともあり、出穂予想日は8月20日頃との予想をして動いていたのですが…今年の陽気は空っ梅雨に加えて高温・高晴天率だったことから生育が異常な程進んでいますね…。このままだと8月15日頃が出穂日になるかな?
周囲の圃場を見ても異常な程早い時期に出穂をしていますからね。

ネコみみ立てた!を散布した圃場と、散布していない圃場の葉色の違いですが、たまたま撮影した時間に光源である太陽に厚めの雲がかかってしまいましてね、ネコみみ立てた!を散布していない圃場を撮影したタイミングの方が若干雲が薄かったこともあり、ネコみみ立てた!を散布していない圃場の方が葉色が褪めて見えます。実際に見てみると…若干ネコみみ立てた!を散布した圃場の方が葉色は若干褪めているように見えます。

別にヤラセをしようとか、大して差が無いのに「全然違いますね!」とかアホなことは言いませんよ。フォトショップを使って写真の色合いを加工して”如何にも効果てきめんだ!”みたいな事をする気もありません。そのままの状態を伝えて、この資材の効果がどうであったかのガチ検証ですからね。

ただ、”現時点では葉色の違いが殆んど表れていない”というだけの話で、収穫後の食味値や千粒重といった数値化されたデータが重要。
現時点で殆ど差が出ていないのに、機械を使った数値で明確化された数値にどの様な変化が出るか楽しみですね。

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
既に出穂している左側のお隣さんの圃場とは明らかに葉色の違いはありますね。どの時点で窒素が切れるのが理想なんでしょうかね?あまり早く窒素が切れても秋落ちしちゃいますしね(;'∀')

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
その内SPAD計でも買ってみようかな?お値段は18万円くらいするようですが、機器を使ったデータ収集は間違いのない正確なデータが得られますからね。でも高いな~(-_-;)

2021.08.07

静岡大学さんから仕事のオファーがきました。

7月28日頃だったかな?静岡大学・農学部の教授から「大学構内にある試験圃場の耕耘・代掻きをやってもらえませんか?」
という仕事依頼の電話が。

事情を伺ってみると、今まではご近所の農家さんに依頼をして耕耘→荒代掻き→仕上げ代掻きをやってもらっていたそうなのですが、高齢により離農されてしまったことで作業依頼が出来なくなってしまい、試験圃場の準備が出来ずにに困っているとのこと。(-_-;)
研究にまつわる部分なので詳しくは書けませんが、「コシヒカリの研究をしている」との事で、これはもう何とか都合をつけて研究がスムーズに出来るように日程を調整してみるしかないじゃないですか!
試験を行う苗も順調に生育しているようで、既に4葉期に突入しているとのこと。(すぐにでも移植しなければ!)

今年の気候は晴天率の高さと、平均気温の高さから稲の生育が進んでいることもそうですが、お盆休み前に片づけてしまわなければならない仕事がワンサカある状態での耕耘・代掻きの依頼という中々厳しいタイミングではありましたがお仕事を受けることに。

圃場のサイズは7.7M×15.8Mという小さな圃場ですが、強粘土質の圃場で、外周はオールコンクリート畦畔という条件。
また排水性が非常に悪い圃場で、作業当日も土に多く水分を含んでいる状態に加え耕盤の高さが滅茶苦茶という今まで経験が無いような条件下で春耕耘(夏耕耘?)→荒代掻き→仕上げ代掻き+田面レベル出しという内容を1日で達成するという無茶なスケジュール(笑)

さてさて、写真の圃場が問題の圃場ですが、一回目の耕耘を行って圃場に入水を開始した直後の様子ですが、土の状態を見てみると…耕耘はしたものの土はベッタベタの状態で、この後行う荒代掻き→仕上げ代掻きに向けて”予め土に含ませた水を抜く硬い代掻き”を行おうにも水を含みにくい耕耘しかできず、土に十分な水を吸わせる時間もないという事で、多めの水を入れた状態からダイレクトに荒代掻き→田面のレベル出し→仕上げ代掻きという工程で進めていきます。

これが大学生のパワーだ!
貯水槽から圃場への入水スピードが遅いという事で、学生さんたちが自発的にバケツやプラ船を使って圃場にガンガン入水作業をしている様子(笑)

みんな積極的に動いてくれましたよ!
限られた時間内で圃場を整えなければならない事を皆さん熟知されているんですね!お陰様で無事にすべてのミッションを達成出来ました!本当にありがとうございました。

しかし異常な暑さでしたよ?外気温は35度前後だったかと思います。(御殿場に住んでいたら経験しない暑さです)
学生さん達の懸命な努力もあり、無事圃場への入水が完了し…土に少しでも水を含ませるべく昼食休憩を挟んでいよいよ荒代掻き→田面レベル出し作業に移行したのですが、当社のトラックには耕耘用ロータリーを装着した状態のトラクターを1台乗せるのがやっとで、代掻きロータリーを持ち込む事が出来なかったのです。
故に!耕耘に特化したコバシKJM180Tで荒代掻き→田面レベル出し→仕上げ代掻きまで行わなければならないのです。

強粘土質という特性もありましたし、耕盤のレベルが滅茶苦茶という事もあったので通常よりも遅い速度(車速1.5~1.8km)で水の力も借りながら耕盤の高い部分を削りつつ”根の張れる作土量”を圃場全体で均一化を図りつつの荒代掻きを行った後、土レベルの高いところはPTOクラッチを切った状態+ポジションレバーを使って土引きを行って田面のレベルを出した後に、作業機の下限設定をした状態で車速1.8kmにて仕上げ代掻きを行って作業は終了。

ただ単純に耕耘→荒代掻き→田面レベル出し→仕上げ代掻きを行っただけでは”単なる作業請負”となってしまうため、自分が今まで学んできた”耕耘理論”と”代掻き理論”を作業の合間合間に学生さんへ質問を織り交ぜつつ講義形式でお伝えし、試験作物においても”根を下ろす土の状態が如何に大切か”という部分をお伝えしながらのお仕事をさせていただきました。

代掻きとは○○だ!という代掻き作業のゴールを土手に生えている草を使って説明し、掻き過ぎていない土は即田植え可能であるという理論と現実を見てもらった後に、仕上げ代掻き作業を行ったわけですが、正直な話!耕耘用ロータリーのKJMで代掻き作業なんて行ったことなかったので内心ドキドキですよ(笑) …こんな状況下においても自分を支えるのは今まで学んだ知識と、実践で培った機械との熟練度!
自分で上げたハードルを飛び越えるってヒリつきますし、達成できたことは自信にもつながるし、実績にもなります。

いや~やっぱり農業は面白い!東大農学部さんに続いて今度は静大農学部さんから仕事の依頼が来るんですよ?農業を始めた頃では全く考えられなかった様な面白い事が次々と起こり、凄く大きな波紋の中心にいるようで凄く楽しいですよ。

追伸

下の写真が今回の耕耘・圃場入水・荒代掻き・代掻き作業・最終仕上げ・トラクターの洗車まで頑張ってくれた学生さん達と息子の和樹です。(笑) みんな良い顔してますね!全身ビショビショ+泥だらけになって頑張ってくれたんですよ…( ノД`)シクシク… 写真撮影前に皆さんの活躍と頑張りを是非ブログに載せたいという趣旨を伝えたうえで許可をいただきまして今回の掲載となりました。

作業中はあまりの暑さにみんな上半身裸で頑張っていました。肩や背中も日焼けで真っ赤になり、Tシャツを着るのも痛かったんじゃないかな…泥だらけで写真には写るまいと一張羅?(笑)になっての笑顔のこの写真は本当に価値がある1枚です。
そんなエピソードも添えての最高の一日でしたという報告でした。

またお会いできる日を楽しみにしています!

2021.08.02

和樹の箱庭圃場/田植えから9週間経ちました。

8月1日の田植え終了後9週間たった様子。

日々立派な姿へと変化しつつある和樹の箱庭圃場。
写真撮影をした時間が午後という事もあり、葉に当たる光の加減により葉色の変化はあまり無い様に見えるのですが、現物は先週と比べて葉色も随分と褪めて来ているので分げつ肥の尿素を散布しようと思います。

梅雨明け後の天気のよさもそうですし、気温も高めに推移していることから強気の肥料設計で攻めてみようと思います。
7月28日にちょっと遅れた穂肥散布をすることに。穂肥として散布する尿素の散布量は10a/6kg計算で散布しようと思いますが、この圃場は10aの1/2139スケールなので、6000g÷2139=2.8g…相変わらず少ないですね(笑) 料理用の電子重量計を使っておおよそ2.8gを計量し、紙コップに入れてみると…1/15程度の極少量を、3回に分けて掌に載せて圃場全体にパラパラと散布していきます。
この時に草丈が短かったり、葉色の褪め方が激しい箇所には若干多めに散布するなどして調整するといいと思いますよ。

この圃場の予想出穂日は8月20日位かな?出穂-15日のタイミングで田畑の大将を10a/20kg撒くという工程が残っているので、8月5日頃に田畑の大将を散布しようと思います。
最終的に食味値・千粒重・収量等の計算もしてデータを出してみる予定です。

2021.08.01

比較実験圃場/田植えから10週間経ちました。

7月31日の田植え終了後10週間たった様子。

梅雨明け後らしい晴天が連日続いておりますが熱中症などにご注意くださいね。
しかし、ここ最近の雨の降り方は凄いですよね…雨が降り出したと思ったらドバーっと降るわけですが、自分が子供の頃の夕立のイメージってドバーっと降るけど短時間で終了し、一気に周囲が涼しくなって心地よくなったな~という恵みの雨的な印象が強いんですけど、夕立はゲリラ豪雨という名前に変化し、あたり一帯が水没するレベルの大雨になるから雨の破壊力が年々強くなってきていますね。

そういえば…夕立って言葉もう何年も聞いていないような気がするんですけど気のせいでしょうかね?

稲の様子はと言いますと…ネコみみ立てた!を散布した圃場も笑ってしまう位全く変化なし!
来週あたりには葉色の違いが見えてくる頃かと思うんですけどね~。
葉色の変化=窒素喰いが促進されたという証となるので、効率よく籾に栄養が運ばれるという事。
出穂前後からこの変化がしっかり見えて、最終的には千粒重の変化が発生すれば十分な効果が望めるわけですよ。
それ即ち…窒素喰いの悪い日陰部分に散布したり、イマイチ収量の悪い圃場に散布したり、もっと収量を上げたいという方に効果絶大という資材になるとは思いませんか?資材も使い方で色々面白い変化をしますからね~新しい取り組みはどんどん行おうと思います。

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
この時期は間断潅水でただただ稲の成長を見守る時期ですからね…特筆すべき事が無いです。

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
計器を当てたら葉色に若干でも差があるのかな?自分の目が節穴なのか今のところ違いは見られません。

2021.07.26

和樹の箱庭圃場/田植えから8週間経ちました。

7月25日の田植え終了後8週間たった様子。

いや~立派な姿になってきましたよ~♪
大地から吸った養分と光合成をしたでんぷんを根と葉に運ぶ大切な橋渡し役がこの茎の役割。
茎は太ければ太いほど、栄養の行き来がスムーズになりますから”見た目の株の立派さ”に目が行きがちですが、茎の太さって物凄く大事。
一株当たりの茎の本数が多すぎてしまうと、お互いの茎が干渉しあって十分な太さに慣れないことが多いようですよ。
過剰分げつがもたらす悪影響って意外と多いと分かっていながらも、有効茎数=穂の付く茎という部分を考えると”見た目も立派な株”を目指してしまうんですよね…分げつを止めるために干そうと思っても、雨が続けば中干が出来ず結果、過剰分げつになってしまうこともありますからね…。中々狙ったようにコントロール出来ない事もまた農業の面白さなんですよね。(笑)

順調に葉色も褪めてきていますが、カルテック栽培の醍醐味である”穂肥の尿素”を今週あたりに散布しようかな?
散布日当日の葉色を見ながら散布量を決定するのですが、この調子だと多めの尿素散布量になるんじゃないかな?

2021.07.25

比較実験圃場/田植えから9週間経ちました。

7月24日の田植え終了後9週間たった様子。

梅雨明け後らしい晴天が連日続いておりますが熱中症などにご注意くださいね。
さてさて、”ネコみみ立てた!”の散布圃場(写真右下)と、非散布圃場(写真左下)の様子をじっくり比較してみますが・・・やはり今のところ葉色・草丈・分げつ量等これといった変化はありませんね。(笑)

昨年も実験しているので散布後しばらくは全く変化がないというのは分かってはいますが、何も変化がないと寂しいですよね。(笑)
来週の写真撮影から両方の圃場が同時に見られる隣接比較写真を掲載する予定です。
今年は肥料十分なので、昨年の様な窒素不足による”結局変化なし”という間抜けな結果にならない様にしたいです。

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
順調に生育しており、比較するには全く問題の無い状態をキープしております。

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
今のところ全く変化はないようですね(笑)来週あたりから葉色の変化が出始めることを願います。

2021.07.19

和樹の箱庭圃場/田植えから7週間経ちました。

7月18日の田植え終了後7週間たった様子。


先週と比較すると若干葉色は褪めつつあるのですが、慣行栽培と比較するとこの時期にしては葉色が高く感じると思いますが、カルテック栽培ではこれが普通なんです。分げつ肥の硫安の効果が切れてくると一気に色が褪めてきます。

必要な時期に必要な分だけ肥料を与える。
これがカルテック栽培の根幹となる部分ですが、最初の肥料(硫安)を我慢するという事が出来ない方が多いようですよ?(笑)

この時期になってくると茎も日に日に太さを増し、稲株も外へ外へと広がりを見せながら元気いっぱい生育している様子が確認できます。
もうそろそろ穂肥の尿素を与える時期となってきましたが、当初の予想は8月20日頃の出穂予想でしたが…今年の梅雨はどちらかと言うと”空っ梅雨”という印象を受けます。

昨年の梅雨は雨天にほぼ休みがないというダラダラ長く、出口が見えない嫌~な梅雨時期だったと記憶しています。
今年はずいぶん早い梅雨入り宣言がされた割に…宣言後は晴天率の高い梅雨でしたし、昨年と比較しても2週間程度梅雨明けが早かったですからね…出穂日は自然と早まりそうなので、穂肥の散布時期も調整しなければならなそうですね(-_-;)

2021.07.18

比較実験圃場/田植えから8週間経ちました。

7月17日の田植え終了後8週間たった様子。

梅雨明けしましたね~♪
昨年の今頃は冷夏+長期梅雨の影響であちこちの圃場で葉いもちが発生したとか大騒ぎでしたね~。
別のエリアなんですけど、変形田で植え被りした箇所に肥料もダブルで入ってしまった箇所が長雨により中干も出来ず、グングン分げつが進んだ結果過剰分げつとなり、風通しも悪くなって…葉色も全然褪めずに結果!いもち病が発生してしまったという理由でした。まあ…なるべくしてなったな~と反省する箇所も多かったですね。

ヘリ防除もしてもらっていたんですけど、7月末頃に安木さんと二人でブラシン粉剤を大変な思いをしながら散布しました。
ブラシンがちゃんと効いてくれた事もありますし、8月1日~スカッと晴れて一気に梅雨明けし夏空が戻ってくれたおかげで葉いもちもピタリと止まり、穂いもちまで発展することなく大事に至らなかったことをよく覚えています。天気大事ですね~(-_-;)

さて、今年を思い返してみると…確か5月末だか?6月頭の頃に梅雨入りしたとかなんとか言っていたような気がするんですけどね~。
しかし、梅雨入り宣言後に殆んど雨が降らず、梅雨らしい天気は6月後半からようやく突入したような…?天気予報あてにならないね。
空梅雨だったこともあり、シャレにならないような豪雨もあって年間降水量ってちゃんと一定に保たれるんですよね。
7月〇日~2日間で、7月の平均降水量の一か月分が降ったとか…結局調整されるんですよね。
ニュースを見ていると凄まじく降水量が多く感じるんですけど、言葉に騙される事って案外多いので気を気を付けましょう

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
確かに分げつの寂しいところは間違いなく寂しいですけど、中の方はちゃんと茎数取れているんですよ。

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
ネコみみ立てた!の効果はまだ全く表面化しておりませんね~(笑)去年実験しているのでわかっていることですが、出穂の頃から急激な変化をするって知らなきゃ金返せって思っちゃいますよね(笑)

2021.07.12

和樹の箱庭圃場/田植えから6週間経ちました。

7月11日の田植え終了後6週間たった様子。

こちらの圃場も十分な茎数が確保できたので中干開始し始めた様子です。
田面が露になっているので雑草の残り具合がしっかりと確認できると思いますが、見事に95%の雑草は消滅しました。

それでも残った猛者もいますが、これ位田面が綺麗になっていれば十分ですね!
稲だけ残って元気に生育し、その他の植物は一切居ないなんて状態が最も理想とされるわけですが…それはそれで気持ちが悪い状況ですよね?圃場全体を相当薬漬けにするか、もしくはありえない程最強の除草剤?であるテデトールによる草の除去を行っているか?はたまたジャンボタニシによる食害でもない限りありえない状況でしょうね。

今回使用した除草剤の”アシュラフロアブル”はJA取扱商品なので、お近くの農協に注文すれば購入できますよ。
ただ、ノビエ4葉期までとはありますが、過信して散布時期を間違うと「こりゃ駄目だ」になってしまうのでご注意ください。
おすすめは…田植え後2週間位までに散布すれば十分な効果が得られると思いますが、セリに対して特に効果を発揮させたい場合には、代掻き→翌日田植え→出来るだけ早く散布が良いようですよ。代掻きすると引っ掻き回されたセリは比重が軽いので表層部分に現れ、田面にて根が活着する前に散布するのが効果的の様です。何事も適期に散布することが本当に大事だと学びました。

稲の様子は…葉色もしっかり出ていますし、栄養も十分!葉も茎も至って健康!良い状態じゃないですか!
毎日圃場の状態を観察していますけど日々成長しているんだな~ってつくづく実感しますし、何より楽しいですね~♪

2021.07.11

比較実験圃場/田植えから7週間経ちました。

7月10日の田植え終了後7週間たった様子。

早いもので中干に突入しました。
中干とはいってもちょくちょく雨が降りますからね…思ったように干せないのがこの時期の中干の宿命ですね・・・。(-_-;)
中干を開始したからといっていきなり分げつが止まるわけではないので、ちょっと早めかな~位の時期に行って丁度良いですね。

周囲の圃場を見ると出穂2週間くらい前なのかな?葉色も褪めてきていよいよ出穂に向けて準備をしているんだな~と感じます。
周囲に比べるとまだまだ真っ青な自分の圃場はまだまだこれからという感じの色味で、周囲との生長差を楽しんでおります。

ものには限度がありますが、早めの中干で過剰分げつをしっかりと止めてあげると稲の茎1本あたりの太さもやはり違いますし、十分な栄養が茎1本ずつに行き渡るので茎1本当たりの粒数も多くなりますし、千粒重も増加する傾向にあるので食べ応えのあるしっかりとした粒を狙う場合にも有効な方法かと思います。
しかし、限度を超えてしまうと1株当たりの消費肥料分も少なくなるため、タンパク値の高い米になる可能性もある為注意が必要です。

じゃあ~過剰分げつ気味~過剰状態ならいいかといえばそれも違うわけで。
そもそも過剰分げつという事は十分に肥料が行き渡らない粒や茎の比率が高くなるわけですよね?その結果!肥料消費はある程度は良いと思うんですけど、千粒重の少ないやせた米になりやすいでしょうし、茎も密集していることから1本あたりの茎も細くなることで倒伏しやすい状態になる事も十分に予想が出来ます。

「いい株だね~」と言われる株って、分げつが盛んで賑やかな株を想像しがちですけど、案外過剰分げつが多いですよね。
予想出穂日は8月20日頃かなという予測!さあ果たしてこの読みは正しいかな?(笑)

下の写真を見ると葉色が全然違うように見えるんですけど、写真左側はたまたま風の強い瞬間に写真を撮ってしまっただけの話で、風にあおられた葉っぱは光を反射して色が褪めているように見えますが葉色は全く変わらない状態です。

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
確かに分げつの寂しいところは間違いなく寂しいですけど、中の方はちゃんと茎数取れているんですよ。

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
ネコみみ立てた!の効果はまだ全く表面化しておりませんね~(笑)去年実験しているのでわかっていることですが、出穂の頃から急激な変化をするって知らなきゃ金返せって思っちゃいますよね(笑)

2021.07.05

和樹の箱庭圃場/田植えから5週間経ちました。

7月5日の田植え終了後5週間たった様子。

順調に分げつも進み、目標茎数までもう一息といった感じでしょうか?
こうやって見ているとこんなにさみしい本数で目標茎数って何よ?と思うかもしれませんが、理論値での数値にすると60株設定で植えているので目標茎数は20本もあれば十分なのであと一息で目標茎数に達します。

それ以上の茎数をとっても肥料が行き渡らなくなってしまうので千粒重も低下し、粒張りのさみしい米になってしまいますからね。
茎数が多くなった分だけ窒素肥料を突っ込めば…という突込みが入りそうですが、無効分げつに肥料を突っ込んでも無駄は無駄ですし、結果、消費しきれない肥料分でやれタンパクが~とかそんな話になるんじゃないですかね?仕舞には…天気が…はい御馳走様です。

ある程度その地域に住む人なら天気はほぼ平等じゃないですかね?
上手くいった人がなぜ上手くいったのかを考えると、やっぱり研究している人は上手に乗り切るんですよね。
この圃場からもたくさんの情報がもらえますからね。研究のネタとしてもそうですが、小さな圃場のコントロールは楽しいですよ♪

2021.07.04

比較実験圃場/田植えから6週間経ちました。

7月4日の田植え終了後6週間たった様子。

先日”ネコみみ立てた!”の散布が終わった比較実験圃場の様子。
講師:松尾さんが代掻きをした圃場にはネコみみ立てた!は散布せず、一発肥料だけでの生育とし、自分で代掻きをした圃場にはネコみみ立てた!を規定量の10a/1袋(25個入り)を散布しての生育比較をしていきます。

まあしかし、1週間でここまで変わるかな?って位、圃場の様子が一変しましたね。
あっ!因みにネコみみ立てたの話ではなく、周囲から3週間遅れての田植えをするとそりゃ~もう遅れた感満載なんですよ。(笑)
周囲の圃場を見渡すと分げつ真っ盛りで、圃場内はふっさふさに生い茂った生命力に満ち溢れる感じなんで、その分げつ最盛期すら終わって中干でしっかりと干している周囲の圃場に対して…自分の圃場は3週間遅れの田植えなのでやっぱり寂しかったんですよね。(笑)

しかしどうですか?一気に分げつが進んでもふもふになってきましたよ♪
最低でもこうなってもいらわなくっちゃ話になりませんからね~左側の写真(講師:松尾さんが代掻きした圃場)のさらに左側に写り込んでいる左側の写真の圃場はペースト肥料体系の圃場ですが、葉色の違いが凄すぎちゃってなんか笑っちゃいますね。

さあここから一気に周囲を抜いてガンガン行くぞ~♪

講師・松尾さんが代掻きした圃場(ネコみみ立てた!非散布)
さあここからどの様な違いが表れてくるのかな?

自分で代掻きした圃場(ネコみみ立てた!散布)
規定量を散布したこちらの圃場もどうなるのか楽しみです。

2021.06.30

爪の消耗具合について考えてみた。

今シーズンの春の耕耘が終わって爪の摩耗具合に注目してあれこれ考えてみた。

今シーズンが始まる前にほとんど減っていない(摩耗具合:対新品時-5mm前後)ハイパーゼットZを、コバシの新型ロータリーSFに装着されている”名もなき爪”を使って約6町歩の耕耘が終わった状態で爪の摩耗具合や、状態を確認してみると中々興味深い違いが表れていた。
左側の写真をよく見てみると…ロータリー中央付近の爪の裏側の塗装の?げ方と、タイヤの真後ろにあたる爪の裏側の塗装の剥げ方に違いがあることを発見した。爪の先端部分をよ~~~~く見てみると塗装の剥げ方が違うの分かりますか?
この領域までくるとある種の変態かもしれないが、自称耕耘マニアな自分(笑)としては爪の減り具合・塗装の剥げ方から土の中で一体どの様な違いが発生していているのかを想像しているだけで鼻息荒くフンフンしちゃうわけですよ。(爆)

単純な話、土に対して作業機の中央部分はトラクターが耕耘するために圃場を走る際に、タイヤの加圧が加わっているのか?否か?というだけなのだが、当然!タイヤで踏まれた土は固く締まり、それを砕きながら反転させるタイヤの後ろの爪と、タイヤの加圧が加わっていない部分では仕事量そのものが違う。その結果!作業機内での土の踊り方が違うわけだ!踏みつけられていない土は砕かれやすく踊りやすいが、踏みつけられて硬くなった土は砕かれにくく踊りにくくなるわけだ。

するとだ・・・当然ながら爪の減り方はタイヤの後ろの爪の方が早く減り、耕耘状態の違いが表れてくることでタイヤが通過した箇所とそうでない箇所で違いが発生してしまう。残念ながら現在の科学力では空中を移動するトラクターは無いので、どこまで研究をしても答えが出るわけではないが、せめて負荷の高いトラクターのタイヤが通過する場所だけでも超耐久爪にすることで耕耘斑を発生させなくするのも面白いのではないか?という事で、極み爪を追加で8本(L4本:R4本)購入し、一番減るロータリー両端の爪はあえて”名もなき爪”に変更した。作業機の両端に極み爪を使う価値は十分あるのだが…ここでは発表できないある種の問題を発見してしまった。(笑)

なので…あえて!両端は早めに交換することを前提として名もなき爪に戻したというわけだ。

使う肥料の研究もするし、除草剤の使い方や選び方も研究するし、生育理論も研究するのだが、この全てに影響をもたらす存在こそ”圃場”なのだ!圃場の土の状態を全域において整える事が出来れば生育斑も無くなるし、その効果や違いもはっきり見えてくる。

元々この作業機(KJM180)付いていたハイパーゼット爪よりも、緑色の名もなき爪&極み爪は曲がり部分が1cm長くなったことで爪の仕事量は確実に増えているのは間違いないので、今までの爪よりも摩耗は早くなるはずだ。

農業ってやっぱり楽しいね~♪
農業の原点は土だ!耕耘だ!爪を馬鹿にするな~!

爪の裏側の塗装の剥げ方が違う
写真右上の爪と、写真中央の爪の裏側の塗装の剥げ方に注目!作業機内での土の踊り方の違いにより塗装の剥げ方に違いが発生している。言い換えれば爪にかかっている負担の違いを表している。

変化させた爪のセレクト配列
トラクターのタイヤが通過する場所には極み爪を配置することで、後々発生してくる耕耘斑を無くそうとする取り組み。違いが表れるのは数年先かな?(笑)

2021.06.29

今年もやります!ネコみみ立てた!の比較実験

今年の仁杉:カントリー上の圃場で行った代掻き田植え研修会を行った圃場が今年の比較実験圃場となっていた訳ですが、一体何の比較実験圃場なのかと疑問に持たれていた方も多かったのではないでしょうか?(笑)

去年はきぬむすめにて行った”ネコみみ立てた!”の散布圃場と非散布圃場の違いを検証してみたのですが、途中までは中々良い結果になるかと思われたが、必要窒素計算を間違ったこともあり窒素切れを起こしてしまい…結局、散布圃場と非散布圃場の違いが表れず、両者とも食味・収量・千粒重・脂肪酸共にほぼ同じという間抜けな結果になってしまいました。(笑)

ただ、散布直後は全く変化が見られなかったのは問題ではなく、出穂の頃から葉色の変化はハッキリと出たのも見ていますし、十分な窒素があればかなり数値的な変化はしていたと思われます。

よって!今年は一発肥料体系の圃場にてその違いを見届けられたらと思います。
因みにこの肥料は水溶性カリ:可溶性ケイ酸:水溶性ホウ素が入った”投げ込み式穂肥”となります。
このカリウムがもたらす恩恵として、タンパク質や炭水化物の合成・移動・蓄積など様々な役割を果たし、根や茎を丈夫にする効果が期待できるという成分であり、ケイ酸は簡単に言うと光合成が盛んになると同時に、植物体の強度が上がる為倒伏に強くなるという効果が期待できる。ザックリ言うと強気な窒素肥料を投入しても光合成が盛んになりきちんと実になると同時に、倒伏にも強くなるから攻められる。

面白そうな肥料じゃないですか。
投げ込みタイプなので散布も簡単ですし、葉色を見ながら調整が出来るのも使い勝手がよさそうですね。
今年は肥料切れを起こさない様に注意しながら実験してみようと思います。

因みに品物の袋に電話番号は出ていますが、直接販売はしておりません。
試してみたい方は当社へご連絡ください。

ネコみみ立てた!の散布時期は田植え後30~40日のタイミングで散布するので、実験圃場はこれから散布します。

2021.06.28

和樹の箱庭圃場/田植えから4週間経ちました。

6月27日の田植え終了後4週間たった様子。

どうですか!じわじわ~っと葉色も上がってきたと同時に一気に分げつしてきましたね!
写真を撮ったタイミングがちょうど田の入水をした直後で、水が濁ってしまっているので田面の草の様子は全く分かりませんが今のところ田面の草にはこれといった変化はありませんでした。

カルテック栽培って自分で調整しながら稲を育てている感がたまらなく楽しいんですよね。
以前、「後出しじゃんけん農法」と勝手に名前を付けてしまいましたが、その年の天候に合わせた肥料設計をするので大コケが無いのも特徴であり、この技術を応用すると慣行栽培にも使える技術ですから覚えて損をする栽培法ではないんですよ(笑)

順調に育ってくれて一安心です。

2021.06.27

比較実験圃場/田植えから5週間経ちました。

6月26日の田植え終了後5週間たった様子。

稲の成長も順調なんですけど、田面に生えた草の成長も良い感じなんですよね(-_-;)
流石に田植えから3週間たった状態での初中期一発剤はダメだったか~。

除草剤に書いてある注意書きを守って散布してみたんだけどなぁ~。
移植後30日までという散布時期も守ったし、散布時の水深5cm以上の深水状態も守ったし、散布後の水のかけ流しもしなかったし、散布後4~5日間深水キープもしっかり守ったし、散布後の天気にも結構恵まれたから問題なかったはずなんだけどなぁ~。

結論!あの除草剤は効きが悪い!
実名を出してしまうと色々と問題をになりそうなので名前は伏せておきます。
…そういえば…効きが悪い除草剤といえば”アトトリ”という除草剤は全然ダメでしたね~(笑)
アトトリは中後期剤のくせにとにかく草が枯れない!ノビエは3.5葉期まで対応の除草剤だったかな?中後期剤は効果期間はそれほど長くないものが多いが、現在生えている草に対して強い効果を発揮するのを求められるが、あれは全然ダメだった…。
地元の農協で取り扱いされたが、2~3年で姿を消した気がするな。(笑)

何か使い方に問題があったから効かなかった可能性もあるので名前は伏せておきますね(;'∀')

なんでも成功しているように思われている方が多くいると思いますが、決してそんなことはなく失敗だらけで笑っちゃいますよ。
ただ、なぜ上手くいかなかったのか?なぜ失敗したのか?をしっかり分析→反省→実行こそが明日の成功につながるわけです。

良い除草剤が見つかっても同じ除草剤は最長3年までしか使えませんからね。
これで良いという結論が出たところで、また次の除草剤を探さなければならないので、使い方という基本的な部分は完璧にしておかなければ、良い除草剤であってもダメな除草剤になってしまいますからね。(-_-;)

講師・松尾さんが代掻きした圃場
順調!順調!稲の方は全く問題なく生長しているんですけど、田面の草が気になる~(-_-;)

自分で代掻きした圃場
少しづつ差が出てきましたね…自分で掻いた代の方が分げつ良い感じじゃないですか?(笑)

2021.06.23

和樹の箱庭圃場に分げつ肥と除草剤を散布します。

6月23日の田植え終了後3週間と少々たった様子。

3日前の圃場の様子と見比べてみると稲もちゃんと生長しているんですけど、草の成長がヤバイ!除草剤も散布しなくては!
そろそろ分げつ肥の硫安を散布して、にょきにょきタイムを楽しもうかという時期に差し掛かってきました。

現在の本数から逆算すると…10a/12kg程度の硫安が必要ですから…12kg=12000gだから…この小さな圃場は1/2139スケールなので、12000÷2139=5.6g…少なっ…(笑) 極少量の硫安を電子計量器を使って計量すると…紙コップ1/10弱程度の笑ってしまう位の量。

計量した硫安の半分の量(およそ3g程度)を掌に載せて田面全体にパラパラと振って様子を見ます。
1回目に散布した時のバラツキも考慮しながら、2回目に散布する硫安で均一になるように調整しながら散布して終了。
分げつ肥の散布時間…1分弱(笑)

分ゲツ肥散布が終わったので今度は除草剤を散布します。
今回散布する除草剤は写真の右下に写っている”アシュラフロアブル”という液剤タイプの除草剤。
ボトルの裏側にある注意書きを見てみると…散布時期に関しては移植直後~移植後30日までとあり、様々な雑草に対して効果があるタイプなので一般的な初中期一発剤・中後期剤と同じようなタイプの除草剤だな…ノビエに関してはっと…1~4葉期まで?いやいやw残ってしまったノビエ対策にとても有効なクリンチャーですら移植後7日~&ノビエ4葉期までという制限付きなのに、アシュラフロアブルは移植直後~使える除草剤なのにノビエ4葉期までって…大丈夫なの?(笑)

何に対して盛り上がっているかというと、稲もノビエも同じイネ科の植物。
田植え後の圃場で、ノビエが生えてきた→クリンチャーを散布した場合、稲は無事なのにノビエにだけ効果が表れるのは”稲とノビエの生長差”があるから稲にはほぼ効果を出さずに、ノビエにだけ強い効果を発揮するという仕組み。

故に移植後7日~というのは、稲を移植直後にクリンチャーを散布すると稲がやられるから駄目だよって意味な訳で。
4葉期まで対応出来る除草剤を移植直後から使用出来るってフレーズに引っかか気いたわけですよ。(笑)

逆に言えば”移植直後~使用出来るけど、移植直後に散布しなくても良く効くよ”という意味にもとれるわけですね。

さてこの草がびっしりと生えたこの圃場にアシュラフロアブルを撒いてみる価値十分じゃないですか?(笑)
除草剤を散布する前にしっかりと水を張って水深5cm以上の深水状態にし、除草剤を散布するわけですが、この小さな圃場に10a/500mlの除草剤を散布する場合の量をきちんと割り出さなくてはなりません。
500ml÷2139=0.233mlとなり、ザックリ言うと2~3滴垂らしてあげれば規定量となります(笑)

圃場が小さいと色々大変ですね(笑)

2021.06.21

和樹の箱庭圃場/田植えから3週間経ちました。

6月20日の田植え終了後3週間たった様子。

いや~良い感じですね~♪
1次分ゲツも始まり、田面がだんだん賑やかになってきました。
それに加えて田面の草もワンサカと生え揃ってきましたね!稲・雑草等の植物にとって住み心地の良い環境だってことですよ。(笑)
まあ…初期成育重視でここまで除草剤は一切使ってきていないので、当然の結果といえば当然の結果ですがね。(笑)

このまま草が元気になっていくとマズイ事になるのでそろそろ分げつ肥と除草剤でも散布しようかな?

2021.06.20

比較実験圃場 田植えから4週間経ちました。

6月19日の田植え終了後4週間たった様子。

凄いですね~グググっと葉色が上がって一気に成長し始めましたね。
例年はカルテック栽培による”元肥無し栽培”を基軸とした”普通苗VS密苗”の模様をお送りしてきましたが、今年は”両者密苗の一発肥料体系”で比較しながら投げ込み型追肥資材を投入しての比較実験を行うという取り組みなわけですが、例年と全然違う生育をしているのでこれはこれで本当に面白いと思います。( ´艸`)

例年の今頃はまだ葉色も上がっておらず、窒素切れ感全開のヒョロヒョロ稲の様子をここまで送っているはずなんですけどね~(笑)
いや~流石は元肥ありの施肥体系は生育が2週間違いますね!(まあどうせ後で追いつくんですけどね)

しかし、一週間でここまで変わるか?ってくらい急激な成長を始めていますね~♪
いつもなら分げつ肥である硫安を散布しないとこんな生長は間違っても望めないんですけどね~凄いですね元肥って。

ただ、今年は除草剤の使い方を全然変えてみたチャレンジ1年目なんですけど、草が多い!もう…「たは~」って感じですよ。(笑)

初中期一発剤をあえて田植え同時で散布しない!

という実験をしているわけなんですけど、おかしいんですよね~除草剤の使い方をキッチリ守ったのになぜか草が生える生えるw
アレコレ思うところがあってこんな実験をしているわけですけど、稲の生長に関してはそりゃ~もう文句なしの良い生長をしております。
ヒエは問題なく抑えられているようなんですけど、それ以外の草がそりゃ~もうワチャワチャと生えておりましてね…なんでだろう?

田植え同時散布可能な初中期一発剤で、移植後30日まで使えるといううたい文句のあの除草剤。(よく見かける文言ですが)
除草剤散布前に瀬木板を増やしてガッツリ深水にして、天気予報とにらめっこしながら問題なさそうな日をセレクトして散布!除草剤散布後は、優しい入水である程度の水位を確保しながら数日間キープ!もちろん落水は一切なく、しっかり圃場内に除草剤の溶けた水をキープしたんですけどね~?この間晴れにも恵まれたんですけどね~?なんでだろ~?なんでだろ~?

初中期一発剤って”雑草の発生を抑える”効果はある程度期待できても、”今生えている草にはあまり効かない”のかな?
説明書には〇〇の草丈〇〇cmまで~とかあれこれ書いてあるんだけどな?おかしいな~?なんでだろ~?

まあ、この後に散布する中後期剤でバリっと抑えればいいだけなので問題はないんですけどね。
初中期一発剤が思ったほど効かないのは何か使い方に問題があるからなんだろうなぁ~?
もっと勉強しないとだめだな(;´Д`)

講師・松尾さんが代掻きした圃場
肥料の溶出が進んで一気に稲も旧成長の予感!このあたりからの稲の生長って見ていて本当に楽しいんですよね♪

自分で代掻きした圃場
ここまで見ても今のところ講師・松尾さんが掻いた代との生育の変化は無い!俺の技術もいよいよ本物になってきたか?(笑)

2021.06.15

和樹の箱庭圃場/田植えから2週間経ちました。

6月15日の田植え終了後2週間と少したった様子。

元肥無のカルテック栽培ですが、地力窒素を吸って徐々に葉色も上がり始め、植えられた苗は順調に生育してきているのが分かります。
良い代を掻けば田植え後の活着も自然と良くなり、初期生育の時点でも非常にプラス方向に働くのは間違いないでしょう。

あまり深水にならない様に注意しながら毎日水を補給しています。
面白いもで、分げつ最盛期までは圃場の水持ちが良い圃場程分げつの具合も良いですし、除草剤の効きも良いので水管理も楽だし、2回目・3回目の除草剤すら要らないというケースがあるくらいお金もかからず、手間もかからずで良い事ずくめなんですよね。(笑)

今後どのような生育をしていくんでしょうね~♪
この圃場は10a圃場の1/2139スケールですが、リアル圃場と何も変わらない環境ですからまずはこの小さな世界を完璧にコントロール出来るように技術と知識を身に着けていきたいと思います。

2021.06.13

比較実験圃場 田植えから3週間経ちました。

6月12日の田植え終了後3週間たった様子。

流石に田植えから3週間もすると葉色に変化が出てきますね!
先週と比較すると明らかに葉色が濃くなり、生長スピードが加速してきている様子が見て取れます。
単純な話、一発肥料体系の元肥は土中に入っているものの、溶出が始まっていなかったので移植された苗が肥料を吸えていなかったという現象なのですが、この初期成育分の肥料溶出が早い肥料ほど初期生育にガツンと効く訳ですよ。

初期成育ガツン系肥料の代表格といえば”ペースト肥料”がコレに当てはまりますよね。
故にペースト肥料に慣れ親しんだ方が、粒状肥料の施肥機を積んだ田植機に乗り換えると”何か生育がおかしいんだけど~”と言われるのですが、本来はこれが普通であってペースト肥料体系の初期生育が異常なだけなんですよね(笑)

ペースト肥料は流出が少ないようにドロッとした液状肥料。元々溶けた肥料ですから”土中で肥料が溶けてから稲に効く”というタイムラグがないので、植えた直後から根っこが伸びて肥料に到達すれば即、吸収を開始するので施肥効果の早さはペーストが圧勝!

ペースト肥料に対して粒状肥料は土中で肥料成分が溶け出してからようやく稲に効き始めるので、隣の圃場がペースト肥料体系の圃場だと物凄く違和感を感じますし、出遅れた感満載になるのでこれはこれで面白いですが、ペースト肥料体系の方の「ど~よ?エッヘン!」具合が普通ではありませんからね!まあ・・・アレに慣れると中々やめられなくなっちゃうんだろうな~(笑)

ようやく元肥を吸収し始め、徐々に葉色が上がってきたので”今使っている一発肥料”の肥料溶出タイミングというものが掴めてきた感じかな?これでは遅い!と思うのであればこの肥料とは別の窒素系肥料を苗箱に振りかけてブーストアップするという荒業もありますが、そこまで初期生育が重要というわけではありませんからね…(;´Д`)
肝心な事は”収穫した稲がどうなのか?”が重要であり、千粒重・整粒値・タンパク等の数値が大事です。

講師・松尾さんが代掻きした圃場
今のところ代掻き技術の差がハッキリと出ている様子はないかな?順調に生育はしております。

自分で代掻きした圃場
田面に浮いている表層剥離の位置が違うくらいでどちらも正確に綺麗に植えられております。

2021.06.12

田植機新車で買いました!

いや~本当は3月のブログ更新で発表するはずだったんですけどね~(-_-;)
遅れに遅れて、田植が終わって一息ついたところで…ようやく…田植機買いました!(遅っ!)

はい!購入した田植機はヤンマーの密苗田植機!YR6D/WGFTD

主な装備/仕様
6条植え・密苗仕様・パワステ・水平自動・ディーセルエンジン(21.3ps)・GPS付き直進アシスト・粒状側条施肥機・箱施用剤散布機+側条箱施薬機・除草剤散布機・前輪太リムタイヤ・後輪太リムタイヤ・ウエイトステー・フロントウエイト60kg・補助苗載せ台8枚仕様!

ま~いわゆる”トッピング全部のせ”的な装備・オプションモリモリな仕様の田植機。(笑)
実はこの田植機のベース仕様(WGFTD/上記の赤文字の部分)は、ヤンマーのポケット価格表に記載されていない特殊仕様の田植機です。
後付けするとかなり高額なオプションとなる前後輪太リムタイヤ仕様は、安定性アップ・牽引力アップ・湿田走破性アップという装着価値のあるオプションなのだが、意外と田植機のタイヤって高いので後付けするにはかなりの出費にもなるし、新車で購入していきなり太リム仕様に…元々装着されているタイヤはどうする?って話にもなるので、出来れば新車の時点で前後輪太リム仕様にしたいわけで。

そんなわけでヤンマーの担当さんに聞いてみたんですよね。
「6条の密苗仕様でGPS付き直進補助も欲しいし、側条施肥機ももちろん欲しいけど元々前後輪太リム仕様ってありません?」って。
担当さん「ポケット価格表には記載されていませんが、ヤンマーの裏設定的な仕様にはありますよ」キタコレw
どうせ購入するなら欲しい機能全部盛りの特別仕様が欲しい!というわけで購入したのがこのYR6D/WGFTDという仕様です。

まだ取り付け可能なオプションもあるんですけどね、これ以上のオプションは特に必要なかったので装着しませんでした。
御殿場の田植えの季節にサンバイザーは要らないですし、補助苗供給レール(すこやかレール)も密苗仕様の田植機ではそもそも苗供給すること自体が少なくなるので10万円出すメリットはないかなってことでこのオプションも装着しませんでした。

さてさて、その他の装着したオプションの粒状側条施肥機…これはもう定番すぎるオプションですね。元肥無しのカルテック栽培もするし、元肥+追肥の栽培方法もやるし、一発肥料体系の栽培方法も実験していますし、請負田植えは同時施肥田植えを頼まれることが9割なので必須アイテムです。粒状側条施肥機は一応後付けも可能ですが死ぬほど大変なので、元々装着された仕様で買った方がお得です。

除草剤散布機…最近ではこれも定番のアイテムですね。請負田植えでの除草剤同時散布も受注率が高い作業です。除草剤を田植同時で散布するかしないかはその時決めればいいことですが、実は除草剤散布機って他にも面白い使い道があるんですよね。(笑)

箱施用剤散布機…あまり聞きなれない作業機かもしれませんが、苗箱に50g撒く箱剤を田植えと同時で散布できるのがこの箱施用剤散布機。んでそれに加えて側条箱施薬機という追加の作業機を組み込みました。箱剤って1箱/50gまでというルールが法律で定められていますが、普通苗の場合10a/16枚前後(箱剤にすると10/800g前後)苗を使うのであまり問題ないのですが、密苗の場合10a/6枚前後しか苗を使用しないので、10a/300g前後しか箱剤を消費しない計算になります。まあザックリ言うと箱剤って10a/1kg使いましょうねっていう薬な訳ですが、法律により1箱50gまでというルールがあるので…じゃあ土の中に直接箱剤を落とす分には問題はないでしょ?という盲点を突いた作業機がこの”側条箱施薬機”というわけです。

この箱施用剤散布機+側条箱施薬機は箱剤を散布するためにあるものなんですけど、これまた別の使い方がありましてね(笑)

密苗田植機でありながら、箱剤も10a/規定量散布が可能であり、田植え同時の施肥・除草剤散布も出来るという欲張りな仕様です。

密苗仕様…本当に素晴らしい機能ですよ!これからの常識になるといっても過言ではないでしょうね。
密苗になった分、苗代は確実に上昇しますが、トータルで使う苗の枚数は半分以下となる為、凄まじいコスト削減効果が発動します。
4ha分の苗を全量硬化苗で購入していますが、普通苗を購入していた時に比べると苗代は半分以下!40万円以上のコスト削減出来るので、購入する苗代を考えても楽にこの田植機が買えるという計算が。(笑)
また、苗補給そのものが減るので、圃場に持って行く苗箱の数も半分以下!田植え前に疲れちゃう事も無くなりますし、田植えの最中に頻繁に行っていた苗補給も半分以下!田植え中のオペレーターの体の負担が減ります。苗補給のために田植機が止まっている時間が減るので、1日に処理出来る面積も拡大し、1日3件・4件の請負田植えもこなせます!そして!田植え作業後に待っている重労働の一つである苗箱洗浄作業も半分以下!苗箱の後処理って本当に嫌いな作業です。(-_-;)

工具無しで2ヵ所設定を変えるだけ(?き取り回数と苗取り量)で普通苗も植えられるし、密苗にも対応できるので本当に便利。
凄い機械ですよね~これに慣れちゃうと普通の田植機は乗りたくないですもん。(笑)

最後はGPS付き直進アシスト機能ですかね~これは便利ですよ。
このGPS直進アシスト機能は寸分狂わぬ完璧な直進性…とはいきませんが、田植えをしている最中に苗補給も出来るし、肥料補給も出来るし、植えるために前を見ている必要が無いので、植え終わった直後の圃場の状態に気を配る事が出来るのが最大のポイント。
苗補給の際に丁寧に行わないと、これが原因で欠株になってしまったりするんですけど、田植え中に後ろに気を配れる事でいち早くこの異常を察知!すぐに機械を止めて対処も可能ですし、田植時の田面の水が多かったり、風が強くて風車マーカーのラインが見えなくて基準線が見えない様な悪条件下でもこの直進アシスト機能を使えば安心して田植えが出来ます。

文明の利器ですね~♪

2021.06.11

和樹の箱庭圃場/田植えから1週間経ちました。

6月7日の田植え終了後1週間たった様子。

こちらはカルテック栽培による元肥無し圃場なので葉色の変化は全然ありません。
ただ確実に根は土に活着し、軽く引っ張ってもビクともしない位しっかり根を張っているようです。
毎日給水しないとすぐに水が干上がってしまうので、毎朝2分程度水道のシャワーノズルで優しく給水しております。

深水気味にしておくと、時々カエルがやってきて産卵に適しているかの確認に来るようです(笑)
真意は分かりませんが、この小さな圃場の周りにも生き物の姿がちらほら…心が和みます。

今年は田植え時期が遅いので、カルテック栽培の”分ゲツ肥タイミング”を少し変えて実験してみたいと思います。
早めの田植え(5月上旬)なら田植え後30日となっていますが、5月下旬田植えなので20日程度で分ゲツ肥散布を行いたいと思います。

いくら根を張ったところで養分が無くては良い生育はしませんからね(;'∀')
早めの分ゲツ肥散布でキッチリ有効茎数を確保して、登熟歩合の高い稲にしてみようと思います。

2021.06.11

比較実験圃場 田植えから2週間経ちました。

6月6日の田植え終了後2週間たった様子。

まあ…先週と大差ないですね(-_-;)
ほんの少し草丈が伸びた程度で、まだ分げつが始まる時期でもないですしね。

しかし、自分は本当にラッキーだと思いますよ。
田植えを行った5月22日はとても寒い日でしたが、その後は5月らしい気温と晴天に恵まれていますし。
田植え同時の除草剤散布は行っていないので、深水になろうが稲が水没しようが全然気にすることなく強気で行けますが、あまりのんびりしているとヒエだらけになって困る結果が待っているのでそろそろ1回目の除草剤を散布しようかと思います。

ヒエは代掻き後から発芽の準備に入りますので、代掻き後→即田植えという作業スタイルは実は”1回目の除草剤散布”までの時間が稼げるというメリットもあるんですよね。除草剤は散布した日から効果がなくなるまでのカウントダウンが始まりますから、1回目の除草剤散布を遅らせられればそれだけ効果期間を後ろにスライドさせられるというメリットも。

圃場が草だらけになる姿はあまり気持ちの良い物ではありません。
稲に吸わせるはずの肥料が草に吸われては本末転倒!上手い具合に除草剤の効果期間を利用して上手に抑えたいものです。

講師・松尾さんが代掻きした圃場
元肥があるからと言ってまだ肥料の溶出が殆んど進んでいないのでしょう…グワッと葉色が上がって~みたいな展開はないです。

自分で代掻きした圃場
例年の5月からすると平均気温は低めですから今のところ大した生長はないようですね。

2021.06.11

和樹の箱庭圃場/田植えを行いました

令和3年5月29日の作業報告です。

仕上げ代掻きが終わったところで和樹の箱庭圃場に少量の水を入れます。
田植機で田植えをする場合、圃場内の水は極力少ない方が正確な田植えが出来るので、”田植時の水は無い方が良い”訳ですが、手植えによる田植えを行う場合は少量の水があった方が植え付け後の田面が整うので少量の水を張った状態で田植えを行います。

先程代掻きが終わったばかりの圃場ですが、土塊を残す代掻きを行ってあるので代掻き終了→即田植え可能という土の状態ですから、土が落ち着いてしまう前に田植えをした方が売苗を植えた瞬間に”土がしっかり苗を掴む”ので、田植え後の苗の立ち姿もそうですが、すぐに活着するので移植後の生育も順調にいきます。

しかし、田植をしている息子ですが良い表情していますね~♪楽しい事をしている時って誰でも自然と笑顔になっちゃうんですよね!
植え付け設定は今年も条間30cm/株間17cmの坪65株植えの設定です。もっと疎植にするのも良いんですけどね…現時点での”御殿場の気候を考慮した最も収量の上がる株間”であることと、”箱の大きさに対するバランスの良い株間”という部分からこの株間設定にしております。

今年もこの和樹の箱庭圃場からどの様な事が学べるのでしょうか?こんな小さな圃場ですが、実際の圃場を使って生育させているのでヒエも生えればよくわからない雑草も発生しますから、圃場で使う除草剤を使って除草剤がどの様にして草に効果をもたらすのかも観察できますし、肥料設計も面積計算からキッチリ行うことでリアル圃場と全く同じ挙動も示します。

馬鹿馬鹿しいと思う方もいるでしょうが、如何にして理想的な生育を達成できるかは大小関係ないんですよね。逆を言えばこんな小さな圃場のコントロールも出来ないのに、数百倍・数千倍もあるリアル圃場のコントロールなんてできるのでしょうか?そう考えたら息子と一緒に楽しむこの小さな箱庭圃場から得られる情報って本当に大切な情報です。

さあ!今年も楽しくこの小さな圃場を追いかけていきますよ~♪

2021.06.10

和樹の箱庭圃場/代掻きを行いました

令和3年5月29日の作業報告です。

昨日スコップによる天地返しと春耕耘が終わり、圃場にたっぷりと水を張り、しっかり土の中に水を含ませること24時間!
本来の入水時間からしたらちょっと短い時間なのですが、ゆっくり水を吸わせている時間もないので一気に荒代掻き→仕上げ代掻きへ。

しっかり土に水を含ませたら、剣スコップを使って深さ10cmまでスコップを差し込みながら土塊を残しつつ、草・藁・稲株等を鋤き込みながら荒代掻きを行っていき、良い感じに荒代が掻けたら道具をチェンジ!今度は平スコップを使って表層(6~7cm)のみ細かく平スコップを土に差し込みながら仕上げ代掻きの”掻き”の作業を行っていきます。

何せこの圃場、箱の底面に3.5mm穴を50個も空けてあるので中々の漏水田設定な訳です。
物には限度というものがあるわけですが、漏水田の方が良いコメが出来るという事実!新鮮な水がしっかり根まで届く方が良いという事。

土の表面部分でしっかり水を保持させて、表層エリアを抜けた水は速やかに土の中層~深層を抜けて水が排出される事が理想です。
土の表層部分の仕上げ方が肝となるこの圃場ですから、表層エリアは細かめにスコップを差し込んだ後、平スコップの底面を使って”土を上から押さえつけるように”して土中の水分を抜きつつ、キメの細かい花泥が表層部分に上がって来る様に丁寧に仕上げていきます。

実際の作業に当てはめてみると、高速荒代掻き→通常仕上げ代掻き→爪を回さないでレベラーだけを使った仕上げ代掻き。

表層のみツルンとした非常に美しい代掻きになっていますが、中層・下層は土塊が残るゴロゴロとした状態に仕上げました。

2021.06.02

比較実験圃場 田植えから1週間経ちました。

5月29日の田植え終了後1週間たった様子。

カルテック栽培と同様、流石に1週間程度ではこれといった変化はないですね。
確実に移植された苗は活着し、生育を始めていることは間違いありませんが目を見張るような生長は未だですね。(笑)

ただし、今年は一発肥料タイプの元肥を田植え同時散布で行っているので、来週の定期撮影時には葉色の変化と草丈の変化等が見えてくると思います。今年の比較実験は昨年も使った名東ケミカルエンジニアリングさんの”ねこみみたてた!”を使用するのですが、昨年は生粋のカルテック栽培での”ねこみみたてた!の”散布圃場と非散布圃場の比較実験”を行いましたが、一般的に行われている元肥施肥圃場での比較実験を行ってみたいと思います。

昨年のねこみみたてた!散布・非散布比較では明らかに葉色の変化は見られたものの、初めて作付けした”きぬむすめ”の必要窒素量がイマイチ分かっていなかった事と、6月・7月の低温多雨の長い梅雨もあり、いもち病を恐れて強気の窒素肥料散布を行わなかった事も相まって、明らかな窒素不足による秋落ちが発生し、収量・食味値の変化がほぼ発生しなかったという何とも歯がゆい結果となってしまった。
食味値に関しては85点というまずまずな結果は出したものの、もっと面白い変化を期待していただけに残念な結果となってしまった。

講師・松尾さんが代掻きした圃場
今年は浅水管理で初期分げつ促進を目指しているので、田面が露出する箇所が所々発生していますがそんなことは気にしません。

自分で代掻きした圃場
こちらも全く同じ浅水管理で初期分げつ促進中!無駄に多く入れた水って何も生まないんですよね。

2021.06.02

今年もやります!和樹の箱庭圃場ver.3

令和3年5月28日…やっとリアル圃場の田植えが終わったので、息子の和樹と一緒に楽しむ”和樹の箱庭圃場”に着手出来る時間が取れるようになってきたので、今年も楽しみながら一緒に観察していこうと思います。”和樹の箱庭圃場”は今年で3年目となり、圃場となる箱が変わったり、土作りしたりと色々ヴァージョンアップしているんですよ?(笑)遊ぶのなら本気で挑まねば!

使用している箱は昨年と同じものを使用していますが、写真3枚目を見ると”水抜き用のバルブ付き配管”が新たに加わりました。
雨が降ってしまうと水が足されてしまい、浅水管理や間断潅水等がやりにくかった(昨年は圃場を傾けて水をこぼしての水位調整)ので、今年は排水用バルブをひねるだけで余計な水を排水する事が出来るようにパワーアップしてみました。(笑) 圃場を傾けて水位調整とかリアル圃場では絶対に出来ない荒業なので、よりリアル圃場に近づける意味合いもあってこの様な加工をしてみたわけです。

今年の変更点

①箱庭圃場の箱を加工し、バルブ付き排水パイプを新たに設置

②圃場の土の量を2cm分増加させ、作土を増やし稲にとって理想的な環境に変更

③耕耘方法を変更(強制天地返し)して圃場内全域の耕耘斑を無くした

水管理がよりしやすくなって、作土も増えたのだから”今年は2合の収量を目指して”頑張っていこうと思います!そうなんです…リアル圃場と違う部分は”圃場に出向く必要がない”&”土手草刈りが無い”というだけで、水管理・追肥・中干し等の管理作業は全く同じなのに昨年は僅か1.5合前後しかお米が収穫できなかったので、今年は2合超えを目指します。(目指せおにぎり3個分!)

写真1枚目の作業は、力任せに圃場をひっくり返して土を反転させた(これぞ本物の天地返しだ!)ところに、剣スコップを使って小さめの土塊に切り分けるという一風変わった耕耘をしている最中の写真。土をある程度細かく切ったら、角スコップを使って土を裏返さないように箱庭圃場の箱に土を戻すだけで完全なる天地返し耕耘の完成だ!圃場表面に生えていた草は圃場の最深部に埋まるので、微生物分解されて”緑肥”としてその内消費されるでしょう。これにより土表面にあった草の種も完全に土の下へGO!除草対策も完了♪

写真2枚目は物凄く大きな土塊を剣スコップを使ってサクサクと切り分けただけの状態。

箱庭圃場内で耕耘をしようとすると、壁沿い(畔沿いになるのかな?)の耕耘が不十分になる可能性が高いため、土を箱から出して耕耘しやすく切り分けてからの方が何かと効率が良いのでこのような手法を用いて耕耘を実施します。(この辺も昨年より改善した部分です)

写真3枚目は”出来る限り土を反転させない様”に意識しながら剣スコップをサクサクと刺しながら、表層近くの土は土塊を砕いて”土のふっくら層”を再現し、中層~下層部はゴロっとした土塊をそのまま残す耕耘が終わった様子の写真です。和樹ももちろんこの作業工程に参加し、”スコップを入れ過ぎない様”に意識を置きながら頑張って耕耘をしてくれました。
そうなんです。この和樹の箱庭圃場は遊びながら稲作りをしてはいますが実は遊びではなく、より理想的な耕耘状態を体で覚えるための言わば訓練なのです。土塊を残しつつ表層部分は細かく砕かれた土で覆う耕耘こそが理想の環境と思っておりますので、理想的な耕耘状態を体で覚え、その後の生育がもたらす変化と違いを知る事が一番の目的です。

英才教育ってお金をかけることが大事ではなく、幼少期から楽しみながら続ける事こそ本当の英才教育かなって思います。
大概の男の子って泥遊び大好きですし、スコップとか道具を使った遊びって何時間でもやっちゃうくらい好きなんですよね(笑)

さあ耕耘が終わったぞ!耕耘の足りない部分は少しだけ補助をしたら耕耘は完成。
よく見ると土の表面にもまだゴロっとした土塊が残っていますが、この程度で十分です。
荒代掻き→代掻きの工程でこの土塊を中層以下に沈める際に自然と花泥が上がってくるので必要以上に土は弄りたくない。

この後はしっかり土に水を含ませて、土塊の中まで水が浸透したタイミングで荒代掻きを行った後に仕上げ代掻きを行って田植えが出来る状態に土を仕上げていきます。大切な事は”春耕耘とは良い代掻きを行う為の準備に過ぎない”という事をしっかり理解しながら行っているかどうかです。良い代掻きとは稲作りのスタートラインに立つための準備に過ぎないという事。

ん~陸上選手に例えてみると分かり易いかも知れませんね。

土作り・春耕耘は言わば”大会に出るためのトレーニング”に相当するでしょうし、代掻きは”大会当日のスタートラインに立つ前のウォーミングアップ”に相当すると言えばいいかな?んで、田植とは”大会当日のスタートを切った瞬間”であるということ。

トレーニングが不十分なら当然他の選手に負けるでしょうし、下手をしたら自分の前の記録にすら負けます。どれだけトレーニングを積んで来ても大会当日のウォーミングアップが不十分であったりやりすぎて疲れてしまったら、良いスタートも切れないし、走り出した直後に直ぐにバテてしまうかもしれません。

そうなんですよ。田植えが終わったという事は”第一部のゴール”ではなく、”良いスタートが出来たか、いきなり失敗したか”というだけの話ですが、実はスタートって一番重要にして勝つか負けるかはこのスタートの良し悪しで大半が決まってしまうという凄く大事なターニングポイントなんですよね。

皆さんは如何ですか?良いスタートが切れましたか?

2021.05.31

荒代掻きとは?

一気にブログを更新したので、この記事を含めて7話分一気に更新したのでじっくり読んでみて下さい。

最近「荒代掻きってどの程度なの?」という質問を受けるので、荒代掻きの作業途中の写真を撮ったので掲載しながら簡単に解説しようかと思います。言ってしまえば実に簡単な解説となってしまうのですが、”荒代掻きとは、荒く代を掻く”というのが荒代掻きの定義です。

下の写真が良いサンプルなのですが、これから荒代掻きを行おうとしている前方の土の状態を見ると水が全然無い様に見えるのですが、2~3分前に掻いた右側を見ると土中から水が溢れ出してきている様が見て取れます。因みに作業速度は時速5km/PTO1速・560rpm/エンジン回転数2700rpmで作業していても一撃でここまで土は砕かれ、土中に含まれていた水が一気に地表に噴出してきます。

荒代掻きが終わった場所を見ると…箒目(縦筋)も現れ、圃場表面にはトロ層(花泥)が発生していることも確認できますし、藁や草もしっかり土中に鋤き込まれて綺麗サッパリ表面が整ってきていることが確認できますが、田面をよく見るとゴロゴロした感じの土が結構見える状態も確認できると思います。これが荒代掻きです。

使用しているトラクターによっては副変速1のみ前輪倍速装置を使えるが、副変速2にすると安全装置が作動し、倍速装置が強制的に解除されてしまう機構を積んだ物もあるため、中々時速5kmでの超高速代掻きが出来ないトラクターもあるかと思いますが、単純な話、車速が半分になれば土に対して爪を入れる回数が2倍になるので、一発で仕上がる可能性もあるという事です。

正直、10a圃場をまる1日かけてせっせと代掻きしている方をかなり見かけますが、土をそんなにドロドロにする必要は全くありません。

荒代掻きは”荒”という文字がありますよね?”荒”とは荒い作業という意味です。(講師・松尾さんの受け売りですが)

荒代掻き作業なのに、丁寧に土の表面を整えてしまったらそれは”仕上げ代掻き”です。

よく見かけるパターンの一例

荒代掻き前日に水を入れ始める水がたっぷり入った状態で荒代掻きという名の仕上げ代掻きをしている数日放置して土を落ち着かせる水が多い状態で仕上げ代掻きをする中3日程度土を落ち着かせる→田植え

う~ん…仕上げ代掻き2回掻いていることが分かりますか?

また、そういった方に限って代掻き後に田圃の風下に浮き藁を頑張って回収した浮き藁の山を見かけます。
水が多いから水流で藁が浮いてしまいますし、撤去した藁は大切な地力窒素の元ですがこれを取り除く事は、肥料を抜いてしまっているのと一緒ですし、撤去した藁の下にはミミズが発生してモグラを呼び寄せます。

荒代掻きの定義を覚えれば作業そのものが変わりますよ。

2021.05.30

エリアを変えて新型爪で春耕耘した圃場の荒代→仕上げ代掻き→一気に田植えだ!(田植最終日)

5月25日の作業内容です。

ヤバイです!更新したい記事のネタはワンサカあるのですが、全然更新出来ていないです(-_-;)

本当に久しぶりの休日!5月30日は1日かけて必死にブログを更新しております。(;'∀')現在の時刻は2021/05/30/23:35!やらねば(-_-;)
下の写真の圃場は茱萸沢エリアの最後であり、今年の代掻き→田植えの最終ステージであります。ここの作業が終われば田植え終了!
やっと今年の田植えが終わる~という気持ちと、あ~あ…今年の代掻き研究の時間が終わってしまった~という複雑な気持ち…。

許されるのであれば1日中トラクターに乗ってあ~でもない!こ~でもない!とひたすら考え、反省をし、また実践を繰り返したい!
そうなんですよ!自分にとってトラクターに乗っている時間って、至極のご褒美の時間なんですよ!こんな面白い機械他にはないですよ?

研究すればする程に新しい仮説が生まれて、それに対する車速・操作・調整方法を考えながら実践してまた考え、反省して、実践する。
お客様の農が終わった今だからこそ許される特別な時間でもあり、誰にも邪魔されない自分だけの特別な時間!自分にとって一番好きなトラクターに乗って、時間と面積の許す限りただひたすら機械と地面との対話を繰り返す…。そんなトラクターだからこそ誰よりもピカピカでありたいし、完璧な整備を行って次乗る時も気持ちよく乗車したいからこそ!欲しい情報を把握できるような改造も施したいし、至極の時間に花を添えるようなカスタマイズも行いたくなってしまうわけですよ。(笑)

おっと…ついつい熱くなりすぎてしまいました。(-_-;)

下の3枚の写真は春起こしが終わって、ただ水を抜いただけの圃場の状態から、荒代掻き→仕上げ代掻き→田植えまでを一気にやってしまう圃場の様子を大体同じくらいの位置から写真を撮った様子を掲載します。

ま~この圃場はどうやって手を付けようか本当に困るような三角形ともまたちょっと違う超変形田!代掻きハローを開いたままでは隅代掻きすら出来ない難易度の凄く高い圃場ですが、今年は講師・松尾さんの代掻き研修会で大きな手応えを掴んだ大変革の年でもある為か、最終最後にして最高のご褒美がこの超変形田で実践出来るとは正直思っていませんでした。

水加減はこれ以上ない位絶妙な水加減で、圃場全体の97%は地面が露出しているという状態!通常で考えたらありえない位少ない水加減だと思うんですけど、コレなんですよ!!研修会当日もやりたかった水加減は!

しかも!この圃場の荒代掻き→仕上げ代掻き→田植え完了まで水稲部会&受委託組合で御一緒させていただいているK氏が見学されている中での作業なので、これ以上ない晴れ舞台な訳ですよ。失敗も許されないし、田植機は圃場の外で安木さんと共に今か今かと待ちわびている!こりゃたまらん!こんな贅沢なラストステージが待っていようとは(笑)

K氏に見に来てもらえるきっかけとなったのは、たまたま今日(5月25日)は水稲部会の生育調査の日で、同じ班のA氏とK氏の圃場生育調査に立ち会わせていただいたが、自分の作付けする圃場はまだ代掻きすら終わっていない旨を伝え、「ここの圃場で生育調査をお願いできればと思います~」というお話をし、今日これから荒代→代掻き→田植えまで行うんですよ~という話をしたところ、作業の一部始終を見たいとの話の流れで急遽発表会になった次第です。(笑)

この圃場における作業ステータス

荒代掻き   車速4km/PTO560rpm/エンジン回転/2700rpm/耕耘深度約10cm
仕上げ代掻き 車速5km/PTO560rpm/エンジン回転2700rpm/耕耘深度6~7cm

トラクターから見る土の仕上がり方は荒代掻きの設定で十分良さそうな感じだったが、代掻き終了後に安木さんに田植え機で圃場に入ってみてもらったところ、「もう少し土が柔らかめの方が僕好みです」という注文をもらったので、仕事が終わったと思われたトラクターは再度圃場に入場!掻き過ぎては本末転倒なので、上記の仕上げ代掻き設定にて”もう少し柔らかめ”の注文通りに仕上げてみました。
(それこそ先発の仕事を終えてマウンドを降りたと思ったら、再度お呼びがかかっちゃいました的な?嬉しすぎますね~)

写真2枚目が仕上げ代が終わった圃場の様子ですね。
変形田にもかかわらず、どうしても掻き被りしてしまう周回耕の場所もしっかり箒目も維持でき、藁・草の鋤込みも完璧に達成しつつ、圃場全域において即田植え可能な土の腰を持たせつつ仕上げ代掻きを完了させ、無事ミッションコンプリート!

田植えを担当した安木さんからも「今年一番植えやすい圃場でしたよ!」とお褒めの言葉を頂戴しました。
写真3枚目は、どうやって植えようか毎年悩んでいた変形田を完璧なまでに美しく田植えを完了させた安木さんの仕事ぶりの写真です。まるで電車の線路のポイントのような美しい曲線と直線の造形美!いや~素晴らしい!代掻き直後の圃場にもかかわらず、秒速1.75Mの最高速田植えを行って土寄せ全然無しという完璧な仕事ぶり♪素敵すぎます。植え付けされた苗の凛とした立ち姿がそれを物語っていますね!圃場条件が合わないと苗はクテ~って寝てしまいますからね。

来年の課題は、トラクターから見た土の仕上がり具合と、田植機オペレーター視線から見た”圃場の硬さのズレ”を高次元で融合し、より効率よく植えられるよう更なるレベルアップが必要だという事がわかりました。
センサーではわからない体に感じるエンジンの音の変化や、代掻きハロー通過後の土の輝きや動き方などをもっともっとよく観察して、より完璧な代掻きを超高速で仕上げるというハチャメチャにして最高に楽しくも難しいお題を自分に課して精進していきたいと思います。

2021.05.30

今年の生育調査圃場はここだ!

5月22日の田植え終了後の様子。

毎年お送りしている仁杉カントリー上エリアの圃場の様子ですが、いつも大変お世話になっている仁杉のドン(笑)から「五味さんカルテックも良いけど、たまには元肥を入れた生育調査をやってくれないか?」という要望もありましてね、カルテック土作りプラスαを続けているこの圃場で、初の変則一発肥料体系の生育の様子をお届けできたらと思います。

土作りには数種類の有機物を予めコンポキャスターを使って散布しておき、微生物資材にはラクトバチルス+硫安の混合物を散布し、これに加えてカルテック栽培でおなじみの田畑の大将・赤(酸性土壌用/水溶性カルシウム資材)を投入した圃場を耕耘するという土作り。一発タイプの肥料で、肥料成分は10kgあたり30/7/8だったかな?規定量は10a/20kg(1袋20kg入り)投入の肥料だが、土作りをしっかりやっているという部分を含めて規定量よりも少なめの施肥量で実験をする。何度も言っている部分ではありますが、所詮肥料なんて足りなければ足せば良いだけの話しだが、入れ過ぎた物に関してはどうにもならないのが農業というもの。穂肥・実肥の投入タイミングは観察と知識で十分に理解できる。天気任せの運否天賦農業では”肥料食いの悪い天候回りだった場合”どうにもならなくなってしまう。

故に、カルテック栽培で培った葉色から判断する窒素量と、施肥タイミングを見極める目をもって”あえて一発肥料を使うくせに追肥を踏まえた調整幅を持たせた施肥設計というおかしな肥料設計で挑む。”何のために省力化肥料を使っているのだ?”と思われるかもしれないが、全ての圃場で土壌分析もしてない以上、正確な知力窒素も分からないし、今年の天候の傾向なんて全くわからない以上、”平年並みの天候・気温で推移した場合での肥料食いと土作りを殆んどしていないであろう”をベースとした肥料成分の肥料を規定量入れるなんて怖くて出来ません。

10年に一度の雨?ここ最近毎年降っていますし、異常気象?ここ10年くらい毎年言われている気がします。
平年並みって何だろう?いつの統計データの平年並みなんでしょうね?天気予報ではまず言わないでしょう。
そんな不安定要素しかない今の時代に、10a/○○kgなんて言葉の信ぴょう性もありませんし。

これからの時代に合った肥料設計と調整技術こそが”確実に収穫できる作物”作りになるのかなって。
多収を望んで強気な肥料設計をして天気に恵まれれば勝ちでしょうが、そうでなかった場合のリスクを考えたら強気って怖いっすよ。

では何をもって調整するのかは追肥だと思うんですよね。
稲が足りないと言えば追加で与えればいいし、もう十分と言っていたらあげなければ良いだけの話です。
1年に一度しか田植え→収穫出来ないのですから、1年1年を大切に研究しながら楽しんでいきたいと思います。

講師・松尾さんが代掻きした圃場
現在のところ、どちらも綺麗に田植えがされていてこれといった変化はない。(田植した当日なので植え付け姿勢と田面のレベルが違う位でしょうか?)

自分で代掻きした圃場
代掻きの田面レベル出しは流石にまだ勝てませんね(笑)それなりに良い代は掻けたと思いますが、両方とも同じ肥料を同量入れての比較実験です。

2021.05.30

新型爪で春耕耘した圃場の荒代→仕上げ代掻き→一気に田植えだ!その③

5月23日の作業内容です。(笑)

先程代掻きが終わったばかりの圃場を安木さんがほぼ全速力で植えた圃場の様子(笑)
真直ぐ綺麗に植えてありますね!条間が整う事即ち!苗と苗の間隔が揃うことで均一な生育環境が整うという事。
苗の植え付けられた圃場をよく見ると、少~し苗が傾いて見えますが、これは代掻き前に土中に含まれていた水の量が多く、表層部分の土の腰があと少し欲しかったという証。荒代掻き5km/仕上げ代掻き4kmでもまだ掻き過ぎという事か!(-_-;) 代掻き翌日田植えならこの部分も完璧に修正されていたと思いますが、これは自分の仕込みの悪さと未熟さが招いた結果だと受け止めています。

でも、田植機のフロートで押さえて盛り上がった土はこの後入れる水でしっかり田面を覆っておけば不思議と消えちゃうんですよね。(笑)

2021.05.30

新型爪で春耕耘した圃場の荒代→仕上げ代掻き→一気に田植えだ!その②

5月23日の作業内容です。(笑)

新型爪で春耕耘した圃場の荒代→仕上げ代掻き→一気に田植えだ!その①で作業した圃場の次は写真下の圃場の代掻きを行う。
昨日(5月22日)の研修で得た知識とライン取りでパワーアップした代掻きの成果を早速活かすぞって事で、もっと良い代が掻ける様になるべくこれから作業を開始する圃場の土中水分量をチェック。
「少し水分が足りない感じかな?」取り敢えず、時速4kmで様子を見ながら荒代掻きをスタートしてみる。
耕耘深度は10cmでしっかり稲株・藁・草を土中に鋤き込みながら作業していくと、所々水分不足からタイヤ痕の消えない箇所が。

一通り荒代掻きを行ってから圃場全体の様子を見ると、やはり水が足りない箇所が所々有るので給水弁全開で入水しながら小休止。
この間に次に作業を行う圃場内を歩きながら水分状態をチェックしたり、安木さんの作業の様子を見たりとやる事は色々あるわけです。
水路に水があればの話ですが、水分過多の代掻きって本当にロクな事が無いので足りなければ水を足せば良い位でちょうど良いかな。

20分程勢い良く圃場に入水し、ある程度水が行き渡ったところで減水率を確認。

土中の水分が足りなかった圃場って水を入れている割に中々水が溜まらないので入水している水が土の表面を走っていくのか?はたまた圃場からプクプクと泡が発生しながら土が水を飲みこんでいるのかを確認するだけでも仕上げ代掻きを行う作業速度を決める判断材料にもなりますし、入水後に置く時間までも分かります。水の足りない圃場はいくら代掻きしても仕上がりません。

全体的には良い感じだが、所々タイヤ痕が消えきれず土がゴソゴソした感じになる状態だったので、ある程度走水で圃場に水を入れたら少しだけ時間を置いて土に水を吸わせたら作業再開という判断。

車速は3~3.5km位で浅めに仕上げ代掻きを行えば良い感じに仕上がりそうかな?
イメージは土表面に走らせた水を表層のみに練り込む感じで、表層のみトロっと仕上げて即田植え可能な状態に整えつつ、田面のレベルも整えながら田植え後の生育もよい環境で!という代掻きを狙って行ってみました。

いや~良い感じに仕上がりましたよ!
箒目もバッチリ見える状態だから即田植え可能な表層部分の硬さもしっかり再現できているし、田面のレベルもこの位整っていれば十分じゃないかな?藁や草等はガッツリ土中に鋤き込んでほぼ見えない状態!これなら田植え後に水を入れても藁や草間はず浮かないでしょう!これ位の代が毎回掻ける様になってきたらいよいよ本物か?(笑)

やはりパートナーである安木さんにとって植えやすい代を掻いて圃場を整えてあげたいと思いますし、結果、そういった圃場って生育も良いんですよね!現段階で本当に最高の代が掻けているとは思わないですが、今後も精進してもっともっと良い代が掻ける様になりたいな。

改めて思うことは、代掻き前の水加減って本当に難しいですね~(-_-;)
土中の水分が多すぎてしまうとどうにも収拾のつかない圃場になってしまいますからね…。

箒目バッチリ!中々いい感じに仕上がりました!
今の自分に出来る最高の仕事をしてみたつもりですが…如何でしょうか?ほぼ真平な圃場が完成しました!もっともっと代掻きがうまくなりたいです。

かなりレベルの低かった場所もこの通り!
土寄せらしい土寄せはせず、田面の土を引き上げてレベル出しに成功!少し水が溜まっている個所も見受けられますが、今の腕ではこの辺が限界です。(-_-;)

2021.05.30

新型爪で春耕耘した圃場の荒代→仕上げ代掻き→一気に田植えだ!その①

5月23日の作業内容です。(笑)

代掻き田植え研修会終了後、何とか100aの田植えを終わらせ、翌日は仁杉/水口エリアの7枚1(40a)を荒代→代掻き→田植えを1日でやってしまおう!ということで、カントリー上エリアの作業終了後の片づけ→水口アリアの作業準備(機械整備・爪調整・給油・燃料調達・肥料・箱剤等の支度)を急ピッチで済ませ22日の作業は終了し、23日の早朝から機械の輸送、最終チェック等やること盛沢山!(笑)

まあしかし…無茶ですよね~7枚/140aを1日で春起こし終了(土に水を含ませただけ)の状態から田面レベル出し→荒代掻き→仕上げ代掻き→田植えまでもって行こうっていうんですから無茶を超えて限界突破な愚行に思う方もいるでしょう!スタッフは3名!トラクター担当は自分で、田植機オペレーターは安木さんで、田植補助は私の妻が担当。

実は新車で購入した田植機のYR6Dですが、自分は殆んど乗っておりません!(笑)
代掻きの技術向上が面白くってこの春作業は、春耕耘&代掻きは自分が担当し、田植機オペレーターは安木さん専任という形で。
前日の内に私が代を掻きに行って、その間安木さんは別の仕事or別エリアの田植えという感じであったり、私が当日代掻き→代掻き直後に安木さんが田植えという感じで動いております。(代掻き後中数日空けてというスタイルは一切やりません)

さてさて…左下の写真を見ると、写真右上に田植機が作業している様子が見えますよね?はい先程仕上げ代掻きが終了したばかりの圃場を安木さんが元気いっぱい速度を上げて田植えを行っております。(笑)
代掻きが終わらなければ当然!田植えは出来ない訳ですから、サクッと代掻き作業を済ませてしまわなければならないのですが、除草剤の効きを左右する水持ち&田面レベルもキッチリ行いたいですし、代掻き直後に田植えをするとなると土の掻き過ぎによる土塊崩壊で”今日は植えられません!”なんて間抜けな展開も許されない訳ですよ。
丁寧な作業を最重視しつつ、作業速度は一切落とすことは許されないという極限状態だからこそ開眼出来る技術ってある問思うんですよ。

荒代掻きは時速5kmで藁や草を土中に鋤き込みながら、田面レベルを見ながら高低差を修正しつつ、爪を入れた土の状態も確認しつつ…仕上げ代掻きは時速〇kmで行ったら良いか?という部分にまで気を配りながら作業を行っていくわけです。

ただ闇雲に高速作業なら何でもいいわけではなく、あくまでも”ハローが通過した後の土の状態”が大切なので、土の崩れが悪ければ荒代掻きであっても速度は下げますし、最終的な仕上げ代の状態を予想しながらの作業速度の決定なので、仕上げ代掻きまで行いたいと思えばそれなりの速度でそれなりの仕上がりになる様に荒代?きを調整しますし、荒代掻きと思って作業を開始したら土の様子が仕上がりに近い状態になってしまうようであれば、コース取りを急遽変更し、車速と耕耘深度も変えて荒代工程を省いた仕上げ代一発仕上げという選択もします。

大切なことは”荒代?き→仕上げ代掻き”こそ正義ではないという事実。
代掻きは所詮、田植をするための準備に過ぎない。掻き過ぎの代掻きは爪と時間と燃料の無駄。無駄を省いてこそ利益は発生する。
根の生えやすい環境を整え、移植された苗が気持ちよく生育できる環境を与えることこそが代掻き作業である。人間の視線で見て”代掻きとはこうあるべきだ!”なんて発想そのものがナンセンスであり、結果、移植された苗が望まない環境であればエゴそのものではないだろうか?常に後ろにも目を配り、ハローが通過した後の土の状態こそ一番見なければならないものだと思います。

因みにこの圃場の作業速度ステータス
荒代掻き   車速5km/PTO560rpm/耕耘深度10cm/エンジン回転数2700rpm
仕上げ代掻き 車速4km/PTO560rpm/耕耘深度7cm前後/エンジン回転数2700rpm

春起こしが終わり、水を抜いただけの圃場の様子。
地面がこれだけ露出していますがこれでもまだ水が多いって信じられますか?「いやいやそんなはずないだろ!」と思う方は何かが間違っているからこの水加減では代掻きが出来ないのです。

水を抜きながら仕上げ代掻きまで行った圃場の様子
この位田面レベルが整えばまずまずの結果ではないでしょうか?
代掻きをする程に土から溢れ出す水!土中の水分量が十分だからこそ代掻き前の圃場の水が多いといった理由です。

2021.05.28

代掻き田植え研修会は無事に終了しました。

代掻き/田植え研修会を行う5月22日の直前まで大雨に見舞われ、一時はどうなるものかと思いましたが、無事夕方までガッツリ研修会を行う事が出来ました。(笑)

今回の研修会には総員19名のお客様がいらっしゃいました。
用事があって早めに帰られる方もいらっしゃいますし、少し遅れて来られた方もいらっしゃいますが、なんと!1/3の方はお昼を過ぎても帰られる気配もなく、講師の松尾さんに質問をしたり、松尾さんの話に聞き入っていたりと熱心に勉強されておりました。
また、午後から予定していた”お替り居残り研修会”へ、午前中から参加されていたお客様はナント!奥様にも是非見せたいと午後の部にも参加される熱心さ!寒い中、午後5時頃まで残ってしっかり勉強されておりました。凄いですね~♪

この田植え代掻き研修会も例年のパターンですと、”田植え研修会用の圃場”は前日の内に荒代描き→仕上げ代掻きをやっておくんですけどね、今回は一風変わったパターンを試してみようという事で…前日の仕込み無し!大雨の中、研修会圃場の水をできる限り抜くだけという仕込みだけ!代掻き/田植え研修会は当日ぶっつけ本番!という無茶な内容で行いました。(笑)

毎年恒例の30a圃場を2枚用意し、内1枚は松尾さんが荒代→仕上げ代掻きというのは例年通りですが、今年は何と!自分もトラクターのオペレーターとして参加して、松尾さんが仕上げる代掻きとの比較対象をしてみようかな?って事である種の発表会?的な部分もあるし、公開処刑的な?(笑)要素も加えて”ここまで出来るようになってきました!”という遊び要素も入れての研修会となりました。

代掻き研修会の開催は、何よりも”自分自身が一番学びたい!”というワガママから始まった事なので、学習の成果を皆さんの前で発表できるってのも面白いじゃないですか!(笑)…と同時に、自分がトラクターのオペレーターとして動くことで、講師の松尾さんは研修会に来られた人達に”説明のみに徹する”という前例の無い初の取り組みだったのではないかと思います。

今回の研修会で新たに分かったこと!

荒代→仕上げ代=この定石が全てではない

簡単に言うとですね、春起こししてから圃場に水を入れる…ここまでは絶対的に必要なこと。
で!余計な水は排除してから荒代掻きの工程に入っていくんですけど、春起こしの工程で土が十分にほぐれていれば、荒代掻きの工程が要らない場合があるんですよね。

代掻きって水を含ませた土を上から押さえつけてやるだけで花泥が上がってくる。

故に!一掻きして花泥が十分に上がってくるのであればそれ以上掻く必要はないという事実!
これには驚いた!だから絶対この車速で代を掻けば良いなんて定石すら存在しない。
代掻きしてみて掻き具合が足りなければ車速を落とすか、仕上げ代掻きに移行すればいいし、掻き過ぎと思えば車速を上げるだけの話。

但し!掻き過ぎてしまった土は時間が経たないとどうにもならないため、掻き過ぎだけは気を付けたい。
除草剤の効きを左右するのも代掻き次第だし、稲の生育を決めるのも代掻きと思うと…こんなに面白くて難しい作業って他には無い!

失敗が許されない一発勝負の代掻きって本当に面白いし、シビレますよね~( ´艸`)

追伸
本当に驚いた事実~あれだけ素晴らしい仕上げ代を掻く松尾さんがナントナント!人生初の田植機乗車という事実(爆笑)
これには笑わせてもらいましたよ!理想的な耕耘に関する方法と知識や、代掻き後即田植え可能な代とは何ぞや?とか、根の生えやすい代の掻き方が~等々、人を魅了する技術と知識の宝庫である…言わば神のような松尾さんが、自分自身が田植機に乗って田植えをした事が無かったという面白すぎる事実!恐らく誰も想像もしなかったのではないでしょうか?(笑)

言い換えれば、予約が取れないミシュランガイド3星レストランのシェフが、自分で作った料理を一度も口にしていない位の驚きでは?
松尾さんが仕上げた圃場の田植えって、激レアのご馳走以外何物でもない究極の贅沢なんですよ!それが…それが…(笑)

実演の神!初めての田植機はヤンマーYR6D密苗仕様の自動操舵付き!
東〇ポ三段ぶち抜き一面トップ級?のネタは、当社が今年買った新車の田植機なので嬉しさ倍増ってもんですよ♪

オープニングの私が代掻き中の模様

多くの方がいらっしゃいました♪

松尾さん何と人生初の田植機を運転!

2021.05.16

令和3年5月22日?は代掻き/田植研修会です!

今年もやりますよ~♪代掻き/田植え研修会!

毎年恒例となりました皆様の田植えが終わってからの代掻き田植え研修会!
コロナ過ではありますが、野外イベントという事もありまして今年も元気いっぱい!代掻き田植え研修会を行います。

新型コロナウイルス感染防止の観点から、密を避けるために新聞等のメディアを使ったイベント告知はしておりません。
参加を希望される有志の方のみを招いての研修会となりますので、飛沫感染対策(マスク等)を十分に行ったうえでご参加ください。
また、今年は新型コロナ感染症防止の観点から、㈱ヤンマーアグリジャパンの協賛を得ておりませんので、YTトラクターは参戦しません。

場所は毎年恒例の仁杉の30a圃場!”JA御殿場さんのカントリーエレベーター西側圃場”富士山側の圃場で行います。
講師は現代農業でもおなじみの、コバシ工業から松尾 泰樹さんに来ていただきます。

タイムスケジュール

令和3年5月22日(土) 雨天決行!

AM8:00~    自分で30a圃場を荒代→代掻きやってます。(オペレーター:五味伸章)
AM9:00~    代掻き研修会スタート予定 講師:松尾 泰樹様
AM11:00~ 直進アシスト付き田植機による田植え研修会(体験試乗可能)
AM13:00~ 居残り代掻き研修会(予定)

持ち物

やる気
雨具
筆記用具
お弁当(居残り研修希望の方のみ)
マスク・メガネ等(飛沫感染対策品)

出品機械

ヤンマー/EG334
コバシ   /TXF350(代掻きハロー)
コバシ   /KJM180-4SYDX(参考出品)
ヤンマー/YR6D(密苗仕様)

今回の見どころ!

AM8:00~松尾さん直伝?の代掻きを自分の手で行います。(オペレーター:五味伸章)
笑い者になるか?はたまた称賛を浴びる存在になれるか?(笑)ぶっつけ本番の荒代→代掻きを行います。
笑い者になったところで、伸び代があると受け止めて精進するだけなので温かい目で見守ってあげてください。(笑)

AM9:00~講師:松尾 泰樹さんによる本家本元の”硬い代掻き理論”を自分の目と耳で感じ取っていただきます。

AM11:00~ヤンマーが誇る密苗田植え機:YR6Dによる代掻き直後の圃場の田植え実演を行います。代掻き後、数日置かなければ田植できないなんて過去の話!硬い代掻き理論が何をもたらすのか?自分の目でしかと見届けて新しい農業を知りましょう!

AM13:00~居残り研修会!まだ学び足りない!というやる気に満ちた有志は、お弁当持参でご参加ください。

参加費

もちろん無料!

昼食の準備はしておりませんので、居残り研修を希望の方は”お弁当持参”でご参加ください。
お食事の際は、自家用車等の中で飛沫感染対策をしたうえでお召し上がりいただきますよう重ねてお願い申し上げます。
参加自由の無料研修会ですので、お友達をお誘いあわせの上ご参加ください。

また、翌日5月23日(日)は、仁杉:大乗寺上の圃場にて、トラクターオペレーター五味伸章による荒代→代掻きの直後に、田植機オペレーター安木雄太による連続田植えを行います。(笑)
優秀な田植えオペレーター安木雄太が背後に迫る中!安木さんの手を止めることなく、時間がかかるとされる荒代→代掻きで無事逃げ切る事が出来るか?一進一退の代掻き/田植えバトルをその目で見届けてください!(我々にとっては普通の代掻き/田植え作業なのですが、傍から見たら常軌を逸した作業風景になると思います。)

2021.05.15

春耕耘開始!耕耘爪の性能やいかに?

5月14日…やっと…春耕耘が始まりました!(笑)

下の写真の左側の圃場は田植え終わっていますよね?
はい…これから耕耘をする圃場の地主さんの圃場なんですけどね、既に田植え終わっております。(代掻き・田植えは当社で請負作業で作業させていただいております)周囲との作業のずれがここまであると面白いですよ?(笑)
さてさて、草だらけになっているこの圃場ですが、現在装着しているコバシ・ハイパーローター/KLM180にコバシの新型ロータリー/SF型の爪を移植した耕耘性能がどれだけ進化したかこの目で確かめてみよう!というわけで、春耕耘作業を実施しました。

圃場を借りた当初はここまで草の生える圃場ではなかったのですが、しっかり土作り&深くしっかり耕耘を続けてきた甲斐あってほぼ圃場全体に草が生える状態になってきました。単純な話、植物にとって住み心地の良い土になってきたという事です。

しかし、草だらけになった圃場の草はしっかり土の中に鋤き込んでやらねばなりません。
田植えの際に草があったら邪魔ですし、緑肥として稲の成長の糧となっていただきましょう!
草だらけの圃場をキッチリ仕上げるためには耕耘理論による速度と深さも大切ですし、ロータリーの性能と爪の状態も大きく仕上がりを左右しますし、土中水分の多い少ないにも影響を受けます。土中水分が多いほど鋤込み性能は上がりますが、砕土性が失われるので、これから水を含ませようとする荒代・代掻きを控えた春耕耘では出来るだけ水分はない方が望ましいでしょう。

と!なると、車速・耕耘深さを同じにした場合、ロータリーの基本性能と爪の性能がはっきりと表れるわけですよ!
結論から言うと…素晴らしい!ここまで変化するとは正直思っていませんでしたよ!
凄いですね~爪の進化をハッキリと体感出来ましたよ!新型の爪を装着したロータリーは今まで使ってきたものと同じなだけに、誤魔化し様の無い性能の違い!
SF型は更に爪配列の見直しと、リヤカバー(整地板)の形状の見直しもかかっているので、更に凄いんだろうな~♪使ってみた~い♪

トラクターの乗り方一つで圃場の状態も変化するし、作物の出来も左右する凄い機械なんですよ。
そのトラクターに装着する作業機一つで結果はまた変化するので、作業機選びって本当に大事だし、奥の深さから楽しさも無限大です。

耕耘前の草だらけになった圃場の様子

耕耘が終わった圃場の様子

運転席から見る実際の作業風景

いや~凄い鋤込み性能ですよ!
これだけ草だらけの圃場が、綺麗に鋤き込まれている様を見ながら耕耘するのは本当に楽しいです♪
昨年も似たような環境下での鋤き込み云々に関しての記事を書いた記憶があるんですが、明らかに鋤込み性能がアップしていることを実感できました!従来の爪よりも”爪の曲がった部分の長さ”が1cmだったかな?長くなった事で土をひっくり返す能力が向上した!いわば超高反転ロータリーのコバシ/FTFロータリーに近づいたわけですね。
FTFは土中水分が多すぎると、爪が土を抱いてしまう気があるので、条件をあまり選ばない汎用性の高いKJMに新型の爪の組み合わせはかなり良いんじゃないかな?(もちろんSFはもっと良いはずですが)

2021.04.20

耕耘用ロータリーの爪を交換してみました。

春作業だ!良い稲つくりの原点は良い耕耘から始まる!
良い耕耘ってどの様な条件が揃うと良い耕耘が出来るのだろうか?

耕耘理論に基づく車速2.5km/h PTO540rpm という設定で荒くしっかり土を掘る。

耕耘爪は土に対して”砕土反転”という仕事をしている訳ですが、爪が地面に食い込んでいく際に土を砕きながら進んで行き、円運動の最深部から爪が上がってくる際に土を反転させるという仕事をしていますが、土を反転させる際に一番重要となる部分は爪の形状と幅です。

鍬で耕耘する時をイメージすると分かりやすいのですが、幅の狭くなった鍬で効率良く耕耘出来ますか?
また、鍬の鉄の部分が減った(擦り減って短くなった状態)で深くしっかり耕耘出来ますか?出来ませんよね?
そうなんですよ。当然ですが摩耗が進んだ耕耘爪で効率良く理想的な耕耘は出来ないんです。

今、自分が使用しているロータリーはコバシのハイパーローターKJM180/4SYDXというロータリーで、元々ハイパーZ爪という高反転・高耐久を売りにしている爪が元々装着されているが、今まで以上の反転すき込み性と砕土性が向上した新開発の爪が流用できるという情報をキャッチし、早速自分のロータリーに装着してみるとか~という事で爪交換作業を開始!(ワクワクしますね!)
コバシの新型ロータリーSFシリーズに装着されている新型フランジ爪!何と愛称なし!KZ2505という可愛さの欠片もない名前の爪を装着してみました。コバシの爪って”とくとく爪”とか、”快適Zプラスワン”といった爪の愛称がつくんですけどね~(;'∀')

なんでもこの爪は、潜水艦のペラ(推進力を得るプロペラ)を基に開発された爪だそうで、泥捌けの良い理想的な形状を追求した非常にマニアックなアイテム!(潜水艦は静かさが命だそうで、水を切って進むペラの形状は耕耘爪のソレにも流用出来る技術だそうですよ?)そんな愉快なコンセプトで開発された爪なら付けない訳にはいかないじゃないですか!
自称耕耘マニアな自分は、良い耕耘が出来た際には大喜びして写真を撮ってしまう始末!逆にダメな耕耘をしてしまった際にも写真を撮って研究ネタにするというマニアぶり(笑)より理想的な耕耘がしやすくなるという爪は、これ以上ない最高のネタな訳でして。(笑)

爪交換する前の状態

交換するほど減っているようには見えませんね…まあ実際それほど減っているわけではない。

新型の爪(緑)と極み爪(橙)

コバシの最新型SFロータリーに採用されている緑色の新型爪を流用!興味深いのは橙色の極み爪!何と一本6000円超!

交換した爪と新品の爪を比較

やはり並べてみるとその差は一目瞭然!減っていない様に見えた爪も減っているんですね~(-_-;)

爪交換が終わったロータリーの全体写真。

両端にのみ極み爪を装着し、それ以外はKZ2505を装着ししてみました。(爪の長さも形状も全く同じ)2種類の爪を使い分けた理由は、両端の爪は仕事量が多いのでどうしても中央の爪よりも早く減ってしまうという特性があるため、KZ2505の3倍の耐久力を持つという極み爪を両脇にレイアウトしてみました。(厳密には後輪の真後ろの爪も踏み固めた所を耕耘する事となる為ヘリは早くなる傾向です)
爪交換にあたって爪の摩耗具合を測定してみた結果、負荷の少ない箇所はやはり摩耗は少なかったものの、タイヤの通過するラインの爪は1~2mm程度多く摩耗がみられ、両脇の爪は負荷の少ない爪と比較して4~5mm程度多く摩耗していた。

しかし驚いたのは、今回交換した爪は延べ耕耘面積50ha前後の耕耘を行ってきたが、新品と比較して10mmも減っていなかったことですね!御殿場の土質は爪の減りやすい地域と減りにくい地域での差が凄まじいのは地元では有名な話。請負耕耘と自社作付け圃場の耕耘はR246上の爪が減りやすい地域ばかりの耕耘してきてこれしか減っていないのは驚異的な耐摩耗性であることが分かった。

今回の爪交換にあたり、両脇にチョイスした極み爪は爪の下側にタングステンというそりゃ~もう半端じゃない程硬い特殊合金を溶着させた超超高耐久の爪な訳ですよ!ご存じの方少ないかと思うんですけど、爪の摩耗って地面を掘っている時よりもロータリーカバーの内側に付着した泥と擦れ合っている時が最も爪が減るという事実!驚きですよね~♪

この極み爪は、地面の一番固い部分とロータリーの内側で擦られる部分にタングステンを溶着してあるので前例の無い超超高耐久を実現した夢のような爪だ!しかーし!間違ってもらっては困るのが”単なる超超高耐久”であることで面倒な爪交換が減るという話ではなく、高性能な状態の爪がず~と持続するという事!すなわち!理想的な耕耘が長時間にわたって安定して行う事が出来るという事が一番大事なポイントなんです。(昔、ほこたてという番組で、最強のドリルと最強の金属の戦いで使われたあの金属がタングステンです)

型に流し込んで作った爪に、コバシのZ合金と呼ばれる合金を溶着させ、更に爪の下側にはタングステンを溶着させるという尋常ではない手間暇がかかる逸品で、職人が一本一本手作りで作り上げる至極の一品!耕耘爪としては変態的な値段ではあるが、高い性能とその性能の持続性を考えたら一本6000円超の値段も納得の値段かな~(笑)

そんな訳で、俺のEG334/N-spec2はさらなる進化を遂げて2021シーズンを突っ走ります!

2021.04.10

作業効率アップとさらなる高みを目指してパワーアップ!

土作りこそ農業の原点だ!

自分の作業ルーティーンは、秋に様々な有機物や微生物資材を圃場に投入してから耕耘するというスタイルで行っています。
米糠・鶏糞・微生物・硫安・カルシウム資材等様々な物を圃場に散布してから耕耘するのですが、有機物資材系は秋耕耘前に予めコンポキャスター等で散布出来るし、散布したまましばらく放置しても全く問題ないが、微生物資材は特性上”散布後放置”というのは非常にまずい資材なんです。(有機物は単なる有機物なので放置しても全く問題ないが、微生物は生き物なので放置はまずい!)

微生物には好気性菌と嫌気性菌という大まか2種類存在し、好気性菌は空気がある状態を好み、嫌気性菌は逆に空気がない環境を好む。居心地の良い環境を与えると本領を発揮し良い仕事をしてくれるが、逆に好まない環境を与えると全然仕事をしないし、下手をしたら他の微生物に駆逐されて消滅してしまう。
一概には言えないが、嫌気性菌は空気を嫌うと同時に紫外線も大敵という特性を持ったものが多く、圃場に嫌気性微生物を散布した後に耕耘しないまま放置してしまうと、紫外線により殺菌されて死滅してしまう恐れがある。
微生物資材散布後は速やかに耕耘し、土中に鋤き込んで紫外線から守ってあげなければなりません。

機械屋さんと同時進行で農業を行う場合、仕事の合間を見ながら予めコンポキャスター等で散布予定の有機物を散布しておいて、ラクトバチルスと硫安を混ぜて準備をしておき、耕耘できそうなタイミングになったところで微生物資材を背負い式動力散布機を使って散布してから…ようやく耕耘という流れとなるのですが、「さあ!耕耘に行くか!」というタイミングでお客さんが来店されて耕耘に行けなかったり、突然の出張修理に呼ばれて耕耘にけなかったりという問題が発生する事もしばしば。(-_-;)

この様な問題を解決するためには”工程数の削減”という具体的な対策を立てなければならない段階までやってきました。

散布予定の有機物?あらかじめ準備
有機物の散布作業?合間を見ながら今まで通り作業
微生物資材の準備?合間を見ながら今まで通り作業
微生物資材の散布?ここは改善の余地あり
耕耘作業?仕事の都合と、圃場条件を見ながら作業

今後を見据えて面積拡大や作業効率アップを視野に入れた場合、○○をしながら○○を同時進行で…という効率アップは命題です。
あれもしなきゃ…これもしなきゃ…と時間に追われて仕事をすると大概良い仕事は出来ないし、効率も下がってしまいます。

現在問題となっている”微生物資材の散布”は、予め準備しておいた資材を散布してから耕耘するという3つの仕事で構成されている。

①散布資材の準備
②準備した資材を動散を使って散布する
③圃場の耕耘

①の作業はA資材とB資材を混ぜるという単純な作業ではあるが、現在2人作業で混合しているが、後々混合する別の何かを使って1人作業で対処すれば時間効率も上がるが現在はそれほどの問題になっていないのでこのままでも今は問題ない。

②問題はこれだ!1?予め準備しておいた資材を散布圃場まで運ぶ→2?動散のタンクに補給する→3?動散を背負って資材を散布する→2?→3?を繰り返す→4?耕耘に向けて準備をするという流れになるわけだが…面積が少なければ問題ないが、面積のφが変わると話が変わる。

③の作業も、実は②の影響を受けると同時に天気の影響をかなり受ける作業となる。耕耘する圃場が湿っていると精密な耕耘作業が出来ないし、砕土と反転という耕耘本来の目的が達成しにくくなるという問題も発生してしまうため、出来るだけ圃場は乾いた状態で耕耘したいというのが正直だし、仕事の合間を縫って…となってくると更に作業出来るスケジュールは限定されてくる。

現在②の作業を行う場合、③の作業を見据えて行う必要もあるし、仕事の都合と相談しながら…であると同時に、圃場の土中水分状態も視野に入れながら…となってくると正直作業出来る時ってあるのだろうか?という位条件が限定されてしまう。

しかし!②と③の作業が同時に行えるとした場合話は大きく変わる!
資材散布と耕耘作業の同時作業が出来ればこれほどない作業効率アップにつながる。

では資材散布と耕耘作業の同時作業が達成できる機材は何をチョイスするか?
トラクターのバンパーに装着できるグランドソワーを選ぶこともできるが、フロントウエイトの同時装着が不可能となってしまうと同時に、散布幅も140cm・170cm・200cmという3種類があるが、現在装着しているロータリーは180cmなのでベストチョイスとは言えない。

実は以前から気になっていたアイテムが!
タイショーのグランドソワーUX-MT-GP!ロータリーに装着するタイプの肥料散布機。
GPS対応で、車速連動だから圃場全体の散布量もほぼ正確に整うという優れものだ!

ロータリー側の装着が終わった様子

グランドソワーUX-MT-GPの取り付けベースを装着し、本体を装着した後にオプションの少量ロールを装着(10a/10kg散布対応にするための必須アイテム)し、前車(ゲージホイール)付きのロータリーのため、本来であれば6本の散布ホースだが、これまたオプションのゲージホイール対応の4本仕様に変更してゲージホイールを回避してこれに対応。肥料散布パイプの固定用資材の切った張ったを繰り返してようやく装着が完了した。
ここまでの装着時間にして4時間くらいかかったかな…(-_-;)

本機側にコントローラーとGPSアンテナを装着

付属のGPSアンテナが大きく、配線を通す用のサービスホールからアンテナが出せないという問題が発生したが、アレコレ加工して何とか回避しました。(-_-;)

実際の作業風景

ちょ~っと分かりにくいんですけどね…散布ホースの前側から白い物(ラクトバチルスと硫安の混合資材)がばら撒かれているの分かりますか?散布口の位置と高さを調整して斑無く綺麗に散布出来るように調整しました。
グランドソワーUX-MT-GPを装着したことにより、微生物資材の散布と同時に耕耘するという夢が叶ったと同時に、半端ではない作業効率アップを達成する事が出来ました。

2021.04.01

お詫び

現在、ホームページリニューアルに伴い”機械屋さんのお米育成日記”の過去の日記が閲覧出来ない状態です。

原因は、以前まで使っていたホームページと今使っているホームページは全く別データになります。
故に!過去の日記データを新しいホームページのデータに一個ずつコピーしなければならないのですが…仕事が忙しすぎて、ホームページのデータ移行作業を行っている時間が取れていないのが現状です。_(._.)_

本来であれば最新の春作業のアレコレとか載せたいネタもたっぷり有るんですけど、それすら掲載出来ないほど大忙しの状態が続いております。機械もキッチリ整備して、最良の状態で送り出そうと頑張れば頑張るほど次々と機械の整備修理がやってきまして…。(;'∀')
また、「農業のアレを教えて欲しい!」という(耕耘理論・生育理論・購入すべき機械のアレコレ等)お客様も多数お見えになりまして、なかなかホームページの更新が出来ず、更新を楽しみにしておられる方々へ本当に申し訳なく思います。

皆様の田植えが終わると、請負案件の春作業がスタートし、それが終わるとやっと自分の農業が始まるといった流れでして…(-_-;)落ち着くのは5月末頃かな~という感じです。

過去の日記のデータ移動まで今しばらくお時間をいただきたく思います。

2021.03.26

認定農業者になりました!

じゃじゃ~ん!御殿場市の認定農業者になりました!
ちなみにこれは御殿場市農政課様から頂いた記念品です(笑)
正式な書類は認定番号等があるのでここでの公表はやめておきます。(;'∀')

昨年の11月からブログの更新が止まってしまっていて本当に申し訳ありませんでした。

お陰様で仕事は大忙しで、この記事を書いている令和3年3月4日までブログを更新している時間が全然なくって本当に困っておりました…。掲載するネタはアレコレあったのですが、修理・整備・商談・納品・農業の事アレコレ・事務仕事等やる事が多過ぎてこの時期まで来てしまいました。(-_-;)

ではまず令和3年の最初のネタは昨年5月に”認定農業者”になれた事から報告したいと思います。

なんと言いますか…自分は元々農家ではないので”農地を一坪も持っていない”わけです。(;'∀')
農家資格は農業を始めて2年目に”農地法三条申請”という農地の貸し借りをする正式な書類にて無事取得できたわけですが、今後の農業事情等を考えていくと、認定農業者は取っておくべき資格の一つと思って頑張って取得した次第ですが、用意する書類とか、5ヵ年計画のアレコレとかま~ホント大変でした。

申請すれば誰でも取れる資格ではないのが認定農業者。
5年後に”農業収入”で○○○万円以上を目指すという明確な目標と、それらを裏付けする緻密な計算と計画も必要で、現状は○○だから●年後に○○を導入して面積拡大と売り上げの上昇を目指す~的な全てにおいて計画と実行が必要なんです。故に!普通に米を作って1haの面積で認定農業者を目指せるかというと…ダメなんです。(-_-;)

勿論!米農家として1ha~でも認定農業者は目指せますが、5年後に達成していなければならない決められた最低目標農業収入以上の数字を叩き出す実行可能な計画と、裏付けさえあれば認定を受ける事は可能ですが…認定農業者を取得するにあたって沢山の書類を作成し、その計画書を基に事前審査を受けるのですが、、無茶な計画であればこの時点で選別落ちは確定してしまうので、最終審査に行く事は出来ません。
無事最終審査にコマを進めても、最終審査は十数人の専門家の方々を相手に面談を行い、様々な観点から「○○の導入について詳しく聞かせてください」とか、導入を考えている○○にはこういった問題があると思われますがどの様にお考えですか?」といった感じの具体的な説明を求められるシーンが結構あるんです。(笑)

この認定農業者という資格は一度取ったら終わりではなく、5年間有効な資格です。
故に!5年後にはまた再認定を受ける必要があるので、きちんと5年間走り続けてしっかりとした実績を積めば問題無いので、5年後もまた再認定されるよう頑張ろうともいます。

2021.03.25

ホームページを全面リニューアルしました!

5年間お世話になった当社のホームページは、契約期間満了により更新時期を迎えました。

今回のホームページ作成依頼も前回と同じ名古屋に本社を置く㈱ジャパンネットさん。
ホームページ制作会社は沢山ありますが、本当に信頼出来る会社って何社あるのかな?というくらい怪しい会社が多い。
正体不明な怪しいホームページ作成会社から多数のアポ電話が来ますが、ジャパンネットさんと付き合っていたら一切の不満がないので、他社に乗り換えようなんていう気に一切ならない位の対応力です。(笑)

「こんなイメージでホームページを更新したい」と相談すると、電話で丁寧に説明してくれたり、パソコンを使って遠隔操作で親切丁寧に教えてくれます(なんと無料!)し、営業担当さんも絶妙なタイミング(ウザくもないし、疎遠にもならないタイミング)でちょくちょく訪問してくれます(笑)ホームページを…何てお思いの方が居たら是非お勧めの会社ですよ!

まずは大きな変更点からご紹介!
ホームページ完全リニューアルしました!見やすくスッキリとしたデザインに変更しました。
スマホ対応になりました!スマホからでも当社のホームページが閲覧しやすいようになりました。
セキュアSSL対応しました!セキュリティーの強化により安心して閲覧できるようになりました。

5年前、自社のホームページを作ろうと思ったきっかけは”自分で農業を始めたこと”が最大の要因です。
ただ、農業機械屋さんのホームページって結構放置ページになっている事が多いんですよね…(-_-;)
お店オリジナル商品を作っている所も中々無いでしょうし、展示会等のイベントも年数回有るか無いか?というのが現状で、正直な話!それほど更新するネタがない!(笑)精々中古機が入荷してそれをネタに更新するくらいなものでしょうか?(-_-;)
その結果、更新意欲も徐々に無くなって…結果的に存在するだけの放置ページになっているようです。

しかし!自分で行う農業をネタをホームページ更新の主軸にすると話は変わります。
機械屋さんならではの視点から見た機械の良い部分と悪い部分のネタであったり、実際にその機械を使ってみた正直な感想であったり、農業をしていく中で新たな気付きや失敗のアレコレ。

農業機械って使ってみて分かる事って本当に多くあるんですよね。
当然ですけど、商品カタログやメーカーの営業担当さんも機械の悪い部分なんて言いません(ただ知らないだけなのかもしれませんが)し、商品を購入しようかどうか検討するにしても良い部分しか知らされないのが現実ですよね。

例えば…以前オーレックの2面同時に草刈りできる畔草刈り機を実演してみたくてメーカーから借りたんですよ。
使ってみたら中々いい感じの機械だったんですけど、使用している内に違和感を感じた部分がありまして。左手でクラッチレバー押さえるように握るとベルトのテンションが張って走行(作業)が出来るという方式のクラッチレバー。
作業機(草を刈れる部分)は左側が折れる仕様で、圃場の内畔を刈る事が出来るという優れもので、田圃の内畔を刈る場合は反時計回り(左回り)で刈ることになるんですが、田圃の内畔を刈ろうとした場合、機械自体は左側に倒れこむような姿勢をするのに左手でクラッチレバーを押さえなければ使用できないクラッチレバー…ということは、右手側はかなり頑張ってハンドルを押さえつけないとバランスをとる事が出来ないというアンバランスさに気が付きました。(ザックリ言うと右手が凄く疲れたんですよね)

その時感じた正直な感想をメーカーに伝えたところ…翌年出たモデルは仕様変更がされていました。
従来通り走行クラッチレバーを押さえても使えるし、支点位置を上下入れ替えることで握っても使えるように改善されておりました。
文章で機構について説明するのは難しいのですが、左手は押さえるのではなく、握るの動作になることで機械の左側を持ち上げやすい姿勢になるんです。こういった部分は使って初めて知る部分なんですよね。

写真から分かりますように…この機械は改良が加えられてから購入しました。(笑)
だって納得していないのに買いたくないじゃないですか!

問題となった走行クラッチレバー

写真のクラッチレバーは現行型の物で、下からレバーを握ることで走行クラッチが入り仕組みの物ですが、レバーの上側に謎の円柱状のパイプがあるでしょ?以前のモデルは上側の支点位置しかなく、レバーを押さえるように握らなければならなかった頃の名残です。

以前の方式が慣れているという方のために上側支点方式にも対応できるように配慮がされていることがわかります。

ただ、自分としては現在の下レバー式の方が使いやすいので嬉しいアップデートでした。

この様な感じで自分が農業を行うことで新しい機械に触ってみた?商品の問題個所・不具合?に気が付いた?メーカーへユーザーの声を届けた?商品の改良が加えられた?後に買う方が幸せになる。
面白いじゃないですか!買って満足した方に一生会うことはない方かもしれませんし、お会いするかもしれませんが結果オーライですね。

オーレック製の畔草刈り機を買った方は”左手の走行クラッチレバー”を確認してみて下さい。(笑)

お問い合わせ

0550-89-0668

【営業時間】09:00~18:00
※農繁期は無休営業です

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